2026/03/28

数学は本来簡単


またも、妹こぐま(中1)の数学のテスト。

今やっているのは一次方程式なのだけれど、つまづくのはやっぱり、未だに分数や小数の計算など、もっともっと根本的なところ。
掛け算は通分しなくてもいいけれど、足し算引き算は通分がいるとか。
マイナス同士の掛け算割り算はプラスになるとか。
かっこの外し方とか。
等号の左辺と右辺を入れ替える時にはプラスマイナスが逆になるとか。
その辺が、未だに混乱している。どころか、「マイナスの割り算は習っていない」とか言い出して、え?ホント?まさか!と、教科書の前の方をめくってみたら、普通にマイナスの計算式あるやんか・・・。

プラスとマイナスを間違えて、私が間違いを指摘したから「じゃあマイナスは間違いなんだから、プラスにするわ」というのでは、全く進歩がないし、テストでは途中で突っ込んでくれる人はいないから!

方程式を整理していく過程で、何箇所もそういう「間違いの指摘→やり直し」を繰り返していると、一行ずつつっかえて止まっている間に、自分が何をしていたのか、訳がわからなくなって、全体の流れがつかめない。
教科書の問題は、一問ずつ捻りが加わるので、折角一問解けても、次の問題の捻りでまた引っ掛かって、いつまで経っても「できる!」とならない。
引っ掛かってばかりだと、苦手意識が先行して、少しでも目新しい事が出てくると、パニックで思考がストップする。
理論的には考えず、私の顔色を見てババ抜きみたいに「プラスかマイナスか、どっちを言ったら当たりかなー」と頭の中でぐるぐるしているのが丸わかりの、挙動不審。

なので、二問だけピックアップして、これを交互に何度も繰り返して解かせてみた。全く同じ問題をもう一度、もう一度、と繰り返させるなんて退屈な事、今迄考えもしなかったのだけれど、ふと思いついてやらせてみたら、ついさっきやった事をもうしっかり忘れているので、常に新鮮(爆)。
「分数の計算なんて小学校の内容だよ!」とか「さっきやったところでしょ!」などとネチネチ言いたくなるのをぐっと堪え、飲み込む。
何度でも同じ説明を繰り返し、自信をつけさせるよう、委縮させないよう、言葉を重ねる。

テストの日の朝勉まで、その二問を5回ずつ位(!)繰り返して、ようやく曲がりなりにもスラスラと解けるようになった。

そうしたら、
「本来、簡単だねえ」だと。

おおー!初めて言った! 
聞いた時、心の中でガッツポーズしちゃったよ。

* * * * *

でもやっぱり、テストはいまいちだったようで、浮かぬ顔で帰って来た。まあ、直前の付け焼刃だからねえ。それは仕方ないよ。

それでも、一度でも「本来簡単」と思えた、それだけで大進歩!
今後はもう、毎週時間を決めて家庭教師みたいにやるしかないかなー。
いやね、落第さえしなければ成績自体はまあどうでもいいのだけれど、さっぱり訳の解らないままで進んでいったら、この先全然楽しくないもの。




鉢植えのゆすら梅と桜。ちょっと寒そうにしているのは・・・




雪が降ったから。
手前の咲き始めがソメイヨシノ、奥の花盛りはミニプラム。



2026/03/23

当番医後、勉強会に直行


金曜日仕事して、終業後往診に行き、その後続けて16時から往診当番医。

電話待機なので、晩御飯は料理途中でも止められる献立にして、何とか済ませ、晩御飯後にまた出動。

* * * * *

当番医は土曜日の朝8時で終業なので、7時過ぎたらまず電話は入らない。
(範囲が広くて片道1時間近く掛かったりする事もあり、残業してもお金は出ないので、次の当番医に回してくれる事が多い。)

それで、朝7時の開店と同時にパン屋さんに行って、車の中でうわー、いい匂い!とフガフガ深呼吸しながら帰宅。焼きたてパンでの朝ごはんは、週一度だけの特別な楽しみなの。ところが車を下りた途端、電話が入った・・・。
隣町なので、これは行くしかないか。断腸の思いで朝ごはんを諦めて、出動。

実は土曜日は朝9時からテュービンゲンで産婦人科の勉強会があり、8時には家を出る予定だったのだけれど、出動案件が済んだのが既に8時過ぎ。
戻って来て、すぐに着替えて、出発。




今迄行った事のない分野の勉強会だったので、めちゃくちゃ面白かった! 数分遅刻して聞き逃した分があるのが残念な位、そして一日終えて「はー、面白かった・・・」と思う位、充実していた。




休憩時の雑談も、自分と異なる科の専門医達に囲まれると、普段と違う話しが聞けて、凄く楽しかった。

朝の出動が入った時には一瞬「もう行くのやめようかな・・・」と思ったけれど、頑張って行ってよかった! 

