2026/08/04

笑顔で仕事できるように


私の仕事用サンダル、そろそろ一番下の層がなくなってきた。靴底直しに出そうかなと思ったけれど、足元がシャキッとしていない医者というのは、だらしなく見えるかなあ。
それであちこち物色して、最終的に、白に青いラインの最安値のか、当院カラーの黄色のか、どちらにするかで凄く迷った。30ユーロの差。

一番安いので、その分さっさと買い替える方が、清潔感があっていいやん!
とも考えたのだけれど、

毎日履く度に、合わない色で、気持ちが沈むかも知れない。割り切って見ないようにするのも、心が荒む。それって絶対によくないよね。それに、白と青って病院っぽい威圧感が出て、患者さんにもよくないかも。
今のサンダルは、もう4年以上履いているから、差額は1年に10ユーロ以下。
それで毎日にやにやしながら働けるのなら、お金の価値があるんじゃない?
と考え直して、気に入った方を注文。




うん、やっぱり黄色にしてよかったと思う♪
(でもこの色を製品にしてちゃんと売れるというのが、ちょっとびっくり。一体誰が買うの?!)




向かって一番左が初代。真ん中が二代目。今回は、いつものサイズは細身しか残っていなくて、革はのびるからいけるかなと凄く迷った挙句、やっぱり一サイズ大きいのにした。

並べてみて、びっくり。靴底が擦り減っただけじゃなくて、クッション材のコルクもここまでへたっていたんだ!
特に親指や踵のところが、えらい事になっていて、これはもう、靴底を張り替えるかというレベルじゃなかったな。



コルクが潰れてぺちゃんこで、割れているうえに、こんなに反り返っている。
初代は上の部分が革じゃなかったら、横もこうして破れてきた。でも、まだまだ履けて、履き潰すには至っていない。強いね。

今迄は初代を缶詰当番医用にしていたのだけれど、今後は二代目を当番医用にして、初代は外用つっかけに、とローテーションさせよう。




初代の箱を見て、びっくり。セールとはいえ、当時はこんな値段で買えたのか!これでも結構思い切って買った記憶があるんだけど。今はどんなに安くてもこの1.5から2倍はするかな。

因みに、こういうオープンなつっかけサンダルは、実は医療用にはNGです。
転んだり、注射針を足に落としたり、病院ならベッドを押していて足をひいたり・・・という事故があった時、労災として補償されない可能性がある。
なので、私も病院勤務時代はきちんとした靴を履いていた。どうしてもサンダルがいいなら、前が塞がっていて、踵にバンドがあるもの。

でも、今の仕事ではもう、事故の危険は非常に小さくなったので、労災のリスクと自分の快適さや足の健康を天秤にかけて、自己責任でこちらを履いている。
革もコルクも呼吸するので、とっても快適。

余談:BIRKENSTOCKとかCROCSとか、日本で流行り始めの頃、もの凄いハイブランドで身を固めた人が得意気に履いているのを見かけたりしたけれど、それは、こちらではちょっとあり得ないかな。飽くまでも実用サンダルという位置付けです。

* * * * *

私は昔は、お金はプライベートで使いたくて、だから仕事で必要な物はなるべく安く済ませたかった。
その考えを変えてくれたのは、実は夫。働き始めでまだお金がなかった頃、何かを買うのを迷っていたら、「仕事は毎日のことで、お金をもたらしてくれるもの。だから、ストレスなくベストの状態で働けるよう、仕事に使うものこそ、投資を惜しまないべきだ」と言われて、そうかー、と感じ入った。

好きな物に囲まれて仕事するのって、やっぱり凄く大事。

更に最近は、言霊というか、言葉の力というものを凄く感じる。
だから、日々のパスワードも、なるべく気持ちよく笑顔になれるものを使うようになった。

前にも書いたけれど、聴診器の刻印も同じこと。自分の名前なんて見ても面白くも何ともないから、見る度に「うふふ」となる刻印にして、よかった♪




この麻の葉のダイヤフラムも、壁の子も、見る度に、にやにやしちゃう。
加えて、素敵な刺し子布巾が仲間入り。勿体なくて使えなくて、まずここに。なんと、麻酔科医のお手製です。すごっ。



2026/08/01

村の泉まつり


今年も村の泉まつりへ。



ソーセージとパンが4ユーロ。カツとフライドポテトとサラダが13.50ユーロ。
田舎の村人たちは舌が肥えているから、どれも凄くおいしいし、樽ビールが飲めるのも嬉しい。

赤ちゃんからお年寄りまで老若男女が集い、大人は話しに花を咲かせ、子ども達は自由に走り回って小川で水遊びをしていて、関係ない大人も横目でちょっと気を付けてやっていたりして、いい村だな~。




妹こぐま、初めて村の青少年音楽隊で演奏。しかも、合同練習の日、私達はハンブルクだったので、妹こぐまはぶっつけ本番。
それで「(上手く演奏できないから)出ない」とずっと言っていたのだけれど、楽譜を届けて根気強く誘ってくれる人がいて、前日に「やっぱり出ようかな」と。

