良い事は重なるもので、3年半待って、やっと来てくれた!
高い所に住んでいるので非公式な非常階段(螺旋階段は公式には非常階段として認められない)としてというのも勿論あるし、ベランダから植木鉢やグリルの灰を運んだり、ちょっと畑に野菜を取りに下りたりと、汚れ物を気にせず運べる外階段は、どうしても欲しかった。
「予算が・・・」と渋る建築家に、「これは実用のみだから、一番ちゃちなのでいいから、どうしても付けて」と。
工事してくれた工務店のネットワークで、これに関しては全くのお任せで、「金属の螺旋階段」という事しか知らされていなかったので、来て初めて「あ、こんな色なのね」と。想像よりも凄く立派なのが来た!階段屋さんは、一番ちゃちなのでは嫌だったらしい。
そして、1日で組み立てちゃった!
余り観察するのも悪い気がして見ていなかったのだけれど、手摺りはどうやって運んで来たんだろう・・・。
思っていたより幅がゆったりで、大きな家具や家電でも、かなり余裕で運べそう(家の中は階段や曲がり角が狭くて、今迄凄く大変だった)。
夫はちゃんと木粉まみれ中なので、私は職人さん達が何か必要な時に声掛けできるところに居なくちゃと、コンピューターで雑用を済ませながら、一日ダラダラ骨休み。
職人さん達のおやつにワッフルを焼いたら、おこぼれに預かった家族の方が大喜びで、妹こぐまが何度もハグしてくれた。ふふ。
この階段には葡萄の蔓を這わせようと思っていて、まだ改築工事も始まっていない数年前にアルザスでGewurztraminerの苗木は1本買ってきてあったのだ。やっと植木鉢から下ろせる~。どんな味の葡萄なのか、ドキドキワクワク。
もう1本くらい苗木を買おうかな。と探して、懐かしのアレキサンドリア(マスカット)の苗木を見つけて、注文した♪ 子どもの頃、岡山の叔母が毎年桃と一緒に送ってくれた、思い出の味。条件がよければ、高さ5m、幅2m位まで育つらしい。
(因みにこのランプは、消去法で選んだスウェーデンの。ランプそのものの見た目は普通だけれど、光がきれいに広がるので気に入っている。)
奥に見えているのは旧母屋で、本当は旧母屋からもアクセスできるような階段にしたかったのだけれど、これはまあ仕方がないと諦めた。
心配性で高所恐怖症気味の兄こぐまは、低くて隙間のある手摺りと透け透けの足元を遠くから見て「ひっ」と固まっていた。