1か月位前に買ってきた水草、余り齧られず、株分けしたり差し芽したりして大分増えました。3年間試し続けて、やっと!
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ドイツでは、ウィズコロナからアフターコロナに移行してきた感じ。
但し、ここで言うアフターコロナというのは「コロナ流行が終わった」という意味ではなく、「コロナ感染後」という意味。今はもう、コロナ感染(テストが陽性にならない水面下コロナ感染を含め)を複数回済ませた人が大多数になっているのだけれど、だからと言って手放しには喜べない、新たな問題を感じる、そういう意味でのアフターコロナ。
コロナ感染後、後遺症としてずーっと調子のすぐれない人も居るけれど、それより断然多いのは、とっくに治って自分では「済」のスタンプを押したつもりだったのに、ほんの少しストレスが加わると、ガクッと崩れるパターン。
どういう事かと言うと、日常生活には支障がない程度に回復していても、実は100%完全に回復していた訳ではなく、何か負荷が加わると問題が表面化する感じ。
ストレスというのは、仕事が忙しいとかだけでなく、例えば軽い風邪なども、体にとってはストレス。
例えば、普通の健康な成人なら「あれ、もしかして風邪気味かな?」と気付くか気付かないか位のうちに回復するという事はよくあるのだけれど、アフターコロナでは、その度にしっかり症状が出て、寝込んだり。
コロナ感染後の帯状疱疹が増えているのは、もう大分前から騒がれている。
他にも、アレルギーが突然酷くなったり、妙な発疹が出たり。自己免疫疾患が暴走したり。
(精神病の悪化も非常に多いけれど、ウィルスが脳細胞などに直接作用するのか、感染という体験による二次的なものか区別できないので、ここには入れない事にしておく。)
夏風邪なんて、普段なら医者にかかるまでもない人が多いのに、この夏は「今、冬ですか?」という位受診者が多い。普通なら12-24時間位で峠を越すような嘔吐下痢も、健康な成人が2-3日間苦しんだり。普通のウィルス性の「風邪」で済まず、長引いているうちにバクテリアまで抱え込んで、本格的な炎症を起こしたり。
私は抗生物質は本当に必要最低限で、滅多に処方しないのだけれど、この夏はいつになく多く出さざるを得なかった。それ位、こじらせて深刻な状態になる人が例年より多い。
飽くまでも私個人の観察だけれど、「そういう事もあり得る」と知っていると、不安が減ったり、逆に手遅れにならずに医者にかかったり、色々と判断できるかなと思って、ここに書いておきます。
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因みに、少し前までは、その時はまだ陰性でも「この人はコロナっぽいな」という見当がつく人が結構多かったのだけれど(恐らく、今の日本はここ)、最近はそれに該当する人が激減した。それだけコロナが弱毒化し、集団免疫もついてきたのかなと思っている。
未だにぽつりぽつりと陽性はいるけれど、危機は去ったという意味でも、アフターコロナ。
でも、ここまで長かった。本当に長かった。
バタバタ死者が出続けていた頃の恐怖。トリアージのあった国々の慟哭。未知のウィルスで情報がない中、手探りで進むしかなかった。
ここに辿り着く迄の時間稼ぎが色々な規制やワクチンだった訳だけれど、それでも間に合わなくて失われた命の多さと、私の知る一つ一つの命を、思うだけで涙が零れます。
お盆前頃から、当時の私の記事を読み返しては、改めて色々と噛みしめています。今となっては、いつ、どういう状況だったのか、記憶が混ざってしまっているので、日付と共に記録しておいて、よかった。
だいぶ前にテレビで、コロナ感染の後遺症の方の特集を
返信削除見ましたが、感染した時もちろんですが、後遺症の方が酷いんだなぁと感じました。
倦怠感が抜けなくて、ほぼ寝たきりになったり、仕事を辞めざるをえなかったり。ずっと、味覚、臭覚が良くならないとか。
こういう方達の援助がもっと必要だなと思いました。
素敵なレイアウトの水槽で癒されますね!
