2023/11/27

妹こぐま、10歳



ギムナジウムの新しい友達みんなに、大好きなマドレーヌを食べてみて欲しいと言うので、前の晩に頑張って焼いた。
病欠の子達の分が余ったのだけれど、きょうだいがいる子達にお土産に持たせてあげて、全部なくなったんだそう。




当日は揚げたて棒ドーナツ。誕生日だからと思って頑張ってきれいな棒状に作ったけれど、やっぱり私はいつものゴツゴツの方が好きかな。




そして週末。肉団子のお味噌汁と玉子焼き。うちのは甘くないの。
当番医があるので、おにぎりは作れなかった。ごめーん、更に後日ね。こうして誕生祝いが延々と続くのが我が家です。




妹こぐまが生まれた日も初雪で、毎年大体その頃に初雪になる。




自然の色って、どうしてこんなにきれいなんだろう。




誕生日プレゼントに、ラマが赤ちゃんを産みました。

今年は「おめでとうのケーキ」をお願いされた。
お客さんがあると分け前が減るから誰も来ない日に焼いてと男性陣に言われる位、みんな大好き。
余りにも皆が好きなので、前回の帰国の時に継ぎ目なしのシフォンケーキ型を買ってきて、大正解だった。

十歳になったけれど、年齢の割に幼いところのある妹こぐま。臨月のラマの世話をかいがいしくしていました。

先日、「ママは一体何歳なの?」と訊くので・・・
私「四十歳だよ」(嘘)
妹こぐま「えー、じゃあ何年生まれ?」
私「1983年」
妹こぐま(暫く考え込んで)「そんな訳ないよ!」
私「何で?」
妹こぐま「それなら二十歳だもの!」
・・・それ、どういう計算よー?!やばっ。

妹こぐま「それに、ママはパパより年上でしょ」
私「そう見える?」
妹こぐま(自信たっぷり)「うん!!」
私「なぬーっ?!」
妹こぐま「だって、ママの方が大きいもん」
・・・お主、それ、まだ言うか!

ギムナジウムに上がって、パッと数えられない位たくさんの友達ができて、楽しくやっているみたい。一番好きなのは生物だって。



(↑Amazonリンク)
値段に怯んだけれど、分厚くて、
今迄のよりずっと上手に焼ける♪




レシピはいつもこれ。
お裾分けしたドイツ人にもファン急増中。



うちのドーナツのレシピはこれ。





2023/11/24

コーディネイトを考えて服を買う


バーゲン巡りをしている時、ただ好みの物を選んでいると、前のバーゲンで買った内容を忘れて似たようなのを買ってしまったり、色がバラバラで、いざ着ようと思ったら合わせる相手がなかったりする。
多分これは、バーゲン特有の問題。一期一会でどんどん売り切れていくという焦りがあって熟考できないし、一度に複数を買ったりするから、把握しきれなくなってしまう。シーズン最終のバーゲンで買うと、翌年まで着られずにしまっておくので買った事を忘れたり。しかも売れ残ってバーゲンになっているのは、定番から外れたものが多い。

ネットなら買う時にスクリーンショットを撮っておくと、着こなしの参考にもなるし、それらを集めておくと、何が足りないのか、次に探すべきものがよく判る




こういう感じで、持っているものや検討中の候補をざっとでいいので並べてみると一目瞭然で、買おうかなと思っているものが他の上下と合うかどうか、着回しできそうか、などを想像するのがとても容易になる。

最初はただファイルに集めていたのだけれど、並び替えが不便。
ふと思いついてパワーポイントに貼り付けてみたら、写真を自由に動かせて、これはいい。ページごとに半袖、長袖、スカート、ズボン・・・と仲間同士集めれば足りないものが一目瞭然。
自分のワードローブでこういうのを作って買い物に持って行けば、売り場でも決めやすくなると思う。

着ていく服を考える時にも「これとこれなら合いそう」というのが、ぱっと判るし、バッグや靴も考えやすい。実際に写真を動かして、ぐちゃぐちゃに並べ替えても、最後に保存しなければいいんだもの。

本当は、実際に合わせて着てみて、コーディネイト写真を撮って「この組み合わせがいい」というのを残しておくと、出掛ける直前にあれこれ着て迷ったり、後で写真を見て「しまった!」と思う事がなくなるので一番いいのだけれど、まあそれは余裕のある時に。




持っていない服や、自分が着ないであろう色の服でも、「お、こんな色を合わせられるのか!」とか「これ素敵!」という写真を見かけたら、それも集めておく。
自分で色合わせをするのって難しくて、つい同系色とか、相手を暗色にするとか、無難なところでお茶を濁してしまうので。




