2026/03/19

中3の一泊学習旅行


先週、兄こぐまの学校の歴史学習で、ミュンヘン一泊旅行があった。
主な内容は、白バラ記念館、白バラ裁判が行われた裁判所、ダッハウの強制収容所などの見学。

私自身は日本の学校教育では、被害者としての戦争が中心で、加害者としての戦争はちらりと名称位しか習わなかった。
中学生の時に、たまたま図書館で戦争の証言シリーズに出会い、加害者としての様子を知れた事は、本当に人生の宝になったと思う。

だから、こうして加害者としての歴史を辿る学習旅行って、感心した。
被害者というのは受け身な訳だから、本当に世界を平和にしたかったら、加害者としての立場を学ぶべきだよね。

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夜、兄こぐまから写真が送られてきて、頬が緩んだ。



うわー、夜の街も歩かせて貰えるんだ!




滅多にできないアイスの買い食いもしたのね。




晩御飯。何が嬉しいって、最初の2年間担任の先生に嫌われてクラスの仲間外れにされていた兄こぐまが、今は真ん中に笑顔で座っていること。

どんどんやめて学年の人数が減って、今年度一クラス減らすクラス替えがあったのだけれど、皆のこの笑顔を見て安心した。
この年齢で男女混じって遊ぶというのも、私は皆無だったなー。




ノンアルコールでも、雰囲気出るなあ。




おおー、こんなの食べたのね。




ここ、有名なビアホールじゃない? 先生たちの希望?
と、後で訊いたら、晩は21時半まで自由行動だったんだって。
中3だけの大グループで、こうして晩御飯を食べに行けたって、凄いな。大人でも、これだけの人数だとテーブルを取るのに苦労したりするのに。




私の中3修学旅行なんて、きちんと列を作って、昼間にしか歩かせて貰えなくて、でも全てお膳立てされていた。本当に大違いやわ。
学習と遊びとどちらもガツンと、という感じで、そのメリハリがいいな。

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金曜日の晩、もうすぐ帰って来る頃かなー、とスマホを見たら、何だか深刻な件名のメールが学校から届いている。

夜中に部屋から出て羽目を外した子達がいて、よその酔っ払い客とも絡んでしまい、騒音で警察まで呼ばれてしまったのだとか。何と学年の約4分の1が該当で、これから対応を考えますと。
「あちゃー・・・これはきっと保護者面談に呼ばれるな」と覚悟したのだけれど、兄こぐまは出て行かなかったのだそうで、セーフだった。

該当者はホステルの防犯カメラに写っているので言い逃れできないそうで、部屋の外で騒いじゃうなんて阿呆やなー、廊下は声が響くし、そりゃあかんわ。こっそり誰かの部屋に忍び込んで集まればいいのに。
少し位の悪ふざけはつきものだけれど、警察まで呼ばれたら、やり過ぎ。
でも、警察沙汰になる前に先生が注意しなかったの?と訊いたら、「夜中なんだから、先生だって寝てるよ」
へえーっ、私の修学旅行では、先生達当番で巡回して、見張っていたよ。と言ったら、兄こぐまが「そんなの、先生の仕事内容じゃないでしょ」と言うので、確かに!と、これまたカルチャーショック。

兄こぐまは多分、規則を破りたくなくて真面目を貫いた訳ではなく、本当に興味がなくて寝たかったのだと思う。
兄こぐまの同室男子は全員出ていたそうで、そこに加わらんって、どこまでもマイペースやなあ・・・。こんな時くらい、つられて羽目を外してもいいのに、と思ったりもしたけれど、ノリが悪くても許される、自分を殺して同調しなくてもいい友達関係ができているのだな、と、ほっとした。

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そして土曜日の朝。

兄こぐまと一緒に朝御飯の買い物に出たら、保護者何人かに会った。皆にやにやして、開口一番「(懲戒処分対象グループに)入っていた?」と訊き合い。
帰りの車の中で、「今日会ったのは、誰も入っていなかったのねー」と言ったら、「いや、〇〇は入っているけど」

〇〇くん、まだ親に言えてないんかーい!