mさん、こんにちは。
削除そう、私も実は、感染自体よりも後遺症の方が怖かったです。私がバリバリ働けなくなったら破産ですもの。
そういうことがあるのだ、と頭の片隅に留めておくと、安心ですね。テストで陽性と出るかは、タイミングだな、と感じました。だから、陽性が出なくても、コロナだったんじゃないかな?というのは、家族皆複数回経験しており、今回のくまさんの記事を拝読して、辛そうだったら、酷くなりそうだったら、早目に受診させよう、と思いました。
返信削除Naoさん、こんにちは。
削除はい、その通りです。テストの陰性というのは、飽くまでも目安に過ぎません。
一番いいのは受診しなくてはいけない状態になる前に、ただの風邪でも大事を取って、決して無理せず体の余力を残しておく事だと思います。
息子もこの間、肺炎で入院をしました。昨年予防注射をせずにコロナにかかっていました。今回、最初は夏風邪のようだったのですが。。。クマさんの今日のお話で、なるほどと納得しました。これからも手洗い、うがいはきっちりと、しようと思いました。
返信削除水槽の維持管理は大変でしょうが、患者さんの為になっていると思います。私の家庭医にあれば待ち時間も短く感じるでしょう。
水槽がとても落ち着いた感じになってきましたね。
cocoさん、こんにちは。
削除ああ、息子さんも!うちでも、比較的若くて健康なのに、入院させるべきかどうか真剣に迷う位酷い状態の方が、普通ではない頻度で続出でした。
はい、この金魚たちは患者さん達の人気者なので、頑張って水槽の手入れをしています。疼痛ケアの先生が「待合室の魚は治療の一環だよ」と仰った位、気持ちが安らぐようです。
かなり久々のコメントです。コメントしようしようと思いつつ機会を逃していました。お元気に活躍されていて何よりです!
返信削除日本の私の周りではまだ未感染がかなりいます。何人かに聞いてみたら、高熱にならず1日発熱で後遺症もなくあっという間に治った人か、高熱3日で症状が多々あり2週間後以降に治った人のどちらかです。私も2週間コースでした。楽だったよ〜か、キツかった!の両極端に思えます。ワクチン接種の有無は関係無い様にも思えました。初期に1〜2回接種しただけの人は、今のオミクロン感染だと未接種とほぼ同じなのかな。
私の仕事場はまだマスクの人が殆どで、マスクが無いと医療機関にも行けません。日本が色々な意味でアフターコロナになるのはかなり先なのかと思っています。
Emiさん、こんにちは。
削除お久しぶりです!
そうですね。日本は抑え込みが上手にできていた分、まだ暫くかかるでしょうね。でも、コロナに関してはその「時間稼ぎ」がとっても重要だったのです。今なら罹っても、命の危険があるような状態になるのは本当に稀ですから。
水草作戦大成功ですね。金魚はどう思っているか分かりませんが、人間は緑がある方がやはり癒されますね。
返信削除コロナは回復後もやっかいな病気みたいですが、無理せず早めにしっかり休んで療養する方が後遺症も軽いという話も聞きます。
melisandさん、こんにちは。
削除金魚たちも水草は好きだと思います。ちょっと隠れられますしね。
はい、コロナは絶対に無理しては駄目です。うちの患者さん達には口を酸っぱくしてそれを言って病欠を出すのもあってか、今のところ重い「コロナ後遺症」は出ていません。
私の周りではコロナは過去です。酷い後遺症がある人のことは知っていましたが、隠れた後遺症があるとは…終息したわけではないのですね😞 恐るべしコロナ…
返信削除数ヶ月前にテレビのニュースで、ワクチンの副作用による帯状疱疹のことが話題にあがっていました。一応覚悟して接種したので
出た〜😭とは思いましたが、隠さずに話題にした事(当たり前だけど)は良いと思いました。
クマさん、貴重な情報をありがとうございます!
クマさんの金魚ちゃん達も、嬉しいだろうな〜😊
お国はどちらでしょうか。ドイツでももう話題になりませんが、テストすると陽性はまだ出ます。
削除ワクチンでも誘発される事はありますが、感染後の帯状疱疹はもっと多いようです。
初めてコメントをさせて頂きます。フランス在住です。2020年3月にくまさんのブログに辿り着き、奮闘される様子を拝見し何度も胸を打たれ、勇気をいただきました。
返信削除後遺症についての具体的な例をありがとうございます。いつもなら「まだ大丈夫」と踏ん張ってしまうところで大事をとりたいとおもいます。
急に寒くなりそうですので、くまさんもどうぞお身体をご自愛ください。
おむすびさん、はじめまして。
削除ああ、開業直前のわたわたしていた頃から!有難うございます。
ここに書いたのは正式に「コロナ後遺症(Post-Covid)」と呼ばれているものとは別口の症状で、一家庭医の単なる観察なのですが、こういう水面下の事もあると知っていると対応しやすいかなと思って書きました。
今後ともよろしくお願いいたします。