* * * * *


旧市街でたまたま古物市をやっていて、買っちゃった。黒ずんで艶もなかったのが、家に帰って洗ったら、ピカッときれいになった♪

ガラス玉のネックレスが4ユーロ、琥珀のネックレスが20ユーロと言っていたのに、二本合わせたら17ユーロという足し算マジック。琥珀のバラ玉が全部で10ユーロ。




晩御飯は兄こぐまがチキンカレーを作ってくれた♪
流石にもうへろっへろに疲れていたので、本当に有難かったー。



2026/03/19

中3の一泊学習旅行


先週、兄こぐまの学校の歴史学習で、ミュンヘン一泊旅行があった。
主な内容は、白バラ記念館、白バラ裁判が行われた裁判所、ダッハウの強制収容所などの見学。

私自身は日本の学校教育では、被害者としての戦争が中心で、加害者としての戦争はちらりと名称位しか習わなかった。
中学生の時に、たまたま図書館で戦争の証言シリーズに出会い、加害者としての様子を知れた事は、本当に人生の宝になったと思う。

だから、こうして加害者としての歴史を辿る学習旅行って、感心した。
被害者というのは受け身な訳だから、本当に世界を平和にしたかったら、加害者としての立場を学ぶべきだよね。

* * * * *

夜、兄こぐまから写真が送られてきて、頬が緩んだ。



うわー、夜の街も歩かせて貰えるんだ!




滅多にできないアイスの買い食いもしたのね。




晩御飯。何が嬉しいって、最初の2年間担任の先生に嫌われてクラスの仲間外れにされていた兄こぐまが、今は真ん中に笑顔で座っていること。

どんどんやめて学年の人数が減って、今年度一クラス減らすクラス替えがあったのだけれど、皆のこの笑顔を見て安心した。
この年齢で男女混じって遊ぶというのも、私は皆無だったなー。




ノンアルコールでも、雰囲気出るなあ。




おおー、こんなの食べたのね。




ここ、有名なビアホールじゃない? 先生たちの希望?
と、後で訊いたら、晩は21時半まで自由行動だったんだって。
中3だけの大グループで、こうして晩御飯を食べに行けたって、凄いな。大人でも、これだけの人数だとテーブルを取るのに苦労したりするのに。




私の中3修学旅行なんて、きちんと列を作って、昼間にしか歩かせて貰えなくて、でも全てお膳立てされていた。本当に大違いやわ。
学習と遊びとどちらもガツンと、という感じで、そのメリハリがいいな。

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金曜日の晩、もうすぐ帰って来る頃かなー、とスマホを見たら、何だか深刻な件名のメールが学校から届いている。

夜中に部屋から出て羽目を外した子達がいて、よその酔っ払い客とも絡んでしまい、騒音で警察まで呼ばれてしまったのだとか。何と学年の約4分の1が該当で、これから対応を考えますと。
「あちゃー・・・これはきっと保護者面談に呼ばれるな」と覚悟したのだけれど、兄こぐまは出て行かなかったのだそうで、セーフだった。

該当者はホステルの防犯カメラに写っているので言い逃れできないそうで、部屋の外で騒いじゃうなんて阿呆やなー、廊下は声が響くし、そりゃあかんわ。こっそり誰かの部屋に忍び込んで集まればいいのに。
少し位の悪ふざけはつきものだけれど、警察まで呼ばれたら、やり過ぎ。
でも、警察沙汰になる前に先生が注意しなかったの?と訊いたら、「夜中なんだから、先生だって寝てるよ」
へえーっ、私の修学旅行では、先生達当番で巡回して、見張っていたよ。と言ったら、兄こぐまが「そんなの、先生の仕事内容じゃないでしょ」と言うので、確かに!と、これまたカルチャーショック。