2026/03/15

兄こぐまとジョギング


職業柄、老若男女の裸を沢山目にする訳だけれど、太っているか痩せているかよりも、運動しているかしていないかの差が大きいのを感じる。痩せていても運動していない人は、体の芯に力がなく、表面の張りもない。

トレーニングジムに行っている人は勿論いい体をしているのだけれど、それ以外でバランスよくキュッと締まっているのが、ジョギングしている人。
実は私はもともとジョギングは大嫌いだったのだけれど、皆の体を見ていると「仕方ない、やるしかないか」という気にさせられる、それ位違う。
ジョギングの特別なところは、やっぱり「跳び上がる」という行為なんじゃないかと思う。バランス感覚とか、体のばねとか、軽い瞬発力とか、ウォーキングでは使わないところを使うもの。

そして中年以降、運動している人としていない人との差が、年と共にどんどん開いていく。
私もお風呂場の鏡を見て、これではいかん、と、兄こぐまを誘って、久しぶりにジョギングに。
「私に合わせなくていいよー」と言ったら・・・




さあ、兄こぐまはどこでしょう?




ズーム! これでわかるかな?




更にズーム!で答えはここ。

これだけ差をつけて置いて行かれて、己の運動不足を実感。

私は苦しいのは嫌いなので、汗を余りかかない位のゆっくりペース。万歩計によると、それでも約7600歩、6.54kmジョギングしたらしい。
体の中がスッキリ、シャキッとして、普段使っていない箇所の筋肉の存在を感じさせられ、嗚呼、やっぱり大事だなー。

まだまだ元気で働かないといけないのだから、これからはもう少し頻繁に頑張ろうっと。



2026/03/12

映画祭と募金



スマホ写真なので人工的だけれど、夜のテュービンゲン。

今年も女性の映画祭のオープニングに招待して頂きました。
上映されたのはGirls Don't Cry(←ドイツ語での映画紹介)というドキュメンタリー映画。色々な国の政治や社会に翻弄される少女たちが、苦しくてもティーンエイジャー特有の楽しさで、強く生きている様子。

私自身はもう長らくこの映画祭に関わっているので、特に目新しい事はなかったけれど、一緒に行った友人は感想を言えない位、とても衝撃を受けていた。

(そう言えば、スタッフとして関わっていた当時、「ぼくも一緒に行くよ。『女性の映画』って恋愛ものでしょ?」と言った日本人がいたな・・・。今思えば、何も言わずに連れて行って、ガツンと見せてやればよかった。)




監督挨拶。登場人物の「その後」の話しが聞けたり、ここテュービンゲンで撮影された女の子とその家族友人も駆け付けた。



(ドイツ語予告編)

登場したアフリカのHOPE FOR GIRLS & WOMENは、少女たちをFGM(女性性器切除)などの暴力から守る保護センター。それが、資金が尽きていよいよ閉めなければならない所まで来ていると監督が呼びかけていたので、微力ながら募金した。

本当に信用できる募金サイトなのか、ちょっとドキドキしながら。
クレジットカードならたとえ番号が漏れて悪用されても保障があるので、銀行振込みじゃなくてカード支払いで。
このブログでご紹介して何かあったら・・・と思い、募金後も数日待ってみたけれど、どうやら大丈夫みたい。

一人一人が少額でも、集まれば大きな力になるので、是非ご協力お願いします!


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昨年の映画祭のオープニングで見た映画、日本でも全国公開だって。凄くリアルにできているので、お薦めです!



2026/03/09

政治の話し


日曜日は州の選挙でした。

金曜日に夫が「日曜日は選挙だなあ。今回はどこにしようかな・・・」と言ったら、妹こぐまが「〇〇党!」と即答。そこから、
「そうだねー、今は〇〇党が一番まともな政策かなあ。xx党も前はよかったんだけど」と夫が言うと、
「今のxx党、ポスターが酷いよね」と兄こぐまが加わり、
「△△党は毛嫌いしていたけれど、今回の政策が意外にまともで驚いた」
「こういう事を言っている党もあるよね」
「それの何が問題なの?」
などなど、盛り上がっていた。

中1と中3で、親子で政治の話しが弾むというのに、ちょっとびっくりした。
学校でも選挙のシミュレーションみたいなものや、各党の政策について討論したらしい。

そう、一票って微力だけれど、ゼロじゃない。
政治は遠い世界の事みたいだけれど、自分達国民が選んで決めているのだもの。
政治について嘆く前に、まずはその一票を使わないとね。




日曜日は国際女性デーでもありました。



2026/03/05

今度は警察


はっきり言ってしまおう。
実は私は、警察と相性が悪い(爆)。

と言っても、普段どうこうではなく、当番医の時。
例えば不審死の時とか、留置場に入れる時の健康状態を診るのとかで、ちょくちょく接点があるの。

警察は、自分達が医者を必要とする時には丁寧~にお願いしてくる。
でも、こちらが不審死の疑いで呼ぶと、来たがらずに電話で長い長い議論になる。というか、不審死じゃない何らかの死因を書かせようと、延々と説得してくる。刑事警察と30分位議論する事もあり、それが本っ当にストレスで、その後はぐったり疲れるのだ。

