2025/04/29

春の叙勲


私の恩師である須澤通先生が、令和7年の春の叙勲で、瑞宝中綬章を受章される事になりました。

信大人文からは長らく受章がなかったそうで、しかもドイツ語、しかも現代語でなく語史の分野で、というのは、先生ご自身も大変驚いておられました。

今の私があるのは、先生のお陰です。
本当に、おめでとうございます。




先生お薦めの絶景ポイント。

ただいま!



菜の花畑が満開のドイツに、無事に帰ってきました。
メールやコメントのお返事など、今暫くお待ち下さいませ。





2025/04/13

25周年の春



森にも春が来た♪


渡独して、もうすぐ25年を迎えます
あの年もイースターが凄く遅くて(確か今年よりも遅かった)、ドイツに降り立ったら、連翹や桜が美しく咲いていたのが、今も目に焼き付いている。

独和辞典を、最近また引っ張り出してきた。
もう何年も使っていなかったのに、何故また必要になってきたかと言うと、実は別の用途。
よく使うドイツ語で「これって、日本語で何と言えばいいの?」というのが、最近増えてきたの。それが25年の長さなのかな。
ネット翻訳では多数意見になれば間違いでも罷り通るので、辞書の一語一語の重みって、やっぱり凄いなあ。




私のは、小学館の独和大辞典コンパクト版(←Amazonリンク)。買った時に「大辞典?!そんな高いのを」と言われたけれど、兎に角何でも載っている感じで、ネット検索なんてものがなかった当時、よく助けられた。
留学前、せめてもこれで人体の部位の名前を少し覚えたのだった。

余談
ドイツ語は単語が長いので、「どこで区切ればいいのか判らなくて、パッと読めない」と言われる事がよくあるのだけれど、日本語だって負けちゃいない。
広告で出て来た「Sanyoonoda city」が、「何?さにょおーんおだ??」と、パッと読めなかったわ・・・。




渡独四半世紀という節目で、当時の日記を公開していきます。
■「どくとるくまの今は昔」、近日スタート♪

最後まで続けられるか不安はあるけれど、大変な時にこそ初心を思い出すのはよい事だと思うので、頑張ってみまーす。

それで、こちらのブログは、イースター休みを頂きます。
医院で週60時間労働くらい+当番医バイト+ワンオペが暫く続いたので、ちょっと骨休み。





2025/04/09

怒涛の日々のお弁当みっつ



晩御飯からの取り分け弁当。
・豚挽き肉、白菜、生椎茸、ベアラオホ(ラムソン)の炒め物
・人参サラダ
・海苔サンドふりかけ御飯

トイレを掃除し、洗濯機を2回まわしたら、もう夜中。

* * * * *

その翌日は、朝7時前に子ども達を学校に送り出して、私は医院へ。
お昼休みには時間外診療、そして往診。
ちょっとお昼寝して、妹こぐまを迎えに行き、また時間外診療。
そのまま晩の診療になだれ込み、20時迄。
不調の夫にビタミン点滴している間にお風呂。台所を片付け、残り物を自分の晩御飯として立ち食いしながら、お弁当作り。



ブロッコリーはお弁当の分だけさっと蒸そうかと思ったのだけれど、私の晩御飯も少なかったし、蒸しておけば皆があっと言う間に食べ尽くすので、頑張って全部蒸して、私もモリモリ食べた。

終わったらまた医院に戻って、事務仕事を続け、それが終わったのが23時頃。

* * * * *

そのまた翌日は、朝7時から診療して、お昼過ぎ迄。
大急ぎでスーパーに買い物に行き、台所に駆け上がって晩御飯の用意をし、炊飯器を仕掛ける。
10分だけ横になって目を閉じて休み、時間外診療が始まり、20時迄。

終わったらすぐ、お風呂の用意をしながらお弁当を詰める。



晩御飯から取り分けた、白菜と人参と挽き肉のあんかけ。
玉子焼きだけ作り、前日の蒸しブロッコリーを添えて。

お風呂の後、残り物を一皿持って医院に戻り、食べながら事務仕事を22時迄。

* * * * *

本当にね、医院と住居が同じ屋根の下でなかったら、我が家は破綻していたと思う。実は、夫が「無理」となった時、家事手伝いを頼もうかな、とか真剣に考えていたのだけれど、私のワンオペ、まだいけるなー。




おまけ。見て、見てー!
土曜日に当番医バイトに行った帰り道のスーパーには、半額がいっぱい。
トマト500g、キュウリ750g、パプリカ400gで、合計3.57ユーロ!この値段なら、ケチケチせずに使える♪


過去記事





2025/04/06

開院5周年、サクラサク


早いもので、開院して5年が経ちました。それで絵葉書を作って、当時力になってくれた人達にお礼状を書いたり。

(クリックすると大きくなります)

こぐま達もまだ小さかったし、コロナ第一波の中で、本当にバタバタだったなあ・・・。絵葉書を作る時、当時の写真の日付を見て「えっ、開院一週間前でこの状態だったの?」と、改めて驚いた。




