2026/07/06

遂に買った!食卓


少し前のこと。

我が家の食卓は引っ越し以来、IKEAのテーブルを二つ、取り敢えず並べて置いてあった。




一つは23年前、もう一つは13年前に買って、別のシリーズなので高さまで違って、こんな状態。表面もはげちょろけで、みすぼらしい感じ。
椅子も、当時子ども達はハイチェアを使っていたので大人用を4脚だけ買って、買い足そうと思った時には、もう廃番になっていた。




子ども達が大きくなって、もうこれでは狭い!
真ん中にどんと大皿を置く事もできないし、お花やローソクすら邪魔。

きちんとした大きな食卓を買いたいというのは、ずーーーっと思っていたものの金銭的に全く余裕がなかったのと、「これ!」というのに巡り合わなかったのと。
私は家具には余り拘りがなくて、大半がIKEAのもの。でも、食卓は、家の一番いい場所にした位、私にとって大事なもので、だから適当には買いたくなかった。(ドイツの家では多分、一番いい場所は居間にするのが一般的だと思う。)
椅子は座ってしまえば見えないけれど、テーブルって、食事の間ずーっと見続け、触れ続けるものだからね。

色々見て、テーブルの縁に幹の表面を使ったゴツゴツのタイプが気に入ったのだけれど、いやー、でもやっぱりきっと、座る場所を選んで使いにくいよね。
そして、何の木にするか、どんな脚にするか、悩みに悩んで、結局決められず。

あと、幾ら気に入っても、余りにも繊細な物は無理。
子ども達も大きくなったとはいえ、宿題をやる時にコンパスの針をぶっ立てたり、ボールペンをがりがり使ったり、私が思いもよらない事を、まだ平気でするの。その度に卒倒しそうになって叫ぶけれど、時既に遅し。
傷をつけないようにと私だけが気を遣わなくちゃいけないのも、常にテーブルクロスで覆うのも嫌だし、かと言って、ぶつけたらうずくまる位硬い木も嫌だ。
「傷も思い出」と言える位、大らかでいられるのって、ないのかな。

* * * * *

休暇中、久しぶりに検索してみたら、え、何?これ!という写真を見つけた。
インドネシアの家に使われていた80-150年物のチーク材で作っていて、だから新しい机なのに、凄く表情がある。

サイトはなんかちょっと素人臭くて解り難く、怪しい感じだったけれど、隅々まで読み込んでいくと、いや、この工房、いいかも。
見学も可能とあるけれど、残念ながら行くにはちょっと遠い。それでメールで質問したら、もの凄く丁寧に、詳細に渡って説明してくれた!
それで一気に安心、信用。

ついでに調べてみたら、チーク材というものは、新しいのは水分が多くて全然ダメで、だから解体した古いものを再利用する事はよくあるらしい。
タールが含まれていて、耐水性・耐久性に優れるので船や家屋によく使われ、経年変化が楽しいのだとか。

引き出して大きさを変えられるタイプにするか、凄ーく悩んだのだけれど、折角素敵な机なのに、目の前に継ぎ目が来たら興醒めだよなー。それに、椅子の置き場がどうせ必要な訳だし。と思って、もう、どーんと、大きなのを。
大きさは、段ボールを切って今のテーブルの上に置いて、実際に食器を並べてみたり、それで椅子に座って背後のスペースが充分かどうかも確認。

私は未知のオンラインショップには、通常は必ずクレジットカード払い。何か問題があっても、カード会社が引き受けてくれるから。
なのだけれど、ここはもう信用しようと思って、えいやっと現金前払いにしたら、「机板は重いし大きい(訊いたら何と66 kg!キッチンの作業台ほど重く・長くはないけれど、幅はあれより広いから、設置する場所まで運び込むオプションをサービスします」だって!有難や~。

二人がかりの特別配送なので、暫く待って・・・遂に来た!




運送屋さんが螺旋階段を見るなり「無理!」と言うので、一瞬「じゃあ、自分達で運び上げるから、もういいよ」と引き下がりそうになったけれど、待て待て、私。
素人の手伝いをかき集めるより、彼らはプロ。そしてそもそも、そのための特別料金も貰っているんでしょ。遠慮している場合じゃない。

うちの階段状況は工房の人に予め相談してあって、「問題ない筈」と言われていたので、「夫にも手伝わせるから」「内階段は壁にぶつかるから絶対無理」「兎に角ちょっと、できそうかだけでも、みて」と、強気でお願いしたら、渋々ながら挑戦してくれた。




ほらー、できるやん!(やる気出せば!と、心の中で)
頑張り損と思われないよう、ちゃんとチップあげたよ。




あとまだ高さを調整しないといけない(一つ一つ微妙に違って脚の交換ができないので、最初は高めに作ってある)のだけれど、工業製品だらけの家の中にまた一つ、手作りのあたたかさが加わって、そしてインドネシアとの縁が、とても嬉しい。




最近検索して、医学生時代によく踊って大好きだったこの曲が、サンタナのものだったと知った。
そして・・・このやたらに存在感のある、目が釘付けになるシャツは、インドネシアのバティックじゃない?!



