ライン中流の城の多くは17世紀に、三十年戦争でスウェーデン軍に、或いはプファルツ継承戦争でフランスのルイ14世軍に破壊され、19-20世紀に再建されたもの。
このマルクスブルクは中流ライン川岸で破壊されずに中世の姿を留めている、非常に珍しい城の一つ。(高所の城の中では唯一だとか。)
日曜の15時過ぎに着いたのだけれど、小さなお城で、駐車場も空いていたし、ツアーもすっと参加できた。駐車場からお城の建物の中に入るまでの足場は悪いので、運動靴で行くのがいいと思う。
以下、ツアーで聞いた内容を記憶を辿って・・・なので、不正確かも知れないけれど、面白かったのでご紹介。写真多いよー。
ライン川は交通の要所であり、通行税が大切な収入源であり、だからこそ奪い合いもあり。
(我らが黒い森も、材木をライン川でオランダまで運ぶ事で栄えた。)
というのは、トイレというのはボットンで開いている訳で、つまり逆に外からの侵入にも弱い箇所なので、常に室内から厳重に施錠しておくのだって。で、ここは大事な決議をする部屋で、話し合いの内容を聞き逃さないよう、ドアを開けたまま用を足したので、トイレの中からの鍵は必要なかったのだって。
鴨がぶら下げてあるのを見て、妹こぐまがひっと引き攣った。
窓は大体どこも鉄格子で守られている。
そして寝る姿勢は死に繋がると思われており、だから高貴な人は座って寝ていたのだとか。
足先も武器だったんだって!でも、これで蹴るって、相当難しそう。
これは拷問道具というより、罰の見せしめ道具かな。上の二つの穴に手、下の二つの穴に足を突っ込んで固定する。手がすっぽ抜けないように釘がついているところが凄く嫌らしい。
展示してあるこの部屋は、元々は厩。
因みに「子ども」で居られるのは5歳までで、6歳から労働を始めたのだって。寿命が40-50歳位だった時代の話し。
こんなの大好き。ある意味そのまま下へは匂いもなし?で良いですねー実際に行ったみたいに知識が増えましたーワクワク。
返信削除ドイツ語と英語の説明ですか?
Googleのカウントがようわかりません。昨日も何度も時間を変えて、入力を試みましたが、、、。
cocoさん、こんにちは。
削除大好き、ワクワク、と言って頂けて嬉しいです!
私達が参加したのはドイツ語ツアーで、日に1回とかは英語のツアーもあるみたいです。
貴重なお城の中を観られて、楽しかった。
返信削除特に台所の吊るし保存が、興味深い。
こちらも一緒に観て回った気がしたよ。ありがとう!
mさん、こんにちは。
削除楽しんで頂けたのでしたら、幸いです♪
お城のガイドツアーって退屈なイメージがあったのですが、流石ですね。
…いろんな意味で色々と凄いね 勉強になりました。
返信削除どちらかというと、ちょっとだけ良い山城的な
感じかなあ… まあ、とにかく、今は随分衛生的で
安心して暮らせる世の中なんだなあ…とも思いますね。
ひかりさん、こんにちは。
削除頭の中で日本のお城と色々比較して、共通点や差異が面白かったです。
なんかさ、プレゼン、これでもう大体できちゃってないか?と思ったけれど、内緒です。ひひ。