「わからない音があったら、飛ばす事にする」と言うので、その発想に仰け反ったけれど、まあ名案と言えば名案か・・・わはは。
小さな音で目立たなーいように吹いていて、実際時々飛んでいたわ。

消防団も音楽隊も、スポーツやカーニバルの団体でも、こういう青少年の部があって、それが「Nachwuchs(後に続いて育つもの)」と呼ばれて、村全体から凄く大事にされていて、皆が大らかにあたたかく見守ってくれるの、凄くいいなあといつも思う。




お揃いのTシャツも貰った。
JUKAというのは「Jugendkapelle(ユースバンド)」の略。

うちはヨハネ騎士団が500年以上にもわたって駐屯した村なので、ヨハネ騎士団の十字架が村の紋章になっている。

楽器は楽団のを借りています。



2026/07/28

タンコブ・内出血を防ぐ方法/爪の下の内出血の対処法


タンコブというのは、内出血(皮下出血)です。
ガツンとぶつけて、皮膚は破れなかったけれど、血管に穴が開いて、そこから皮膚の下で血液漏れする状態。

思いっ切り簡略化して描くと・・・

こんな感じ。

内出血の分量が少なかったり、じわじわ染み出したりで、皮膚に対して水平に広がると、平らな青痣になる。

内出血の分量が多かったりスピードが速かったり、横に広がる場所がなかったりして、皮膚に対して垂直方向に広がると、皮膚がゴム風船のように伸ばされて、タンコブになる。打撲のダメージそのものに加え、その部分の組織がパンパンに押されるので、更に痛い訳。
頭部にタンコブができやすいのは、皮膚のすぐ下に頭蓋骨があって横に広がる場所がないし、骨によって力が全て外に向かうから。

採血の後、青痣や小さなタンコブができてしまう事がある。採血の時には、血管に針で穴を開ける訳なので、その後しっかり押さえなければ、針を抜いた後の穴から血液が漏れて青痣になるのは当然のこと。

また、爪の下の内出血が痛いのは、爪には伸縮性がないので、内出血の行き場がなく、指の組織がひどく圧迫されるから。




komugiさんの写真。あいたたた・・・

内出血はざっくり言うと、できてから吸収されて消えるまでに、液体→固体→液体と変化する。そして血液は重いので、最後の液体になった時に、段々と下へ移動する。だから、社会人なら、おでこにタンコブを作るのは絶対に避けたいところ。

* * * * *

それらを防ぐには、兎に角、血管の破れを押さえる。

なーんだ、そんな事?と思うかも知れないけれど、意外に正しくやれていない事が多い。
一秒二秒の間にも血液はどんどん漏れるので、兎に角、何をさておいても、すぐに押さえる。そして、一瞬たりとも手を離さず、少なくとも1、2分間はずーっと押さえておく。
それを、ちょっと体勢を持ち直してからとか、上着を着てからとか、「大丈夫?ちょっと見せて」とかやっていると、もう遅い。

ホースの水漏れを塞ぐイメージで、手をぴたっと添わせて、蓋をするように押さえる。ぶつけたところを押さえるのはかなり痛いのだけれど、そこはぐっと我慢して。
採血の後など小さな箇所は、指先でギュッと押さえ続ける。

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それが間に合わず、大きなタンコブができてしまったら、どうするか。
行き場のない内出血が周囲を圧迫するのが痛いので、出来てすぐのタンコブなら、医者にちょっと注射器で吸い出すか、メスで小さな穴を開けて出して貰う事も可能。但しこれは、出来たてほやほやの時に限る。
血液というのは栄養豊富で細菌が喜ぶので、余りにも大きな内出血(脚全体とか)だと、手術で切開して取り除く事もある。

爪の下の内出血は、爪に小さな穴を開けて血を逃がしてやると、すっと楽になる。これは誰にでもできるし、爪自体には神経がないので痛くないよ。
私が医学生時代に事故外科の先生から教えられたのは、「クリップを伸ばして、その先端を火でちょっと炙っては、爪の黒くなっている部分にあてて、少しずつ少しずつ穴を開けていく。血が一滴出て来たら、それでOK」というもの。



確かにこれはよい方法で、クリップを手で持てる程度だと加熱し過ぎにならずに安全だし、爪に当てるとすぐ冷め、針のように尖っていないから爪の下の肉にまで穴を開けてしまう心配がないし、穴を開けるのに圧迫しないから痛くない。

教えて貰った当時に書いたけれど、今はもうそのサイトもないので、改めてここに。

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因みに、内出血ではない、普通の怪我の出血でも、止血方法は同じこと。

傷を塞いで指の腹で押さえるとか、大きく開いた傷なら手の平などをぴったり添わせて、ぎゅーっと押さえていれば、まず止まる。
手より大きな擦り傷なら、ビニールなどで覆い、他人の手も借りて、兎に角押さえる。