2026/07/02

警察のその後と、今朝の台所


警察に嫌がらせされた件、医師会が私の言い分を認めてくれた。
はあー・・・。

どう考えてもただの言いがかりだと思ってはいても、世の中には冤罪というものもあり、私が仕事できなく可能性もあり、心にずしんと重石になっていた。
やっと疑いが晴れて、やれやれ。

それにしても、本当に無駄なエネルギーを使わされたもんだ。なので、「晴れ晴れ」という感じではなく、後味が悪い。

* * * * *


妹こぐまが遠足で動物園に行くというので、早起きして、久しぶりのお弁当。「作らなくてもいいよ」と遠慮していたけれど、最終的にはおずおず嬉しそうに「うん」と。
蒸しブロッコリーと挽き肉入り人参サラダは、晩御飯からの取り分け。デザートは冷凍ブドウ。

前の晩に兄こぐまにも「お弁当要る?」と訊いたら「ノーサンキュー」と言っていたのに、私が作っているのを見たら「やっぱり要る」だって。ふふ。ちゃんとあるよー。
帰宅後に家で食べるのかと思ったら、「持って行く」と言うから、驚いて訊き返しちゃったよ。
外では格好つけしいで家の中では不機嫌な、思春期真っ只中だけれど、この誘惑には負けちゃうなんて、まだまだ可愛いところがある♪




私がお弁当を作る横で、兄こぐまが自分で作った朝ごはん。
これをくるくるっと巻いて、玉子ラップサンド。



2026/06/29

早起き生活


何度も書いているけれど、熱波中は、朝4時5時には起きて、家中の窓を全開にして扇風機も回し、換気して家を冷やす。
(本当は夜の間ずっと開けておきたいのだけれど、雨が降るかも知れないし、防犯上も心配なので。)

そして、しょっちゅう窓の様子を見て、外気の方が熱くなるギリギリまで粘って、熱が入り始める前に、窓もシャッターも閉める。



きちんとやると、室温は安定。
この写真は午後2時半頃。クーラーなしでこの温度差は凄いと、いつも思う。晩にまた窓を開けられるようになる直前でも、室温はせいぜいこれより1度上がる程度。
それ迄住んでいたアパートは古くて断熱が悪く、最善を尽くしてもここまでいかなかったので、これは本当に有難い。

但し診療のある日は、人の体温があるし、人の出入りの度に熱気が入ってきてしまうので、もう少し上がってしまうけれど、それでも30度以下で、何とか我慢できる。

それにしても、熱い(感覚として「暑い」じゃない)。私が子どもの頃には「体温より高い気温」というのが考えられない事で、「どういう状態なんだろう?」と、一所懸命想像した記憶がある。

* * * * *

ドイツに来て初めて感じたのが、扇風機の威力。
日本にいた時は、扇風機なんて、全く涼しいとは思わなかったもの。
一番緩い風で、首は振らせず、風も自分に直接当てず、ただ単に部屋の空気を僅かに動かし続けるだけで、全然違う。
これは多分、こちらの気候や家に合っているからなのだろう。

あと、場所による外気温の温度差。
隣り合った窓でも、入って来る風の温度が全然違うの。なので、どの窓を開けて、どの窓を閉めるかというのを、小まめに見ないといけない。
うちなんて、おまけに付けたみたいな、家で一番小さい窓が、一番長く涼風を入れてくれて、その威力にびっくり。

* * * * *

今週は涼しくなるらしいので、早起き生活も終われるかな。



ここは午後の日差しがきつい所なのだけれど、一番最初に植えたブドウが大分茂ってきて、涼風が入るのが断然長くなった。緑の力って、凄い!
木陰って、人工の屋根で作った日陰と、風の温度が全然違うのよね。

本当は剪定するともっときちんとした印象になるのだけれど、今はまだ兎に角わさわさ茂っていて欲しいので、剪定は最小限。
ブドウの収穫はおまけで、主目的は日陰作りと階段の装飾。

一昨年追加で2本、去年更に追加でもう2本(デラウェアと巨峰!)植えたので、ここは緑に覆われる予定。冬は葉が落ちるから暗くならないよ。




2026/06/26

ドッカン料理のすすめ


NHKニュース

これを見て、さもありなん、と思った。

「和食は健康にいい」という過信のようなものがある。
更に、日本は基本的に炭水化物天国。

何かと、おにぎりや麺で済ませたり。
皿数が矢鱈と多い御馳走でも、お上品なサラダとか、小皿に野菜が2、3切れとかでは、バランスも何も、そもそも全然足りやしない。

私自身、日本での社会人時代の食生活を振り返ると、本当に酷かったし、体調もしょっちゅう崩していた。
野菜と肉を本当にしっかり摂るようになったのは、自分が糖尿病になってから。それも最初は「一体何を食べればいいの?!」という位、難しかった。つまり、それだけ炭水化物に頼った食生活だったという事。