大分前にもそれがあって、「いや、この人の場合は本当に無理だから、兎に角来て!」と突っぱね、来させたら、「遺体がまだきちんと服を着ていた」というのを理由に、私が死体検案をさぼって書類だけ書いたんじゃなかったんじゃないかという、詐欺の疑いを医師会(医師として働く許可などを司る機関)に告発しよった。

あのさ、服脱がせたら、普通また着せるよね?!
「まだ」って、あなたの主観だよね?!(←主観を混ぜるのは警察ではご法度で、罰される対象になるのだと聞いたよ。)

その刑事警察から「死体検案しなかっただろ。上の機関に告発してやるからな」と決めつけ苦情メールが来た時に、「したわ。家族に手伝って貰って(=証人が存在する)、脱がせてまた着せたんじゃ」と答えてあったので、向こうに勝ち目は全くないと判っている筈で、それでも医師会に告発するなんて、明らかに単なる嫌がらせ、仕返し。あんた、暇人か。

はあー・・・・もう、本当に、嫌んなる。
これだから、面倒を避けたくて適当な死因を書いちゃう医者が出るんだよ。

まあね、私が「どうか告発しないで」とペコペコせずに、たった二文の返事で片付けたので、ムキになったのでしょう。

しかも、この件、やっぱり自然死じゃなかった。
自殺だったのを家族ぐるみで隠して、私に嘘をついていたの。その時私は嘘だと気付けなかったのだけれど、何だかおかしいので不審死として警察に届けたら、勘が当たっていたという訳。
事件性のない自殺でも警察は来ないといけないのだから、無駄足を踏ませた事にはならなかったのだし、本来なら「よく見逃さなかった!」となるべき案件。
(突然死の場合はまず救急医が行って、できれば蘇生を試み、死が確定したら当番医が死体検案に行くのだけれど、私の前に駆け付けた救急医は不審死扱いにしていなかった。)

まあまだ弁護士に頼む段階ではないだろうと思い、取り敢えず告発への反論を自分で書いた。仕事には100%完璧というものはなく、粗探ししようと思えば幾らでもできるであろう危うさがあり、刑事警察の悪意とも向き合う、実に気の滅入る作業で、しかも全くのただ働き。もう、本当に、やってられんわ。




この色封筒が届くと、大体碌な事にならない。

左が医師会の弁護士からの質問状と刑事警察からの告発文、右が私の返事。
こちらも二文で答えておしまいにする事もできたし、情報というものは逆につっこみどころを作ってしまうかも知れないという両刃の剣なのだけれど、今回は相手が医師会なので、オープンに書けば私が真面目にやった事が伝わって、「信憑性あり」で私の味方になってくれるかな、と、頑張ってみた。

でもね、本っ当に無駄なエネルギーで、生産性ゼロ。医師会も私も、暇な部外者の鬱憤晴らしに付き合わされて、私は名誉棄損までされ、迷惑このうえない。
そもそも、聞き込みや証拠集めは警察の十八番でしょ。証人の存在まで教えてあげたのに、私が死体検案したかどうか位、わからんでどうするのよ。て言うか、その気になればわかるくせにわざと調べずにやっているのが、自分の立場を利用したリンチみたいなもので、たちが悪い。

* * * * *

ドイツで死体検案をする方(いるのか?わはは)への助言:

  • 私はなるべく一人でやらず、誰か一人に手伝って貰う事にしている。衣服の着脱や遺体の向きを変えたりする時に手伝いがないと難しいし、証人という意味でも。但し、精神的に負担をかけるので、大丈夫かどうか、常に気を配って、確認すること。手伝いの一人以外は、全員部屋の外に出て待って貰う。
  • 状況や気付いた事、家族の話しなど、死体検案書には書かない事も、自分のために記録しておくと、何か月も後に問い合わせが来ても、きちんと答えられる。
  • 死体検案書は複写式なのだけれど、枚数が多過ぎて最後のページまできちんと写らない事が多い。これには日本の細字ボールペンが尖っていて最適。これで思いっきり高い筆圧でゴリゴリ書くと、最後のページも何とか判読できるようになる。書き物机のない家もあるので、下敷きボードは必須。
  • 汚れ仕事になる事も結構あるので、手袋だけでなく、靴カバーや使い捨てエプロンなども持って行くといい。