色数が多くてもまとまるやり方とか、柄物と柄物の組み合わせとか、自分では思いつかないような差し色の使い方とか、凄く勉強になる。

それにこういう写真って、眺めているだけでも楽しくて、作業が全然苦にならないの♪
プロが考えて撮影した素敵な着こなし写真なのに、売り切れてしまったらもう消えてしまうので、「お!」と思ったものはどんどん保存しておくのがお薦めです。




2023/11/21

ドイツの複雑な保険制度


ドイツにはプライベート保険と公的保険の二種類があるというのはよく知られているけれど、実際はもっともっと複雑。

公的保険にも様々な保険会社があって、更に保険医組合と家庭医組合(私の訳語)がある。保険医組合の方は一応全部まとめているけれど、家庭医組合の方は保険会社(グループ)ごとに別々。なので、うちの医院では公的保険分だけでも請求先が数か所に分かれている。
組合に、やった診療の番号を提出すると、番号に相当する点数で半年後(!)位にお金が支払われる仕組みなので、幾ら丁寧に診療をしても番号を書き忘れたら収入はゼロという訳で、だから番号はとっても大事。ところが番号カタログが結構よく変わるのだ。

例えばの話し。〇〇病の予防プログラムを始めましょう、となって保険医組合から新しい番号が知らされる。ところが保険会社全てが足並みを揃える訳ではない事が多く、そうなると「家庭医組合でもこの会社は、この番号だけ家庭医組合じゃなくて保険医組合の方に請求してもよろしい」とか、「この会社は独自の番号にします」なんていうのもあったりして、実に複雑。
更に、これはスクリーニングとして1年に1回やってもいいとか、もし異常が見つかったら別の番号になって半年に1回になるとか、それぞれやるべき事はこういう内容の検査だとか、細かく決められている。会社によって頻度などの内容が異なる場合もある。
番号が廃止される事もあれば、内容が変わる事もある。「いつまで」という期限付きの場合もある。
そんなん、覚えられるかー!なのである。その度に調べる暇などある訳がない。

それで、電子カルテに短縮キーで入力すると、それぞれに合った番号とか、やるべき内容や注意事項のテキストとか、出てくるようにしておくのだけれど、短縮キーは自作するしかない。
作る時に間違えたら、その後全部間違いになってしまう訳だし、入力忘れをした分はただ働きになるので、もの凄く集中して、色々と調べながら入力していく。

しかも、新しい番号の詳細って、組合に問い合わせても最初は誰もよく解っていなかったりする。ただの「間違い」で済めばまだしも、内容を満たさずに点数請求したら、最悪の場合「詐欺」と見做され、「犯罪者」になり、保険医の資格剥奪とかもあり得る。なので何十ページもある契約内容のようなものを必死に読んで、調べて、何とか理解するしかない
短縮キーだけではなく、幾つもの文書や図表に分かれているのの要点だけまとめて「これを見れば」を一つ作ったり、詳細が必要になった時のために「原典はここ」のリンクも作ったり。

本当はスタッフがやってくれるといいのだけれど、内容を一番理解しているスタッフはコンピューターが苦手なので、今は私がやっている。
週末にそういう仕事をしていて、凄く疲れた~。




珍しくスーパーに生椎茸があった(田舎なので滅多に入荷しない)ので、すき焼き風に。
茸が苦手な妹こぐまが恐る恐る欠片を食べて、「♪椎茸は茸じゃない」と言い出した。分け前減るやん!

私は本当は、椎茸を焼いて、椎茸の味がついたフライパンで目玉焼きを焼いて、全部ごはんに載せて醤油をかけて食べるのが一番好きなのだけれど、糖質制限でごはんが食べられないので。





  1. 人参と白菜を薄ーい塩味で煮て、豆腐、葱、春雨を入れる。
  2. 椎茸と牛挽肉は、すき焼きのように醬油たっぷりで炒め煮にして、溶き卵に絡める。鍋肌においしい味がついているので、必ず1のスープにゆすぎ入れること!
すき焼きだけでは味が濃いけれど、薄味の煮込みと交互に食べると丁度いい。
おいしい、おいしいと大好評で、大きな白菜一株と牛肉600g使って、一回分にしかならなかった。





2023/11/17

深まる秋の庭



モミジがこんなに真っ赤になるのは、今年が初めて。美しくならない種類なのかとがっかりして植え替えを考えていたのだけれど、早まらなくてよかった。
穂が開いていなくて写真ではよく見えないけれど、石灯籠の左側はススキみたいなの。

医院前の植え込み、3年半前と較べると、いい感じに茂ってきた。
ここは土や水はけがよくないので難しく、ツツジは枯れてしまった。逆に笹は茂り過ぎたので庭に植え替え、新しく小さいのを植え直した。




