ドイツでは最近、医療制度を節減する政策が可決された。
一般市民との討論会で、それを厳しく批判した医者に向かって、メルツ首相が言った。
「あなた達医者も、医療制度のNutznießerなのだ」
("Und da sind Sie als Teil des Gesundheitssystems auch Nutznießer. Sie als Ärztin")
さて、この「Nutznießer」という言葉、字面で「Nutzen」+「Nießen」から想像するよりも、ずっとずっと酷い意味。
小学館独和大辞典による和訳は:
「受益者、うまい汁を吸う者」
DUDENによると同義語は、なんと:
「Schmarotzer(寄食者、居候、食客)」
「Parasit(寄生生物)」
「Abstauber(いかがわしいやり方で他人に生活費の面倒をみてもらって暮している人)」
つまり、労働の対価ではなく、ただ受益している人という意味の言葉。
そもそも私達開業医は、自分で医院を建てて機器なども買ってローンを背負い、人も雇って経営しているのに、収入は自分で決められない。物価上昇で経費が膨らんでも、「このままでは倒産するから値上げ」とかできないし、たとえ仕事を増やしたとしても、稼ぎはカットされて自由に増やせない。既にやった仕事であっても、予告もなく勝手に支払いカットされたりもする、酷い扱い。
そんな私達に、一国の首相が、この言葉を使うか。
しかも討論に出た医者は、自分の懐のためではなく、その節減によって苦しくなる患者さん達のために、批判したのだ。
ほんの数年前、コロナ禍中、我が身を削って尽力していた医療従事者への感謝の気持ちの表現として、晩の決まった時刻に、皆がバルコニーに出て、拍手をした。
それが、喉元過ぎれば、これかよ。
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10月4日(日)13-16時、シュトゥットガルトのSchlossplatzにて、デモがあります。
フェスティバルみたいなノリで、音楽など出し物もある予定なので、家族連れも大歓迎。
医療関係者じゃなくても、この節減に反対の方、私に会ってみたい方は、気軽に覗いてみて下さい。
そのお金で素敵なTシャツを買う方がいいというのは解っているけれど、いや、これ、黙っちゃおれんやろ!
ついでに鳴り物も用意。
私を見つけたら、是非声を掛けてね!