開院前はやる事が多過ぎて、普通のToDoリストでは長くなり過ぎるので、付箋に書いて貼り付けては、終わったものを捨てていた。
左上のは、診療時間をどう設定するのが賢いか、考えていたメモ。診療時間に関しては、自分達が一週間を長く感じない、息切れしないというのが凄く大事なので、これは大満足。

経済的には、この1年強、当番医バイトをしまくって、やっとの事で「何とかトントンで、食べていける」レベルが見えてきた感じ。2024年なんて、1年52週のうち27回も当番医バイトしたもんね。平均して2週末に1回か。頑張ったぞ、私。
巨額のマイナスからのスタートだったし、大きな後払いも多分まだあるので、まだまだだけれど。それでも本当に久しぶりに、銀行口座を開けてみて、はあーーーっと深く息をできる日が出現した。それが全くないのがずっと続いていたので、束の間であっても出現しただけで大進歩なのだ。
本当は5周年の前に後払いを全て終わらせてしまうのが目標だったのだけれど、税理士に問題があったので、まあ仕方がない。

食事会ばかりでも能がないし、社員旅行する程の気力もお金もまだないので、今回は「誰もが喜ぶ、自分では余りやらない贅沢を・・・」と考えて、皆をウェルネス日帰りパックにご招待♪




クレオパトラ風呂、全身パック、アロマオイルでのマッサージ、最後に発泡酒で〆。

いやー、体がふにゃふにゃになったわ。マッサージの後など、台にめり込むような重力を感じて、ちびくろさんぼのトラみたいに溶けちゃいそうな気分だった。

スタッフ達もつやつやの顔で大喜びしてくれて、よかった♪




うちの庭のソメイヨシノ。




可愛いなあ♪

皆様のコメントに支えられながら、何とか5年、持ち堪えられました。
ありがとう、ありがとう。





2025/04/04

朝の即席弁当


私は普段は、前の晩にお弁当を作ってしまう。
でも晩の診療があって、その後時間外が続き、お弁当を作るには疲れ過ぎていた。よし、まず寝て、朝少しだけ早く起きて、ささっと作ろう。寝る前に炊飯器だけセットしておけば、何とかなるだろう。

それで夜更けにお米を研いでいたら、兄こぐまが「何してるの?」と覗きに来て、「明日のお弁当の準備だよ」と言ったら、「そんなの、ママ、大変じゃん!僕たち、自分でできるから、いつも作らなくてもいいよ」と言ってくれて、じーん。
でもさ、私が作ったら嬉しいでしょ。だから私も君たちのためなら喜んで作るんだよ。

ベッドに入ってから、「買い物に行けなかったけど、野菜は何があったかなー。ま、最悪、野菜なしで玉子焼きとソーセージで潔くいってもいいか。あ、トマトがあったな。じゃあ起きたら、まず・・・」と、手順を考えながら就寝。

さて、翌朝。おかずの用意をしていたら、炊飯器がピーッと鳴って炊き上がりを知らせてくれたので、パカッと蓋を開けて・・・目を疑った。
既に混ぜてあるやん!夜行性動物が気を利かせたつもりやろうけど・・・。




トマトと挽き肉と葱の玉子とじ弁当。
起きてからお弁当箱に詰め終わるまで、多分15分くらいだった。





2025/04/03

ささっと料理


夕方「今日無理」と言われて即座に事務仕事を切り上げて、大急ぎで買い物に行って、戻ったらもうとっくに御飯の時間。もう加工食品でパパっと済ませようかと思ったのだけれど、うーん、どんなに簡単なものでも、私の味付けの方がこぐま達は喜ぶよね。

なので、お米を研いで、まずお風呂を済ませ、続いてこぐま達がお風呂に入っている間に私は台所へ。
御飯を炊きながら、人参と白菜をさっと煮て、豆腐と挽き肉を加え、あんかけ丼にした。


お弁当には、玉子焼きと前日の残りのブロッコリーを添えて。お弁当の仕切りが私は余り好きじゃなくて(食べにくい)、でも御飯と混じるのも嫌なので、最近玉子焼きで仕切っている。案外いいんじゃないかな。

台所を片付け、トイレを掃除したら、もう夜更けだった。

* * * * *


翌日、こぐま達がお昼で帰って来たので、ささっと御飯。
私はすぐに仕事に戻ったのだけれど、兄こぐまがわざわざ「おいしかった!」とメッセージをくれた♪


その晩。医院で仕事を片付けていて、はっと時計を見たら、え?もうこんな時間?家の中は静まり返っていて、何も動いていないやん!
しかも、私のオンラインミーティングまで、1時間しかない・・・。

慌てて駆け上がり、またもまずお風呂を済ませ、続いてこぐま達がお風呂に入っている間に、ささっと晩御飯とお弁当作り。


兎に角大急ぎで、既製のマウルタッシェンとブロッコリーを蒸し炒めにして、玉子とじにしただけなのだけれど、喜んで貰えてよかった。
余りにもやっつけ仕事だったので、生の人参を薄く切って、ちょっと飾りつけ。

ミーティングに間に合った事を自画自賛しておいた。