暁月
書類を提出してからも質問が来たりして、色々やり取りがあって、何と今頃。遅れるのは構わないというか、逆に非常に有難かったのだけれど、でもやっぱり蛇の生殺しで。
今は税金も予測で先払いしているのだけれど、2021年は先払いをしていなかった最後の年で、税計算が済んだら一年間分の税金を後払いしないといけない。
銀行口座をマイナスにしたら支払える金額だけれど、それは高利だし精神衛生上よろしくないので、税務署に分割払いのお願いをしたら、まさかの却下。そして、さっさと引き落としていきよった!
更に、税計算が済んで年収額が確定したら健康保険料や医師会費なども計算し直され、「待ってました」とばかりの仕事の速さで、あちこちから後払い請求がどどっと届いた。どれも一年間分だから、結構な金額。
でもまあ、どかんとマイナスにされてしまったら、それはそれで肝が据わるもんだな。開業当時はもっと大変で、マイナス限度枠いっぱいまで使って、もう一切余裕がない状態から這い上がったのだから、ちゃんとできる筈。
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後払い分の事よりも、月々の普通の収支で口座のお金が増えていかなくなった事の方が、実は深刻だと感じている。だって当初の予定では「後払いの頃には、それ位支払える余裕ができている筈」だったんだもの。
その原因の一つは判っていて、スタッフを増やしたから。やっぱり月給(+保険・年金)一人分って、大きいよ。そしてもうすぐ、現在研修中のスタッフが一人前になって、給料も一人前になるので、更に。
でもね、いいスタッフは本当に宝。募集をかけてもそう簡単に見つけられるものじゃないので、出会った時にきちんとキープしておくのが、後々のため。
うちは今は、スタッフ全員が定時どころか逆に契約以下の労働時間に収まるようになった。勤務時間がマイナスでも給料は引かないので、それは経営上は「無駄遣い」で削るべきなのだろうけれど、タイムカードの時間稼ぎにダラダラ仕事されても誰の得にもならないし、私としては「勤務時間が僅かにマイナス」位が理想かなと思っている。
今とてもいいチームになって、スタッフが疲弊せず余裕を持って働けていて、病欠とか用事があるスタッフが出てもさっと自主的にカバーし合ってくれたりして、皆の気持ちに崖っぷち感がない。だから患者さん達への対応にも余裕があって、丁寧に説明しているのが聞こえてくる。これって、凄く大事な事だと思う。
なので、そこを削らなくて済むところまでは、収入が必要。
それに気付いて、新規患者受付を再開したり、当番医バイトを頑張り出したのが年末だから、春にはその分の収入アップが始まる。それでまた回り始めるかな。
何度も書いているけれど、実際に働いた事に対するお金が入ってくるのが3-6か月後なので、軌道修正してからが長いし、その結果を見て更なる軌道修正が必要になるかも知れないし、暫くは落ち着かないのだ。
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3月分の当番医表と自分のカレンダーを見較べて、また幾つか引き受ける事にした。
今度こそ、勘違いでなく最後の経済的苦境で、これを越せれば、もう大丈夫な筈。「あと1年」と思って、頑張りまーす!