雨に濡れそぼる紅葉。


本当は日に透けているところを撮りたかったのだけれど、ここは北側で日が差す時間が凄く短いのと、霧や雨が続くうちに、どんどん落葉していき、今年はもう無理そう。来年は剪定も頑張って、もう少し美しい枝ぶりで写真を撮れるかな。


追記:


夢見心地になれる朝の風景。うちの果樹園で2本紅葉しているのは、ソメイヨシノと八重桜。桜の紅葉がこんなにきれいだとは。
ソメイヨシノは違う場所に植え替えたいと思いつつ、一人ではできないので叶わないまま、もうこんなに大きくなってしまった。





2023/11/15

もうひと頑張り


遅れに遅れている税金の後払いが待っていて、蛇の生殺し気分。口座を一時的にマイナスにして凌げる事は銀行に確認を取ったので、
開院直後のような綱渡りではないし、向こうの都合で遅れる分には無利子なのだから、遅れてくれるのは本当は有難い事なのだけれど・・・スッキリしない!
実はこれ、余りにも遅れ過ぎて、その存在をすっかり忘れて余裕をこいていて、夏に税理士さんに言われて青ざめたという。「でもまあ秋まで節約すれば、少しのマイナスで何とかなるかな」と思っていたのだけれど、従業員も増えたし、今月は冬のボーナスもあって、何とかなるどころか口座がいよいよ心許なくなってきた。喩えるなら胸にぽっかり開いた穴を風がヒューヒュー吹き抜けていくような気持ち。でもスタッフは宝だし、物価上昇で皆の生活も苦しくなっているだろうから、そこは気前よくいきたい。

とは言え、ない袖を振るにも限界があるので、何とかしなくちゃいけない。でも医院は今でも予約は一杯で、これ以上詰め込むとクオリティが下がってしまう。診療時間外というのも、鍼灸など急患が入った時に押し込める大事な役割があるので、そこは詰めたくない。
それに、一旦患者数や診療時間を増やしてしまうと、もう減らせない。今苦しいのは「税金の後払い」という一回限りのもので(それ以降の税金はもう前払いにしている)、それが過ぎたら今のペースの働き方で恐らく食べていける筈だから、細く長く続けるためにも、そこは増やしたくないのだ。

夫は「出歩くのをやめよう」と言うのだけれど、こぐま達はずーっとどこにも連れて行って貰えず、お友達があちこち遊びに行った話しを聞かされるばかりという年月が長かったし、今でもよその家庭と較べれば少ない方だと思うので、あと僅かしか残っていない子ども時代は何とか無理してやりたい。とは言え、実際に口座残高がマイナスになったら、流石に遊ぶ気にもなれなさそう。

それで、ぐるぐる悩む日が続いていたのだけれど、遅まきながら「あ、遊びに使いたい分は、缶詰当番医バイトに行けばええやん!」と思いついた。
当番医というのは割り振りされるのだけれど、きついのでやりたくない医者は沢山居て、それを代わりにやってあげると臨時収入になる。自分の医院を開ける訳ではないのでスタッフの労働は増えないし、その時その時で一回ずつ入れられて、先の縛りがないのがいい。幸い最近、他の事が法的に問題になって、今迄のやり方では回せなくなったので、勤務時間が大幅に減らされて8時間になって、そこまで覚悟しなくてもこなせそう。うちで稼げない分、よそに出稼ぎに行く感じかな。
いつもは週末に事務仕事などしなければいけない事も多いのだけれど、今はToDoリストもほぼ片付いている。「皆で遊びに行く分」「あれを買うお金」と思って当番医に行くのなら、ポジティブに頑張れそうだし、家族もわいわい応援してくれそう。

こういう自由な選択肢がある今の私の状況は、本当に恵まれていると思う。
多くの人は働くペースに選択の余地はなく、決められた月給で足りなければ副業するしかなくて、それにも色々な制約があるよね。私も雇われだった頃に他の当直バイトに行っていた時なんて、足元見られて、専門医だというのに最低賃金ギリギリ(今のうちのスタッフの半分以下!)の時給だったもの。
だから、スタッフが生活が苦しくなってちまちま副業するより、恵まれている私が代表で出稼ぎに行ってスタッフに還元する方が、断然効率がいいと思うの。

さーて、じゃあ、皆の笑顔のために、もうひと頑張り。




週末に兄こぐまの友達が遊びに来たので、おやつに日本のお惣菜パンを焼いてみたら、帰り際に「レシピ頂戴」と言われて、びっくりした。
いやー、レシピ持って帰って来られたら、お母さん迷惑だと思うよ。