* * * * *

それに加えて、隠れ貧困など、「きちんと食べられない」というニュースもよく目にする。でもその割に、買い物の中身は加工食品だったり、「〇〇の素」とかタレだったり。そこにお金を使うのは勿体ない。

ドイツはとっても有難い事に、基本的な食材は、相対的に(円換算するのでなく、ドイツ国内の「ものの値段」を比較して)安い。
お菓子とか加工食品とかは「こんなものが、この値段?」と震える位高いし、勿論高い食材もあるのだけれど、安い物を選ぶ事は可能で、兎に角飢えずには済む。

それでも最近は物価上昇が恐ろしい事になっていて、私は「その時安い食材で兎に角お腹を満たし、高い食材はお楽しみとして付け加える」という感じで買い物をしている。
その、「安い食材がある」というのが、本当に有難い。

例えば人参が2kgパックで2ユーロ以下になっていたら、半kg位人参サラダにすると、一度でなくなる。
キャベツは最近値上がりが激しく、大きなのだと4ユーロ位するけれど、それを一度に半個は食べる。
ブロッコリーも大きな一株が2ユーロ以下で、これも一度でなくなる。

私は基本的に大鍋料理だけれど、その時安かった肉と野菜を、文字通り一抱えは使う
使いさしにすると古くなるので、一度にあれこれ沢山の種類は買わず、少ない品目で、もうドカン、ドカンと。

そして、きちんとお料理するのは一日一食だけ。
あとの二食は、雑穀入りのパンとか、シリアルとか、茹で卵とか、青果とか、前日の残り物とかで、簡単に済ませる。
以前にも書いた事があるけれど、お弁当なんて、バランスも何も、たかが一切れ二切れ入れたところで栄養的には大した事はないので、考えるのは腹持ち・味・彩りだけ。

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二日分の買い物。これだけ買って約14ユーロ。
この日の「お楽しみの高い食材」はシメジ、1.99ユーロ也。




一日目、肉味噌の春雨サラダ。これで二人分。
ボウルに一杯の人参サラダも作るつもりだったのだけれど、予想外に人数が少なかったので、これだけ。




二日目、白菜、挽き肉、人参、しめじの煮物。味付けは塩コショウだけ。
暑い日には作り置きしておいて、冷蔵庫から出したてを食べる。
白菜一株、お肉500g+他の野菜(これ以上入れると、最初お鍋の蓋が閉まらなくて無理、という量)が入っていて、一度でなくなるよ。

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何が言いたかったかというと、毎食毎食もの凄く頑張って皿数を多くしたり、お金をかけて「御馳走」にしなくても、ドッカン料理で栄養は摂れるよーという事。肉も野菜もどっさり入っていて、それだけで完結しているもの。



2026/06/23

ふるふる詐欺の後の雨乞い


ふるふる詐欺の二日後のこと。

16日間予報を見たら、連日晴天猛暑で、終わりが見えないどころか、雨マークが一切ない! まだそんなに続くんかー・・・げっそり。
空には雲一つない。これでは雨乞いもできんがな。
やけになって、アフリカの雨乞いの歌を歌ってしまった。

その30分後くらいか。

突然小さな雹が降りだし、その後は激しい土砂降り。
ええーっ、雲、どこから来たん?

* * * * *

雨がやんだタイミングで、兄こぐまを迎えに。
車を運転しながら、何となくまた歌った。

そうしたら、帰り道、また降り出した。

* * * * *

勿論そんなの偶然なのだけれど、余りにもタイミングが合っていたので、時代が違っていたら「雨乞い成功!」で、巫女になれた?!と、笑ってしまった。(そして、まぐれ当たりが続かずに、そのうち魔女として狩られたに違いない。チーン。)

まだまだ猛暑は続くけれど、一時でも気温が下がって、お湿りがあって、人間も植物も一息つけたのは有難かった。




こんなに暑くなる前のごはん。
人参、豚挽き肉、お豆腐を炒め合わせて、春雨と生のキュウリをあえたもの。

暑くなった今は、日が落ちる迄シャッターが開けられないので、ちょっと穴倉生活みたいで、こんな解放感がない。
でも、それだけでそこそこ涼しく保てるって、新しい家の断熱性はやっぱり凄いし、夜に気温が下がる正常さがこの地にはまだ残っているという事で、有難い。




予報が変わって、次の雷雨は一週間後か。
こうやって、いつも雷雨を心待ちにして暑さを乗り切るのだけれど、またふるふる詐欺になりませんように。また歌うか?! わはは。