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医療従事者の方達へ、余談:

採血などの後、患者さんに「ここをしっかり押さえておいて下さいね」と言っても、一瞬手を離されたり、その後あらぬ所を押さえられたり、皮膚から出血しなければ「もう止まった」と勝手にやめられたりして、それでできた青痣は採血した者のせいにされてしまったりする。

なので、私は患者さんには任せません。
カット綿(セルロース)小さく折りたたんで分厚くし(ドイツのTupferなら、四つ折りにしたのを二枚は重ねる)、長めの固定テープでギュッと圧をかけてとめ、その上から更に駆血帯で押さえます。
手順としては、駆血帯をパチンと外してしまわず、緩めるだけにしておいて、針を抜いてカット綿と絆創膏で押さえた指の上に、もう片方の手ですっとずらしてまた締める。



小さく折りたたむ事で、その箇所にきちんと圧がかかっているのが判るかしら。
こうしておいて、使った器具を片付けたり、次の予約の確認や電子カルテの記入などを済ませると、時間を失う事なく、青痣を防ぐ事ができる。

また、もし採血/静脈注射/点滴の最中に血液が漏れて小さなタンコブになるのに気付いたら、針を完全に抜く前に、その内出血を注射器でちょっと吸い出しておくと、その後の青痣が小さくて済みます。



2026/07/25

レーヌクロード、初収穫



Yさんの「いちばんおいしい、緑のプラム」を読んでメモしておき、2018年に買った木が、やっと一人前になりました。

実は、去年もう実をつけていたのに気付かず、干からびてぶら下がっているのを、後になって発見。
一緒に植えた杏の木なんて、嵐で吹き飛ばされて草むらに埋もれてかなり長い間見つからず、多分あれはもう助からなかったな・・・(泣)。

今年はそうならないように、せっせと草刈りして道をつけておいて、頻繁にパトロール。日照り猛暑が続いた時には水遣りまで。




当時Ringloで検索したら、別名Reneklodeと出て来て、学名Prusus italica

これで合っている筈、と私が買ったのは、1490年に作られた品種らしい。「マイナス10℃まで」と書いてあって、うちは年に一度はマイナス十数度になるのだけれど、特に何の保護もせず、ちゃんと越冬できている。

収穫期は8-9月と書かれていたのだけれど、今年は猛暑が早く来たからズレているのかな。




やっと、初めて、食べられた!
凄く甘いんだけれど、甘いだけじゃなくて酸味も少しあって、最後にほんのりと日本の梅シロップみたいな後味が残って、これは確かにおいしいわ♪
しかも種離れがよくて、食べやすい。

妹こぐまと夫、食べてみるなり「この木、どこにあるの?!(キラキラ)」
実がつかない間、あんなに冷遇していたくせに!

* * * * *

同じ果物ばかり食べ切れない程沢山穫れても大変なので、老木が枯れて場所が空いたら、なるべく色んな種類の果樹を植えるようにしている。そして、収穫しやすいように、背は低めに仕立てたい。気の長い話しだけどね。



2026/07/22

妹こぐまの靴を買いに


妹こぐまが初めて自分で欲しがった靴は、コンバース。前回の帰国で既に履いていたので、もう1年半以上毎日履いている計算で、穴が開いても「まだ、これでいい」と言っていたのだけれど、パックリ大きく破れてきて、流石に新しい靴が欲しいって。

次はアディダスがいいと言う。クラスの子達が「皆」履いているんだと。
近くの靴屋さんに行ったら、アディダスはサイズ展開がちょっと独特のようで、妹こぐまにぴったりのサイズがなく、デザインによって更にゴソゴソだったりきつかったり。なので、少し離れた街の大きな靴屋さんに行って、実際に沢山試して選ばせた。




えー、こんな通気性の悪そうなのを学校で一日中履くのー?と思ったけれど、履き心地よりもデザイン重視の中1。
予定よりも高くて、「私なんて、セールじゃない靴は殆ど買った事がないんだけどな」と思いつつ、コンバースもちゃんと履き潰したし、妹こぐまは普段全くおねだりしないので、まあいいよ。




妹こぐまの新旧靴。右のサンダルは・・・
私の旅行用。妹こぐまがあれこれ試している間に、何の気なしにふらふら見ていて、見つけた。
ホテルで靴は絶対に脱ぎたいので、いつもスリッパを持って行くのだけれど、スリッパでは部屋の外には出られない。朝ごはんの時などのために、兎に角嵩張らなくて軽いサンダルが欲しいなーと思っていたの。これなら、ぴったり♪




恵みの雨。この後、車で1時間位のところで大きな雹害もあったけれど、うちの辺りはそんなに酷くなかった。




先日のドッカン料理。お肉と野菜と春雨炒め。筋トレにはまっている兄こぐまのためにお豆腐も入れた。
この巨大な中華鍋をいっぱいにして料理する日が来るとは。


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