兄こぐまは多分、規則を破りたくなくて真面目を貫いた訳ではなく、本当に興味がなくて寝たかったのだと思う。
兄こぐまの同室男子は全員出ていたそうで、そこに加わらんって、どこまでもマイペースやなあ・・・。こんな時くらい、つられて羽目を外してもいいのに、と思ったりもしたけれど、ノリが悪くても許される、自分を殺して同調しなくてもいい友達関係ができているのだな、と、ほっとした。

* * * * *

そして土曜日の朝。

兄こぐまと一緒に朝御飯の買い物に出たら、保護者何人かに会った。皆にやにやして、開口一番「(懲戒処分対象グループに)入っていた?」と訊き合い。
帰りの車の中で、「今日会ったのは、誰も入っていなかったのねー」と言ったら、「いや、〇〇は入っているけど」

〇〇くん、まだ親に言えてないんかーい!



2026/03/15

兄こぐまとジョギング


職業柄、老若男女の裸を沢山目にする訳だけれど、太っているか痩せているかよりも、運動しているかしていないかの差が大きいのを感じる。痩せていても運動していない人は、体の芯に力がなく、表面の張りもない。

トレーニングジムに行っている人は勿論いい体をしているのだけれど、それ以外でバランスよくキュッと締まっているのが、ジョギングしている人。
実は私はもともとジョギングは大嫌いだったのだけれど、皆の体を見ていると「仕方ない、やるしかないか」という気にさせられる、それ位違う。
ジョギングの特別なところは、やっぱり「跳び上がる」という行為なんじゃないかと思う。バランス感覚とか、体のばねとか、軽い瞬発力とか、ウォーキングでは使わないところを使うもの。

そして中年以降、運動している人としていない人との差が、年と共にどんどん開いていく。
私もお風呂場の鏡を見て、これではいかん、と、兄こぐまを誘って、久しぶりにジョギングに。
「私に合わせなくていいよー」と言ったら・・・




さあ、兄こぐまはどこでしょう?




ズーム! これでわかるかな?




更にズーム!で答えはここ。

これだけ差をつけて置いて行かれて、己の運動不足を実感。

私は苦しいのは嫌いなので、汗を余りかかない位のゆっくりペース。万歩計によると、それでも約7600歩、6.54kmジョギングしたらしい。
体の中がスッキリ、シャキッとして、普段使っていない箇所の筋肉の存在を感じさせられ、嗚呼、やっぱり大事だなー。

まだまだ元気で働かないといけないのだから、これからはもう少し頻繁に頑張ろうっと。



2026/03/12

映画祭と募金



スマホ写真なので人工的だけれど、夜のテュービンゲン。

今年も女性の映画祭のオープニングに招待して頂きました。
上映されたのはGirls Don't Cry(←ドイツ語での映画紹介)というドキュメンタリー映画。色々な国の政治や社会に翻弄される少女たちが、苦しくてもティーンエイジャー特有の楽しさで、強く生きている様子。

私自身はもう長らくこの映画祭に関わっているので、特に目新しい事はなかったけれど、一緒に行った友人は感想を言えない位、とても衝撃を受けていた。

(そう言えば、スタッフとして関わっていた当時、「ぼくも一緒に行くよ。『女性の映画』って恋愛ものでしょ?」と言った日本人がいたな・・・。今思えば、何も言わずに連れて行って、ガツンと見せてやればよかった。)




監督挨拶。登場人物の「その後」の話しが聞けたり、ここテュービンゲンで撮影された女の子とその家族友人も駆け付けた。



(ドイツ語予告編)

登場したアフリカのHOPE FOR GIRLS & WOMENは、少女たちをFGM(女性性器切除)などの暴力から守る保護センター。それが、資金が尽きていよいよ閉めなければならない所まで来ていると監督が呼びかけていたので、微力ながら募金した。

本当に信用できる募金サイトなのか、ちょっとドキドキしながら。
クレジットカードならたとえ番号が漏れて悪用されても保障があるので、銀行振込みじゃなくてカード支払いで。
このブログでご紹介して何かあったら・・・と思い、募金後も数日待ってみたけれど、どうやら大丈夫みたい。

一人一人が少額でも、集まれば大きな力になるので、是非ご協力お願いします!


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昨年の映画祭のオープニングで見た映画、日本でも全国公開だって。凄くリアルにできているので、お薦めです!