2022/08/17

楽しい時間、穏やかな時間


自然療法の研修で仲良くなった後輩医師が、家族を連れて遊びに来てくれた。夫と会わせたい、私の医院を夫に見せたい、と。
彼女は私に感化されて、鍼の研修を始めたところ。開業のアドバイスなど色々して、うちの器械やソフトウェア、オーガナイズの仕方など見せたら、「サチコ、これ、特許が取れるよ!」「医者をやめても、開業アドバイザーになれるよ!」と、あちこち感心してくれた。うちは小さな医院、小さなチームだから、とことん工夫しないと回らないのよー。
いつまで経っても新米気分、外国人(エイリアン)気分でいるのだけれど、こうしてドイツ人後輩から頼られるような立ち位置に、いつの間にかなっているのかー、と、自分でちょっとびっくり。
一緒にご飯を食べに行き、夫同士も話しが弾み、子ども同士で遊び、それぞれ楽しかったー!とみんな大満足。




これはまた別の日。楽園にお邪魔して、かぎ針編みを教えて貰っているところ、第一回。 
屋根より高い樫の木の木陰で、ポトンポトンとドングリが落ちる音を聞きながら。 テーブルの下には大きな子犬。




♪トマトって なかなかおしゃれだね
♪小さい時には青い服 大きくなったら赤い服




今年は初めて黄色いズッキーニも育っています。




凄く久しぶりに辰巳芳子さんのボロネーゼ。
以前のどん底時代に、夜中や週末にいつもこれを作り置きしていたのが、私の中でややトラウマになっていて、ずっと作る気になれなかったのだけれど、兄こぐまが懇願するのに負けた。だって、「また今度」にしたら、本当に泣くんだもの。そこまでか。
手間はかかるけれど、やっぱりおいしいわー。夫のごはんだと食が進まない妹こぐまもお代わりをして、皆のお皿まできれいに舐めてくれた。
私はスパゲッティの代わりにサヤインゲンで。




(↑Amazonリンク)
いやはや、凄い人です。





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2022/08/14

昼顔との戦い




私は朝顔や夕顔が大好きだった事もあり、昼顔にも悪い感情は持っていなかった。白い花が可愛いし、他の植物にしがみついても、まあちょっと支えてやってよという感じで放置していた。
ところが何と、なよなよしがみついて支えて貰うどころか、絡みついた植物を締め上げて引き倒してしまうのだ。山姥かよ。怖っ。
しかも種だけじゃなくて、差し芽でも地下茎でも増えるので、畑を耕す時に横倒しになったり、千切れてあちこちに混じると、これ幸いとどこからでも芽を出す。
ひえーっ、これはあかんわ!と、戦いが始まった。




こういう届かない隙間からひょろーっと伸びて、ふかふかの土に辿り着くと、そこに根付いてそこから増える。隙間の根は月日が経つと共に太く頑丈になって、抜けない。




水が貰える野菜の根っこ近くから、こうして黄色の矢印のように、あちこちに広がる。




見落としそうな、か弱いフリの、こんなひょろひょろから始まり、はっと気付くと生い茂り、近くの植物を締め上げて引き倒してしまう。




虎視眈々という感じで、油断も隙もありゃしない。




横に伸びてそこから更に芽を出すので、芋掘りかという位慎重に掘らないと、大元の根がどこなのか判らず、辿り着けない。しかも大元の根はビクともしない頑丈さで残り、その手前の根がひょろひょろで、ぶちぶち切れる。小さな芽は掘っているうちに土に紛れ込んで逃がれてしまう。
まるで腐った政権のトカゲの尻尾切りみたいな憎たらしさ。もうね、昼顔のイメージがガラリと変わってしまったよ。

例えばイラクサはズルズルっと抜けるし、イネ科のはガバッと抜けて、草取りしていても気持ちがいいのだけれど、昼顔はブチッという感じで、完全に抜けたのかどうかよく判らないし、切らないように、欠片を見失わないようにと気を付けて気を付けて掘るので、全然楽しくない。
毎年戦いに負けていたのだけれど、今年は日照り続きで、雑草がなかなか茂らないので、今がチャンスだと思って、毎週末にちまちま掘っています。
因みにこの三ツ又は、草取りになくてはならない、素晴らしい道具。この、真ん中がちょっと短いのが、小回りが利いて絶妙なのだ。





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2022/08/12

少女マンガの現実


少女マンガのうっとり胸キュンは大好きで、年齢を忘れて当時の気持ちに引き戻される感じ。ではあるものの、やっぱりこんな歳にもなると、内心ツッコミも入れてしまう訳です。特に最近の少女マンガは、うっとり胸キュンのツボがやや違ったりして、更につっこんじゃう。



お姫さま抱っこ

・・・十代はOK
二十代になると脚の皮膚が攣れて痛い。
抱いて歩かれるとガクガク激しく揺れて、イメージ違うー。



壁ドン、顎クイ、頭ぽんぽん

・・・身長171cm+ヒールですが、何か?



彼シャツ

・・・普通にぴったり。
と言うか、一時期は男物ばかり着ていた。



無理やりキス

・・・マンガの中では、いい男限定で許されているらしいが、
「いい男」の基準は非常に主観的で、外れていたら犯罪デス。
決して真似をしないように。





KENZOって、昔の少女マンガの世界みたい♡

過ぎてしまってみると、
硬派なんて気取らず、もっと青春を楽しんでおけばよかったかな。

日本では私はでかくて可愛気がなかったのだけれど、こちらに来たら自分より大きな男性も普通に居て、慣れないのでそれだけでちょっとドキドキしてしまう。
家の工事で職人の社長さん達に囲まれた時、私だけ小さくて(!)ピョンピョン飛び跳ねないと図面が覗き込めなかったのは、とっても新鮮でグッときた。わはは。





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2022/08/09

日曜日の晩の畑


どうして週末って、こんなに早く過ぎてしまうのかな。
と、兄こぐまが呟いた。
こぐま達は夏休みなんだけど、私がまだ休みじゃない。
あと2週間、頑張ろう。




サラダ菜は、日照りのせいで、ちょっと硬そう。

奥のラズベリーはもう終わった。
今年はPapricaさんちで見た通りに切ろうっと




ズッキーニ。



あんなに小さかった苗たちが、やっとここまで大きくなった。
今年もまたダメかと思っていたので、少しでも収穫できそうで嬉しい。

ここには穏やかな時間が流れている。






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2022/08/07

コロナで自宅療養する場合


コロナは腐ってもコロナという感じで、普通の風邪とはちょっと違う。
うちの医院では、「自己検査で陽性になった」という連絡が入ると、まずオンライン診療をするのだけれど、比較的軽症な人でも色々と不安とか疑問とかあって、20分位みっちりお話ししないといけない事が結構ある。
オンライン診療は通常の診療時間外に入れて、一番のピークの時は1日に20人位あったので、かなり大変だった。でも、「これは私一人の特殊な症状じゃない」「次にこういう症状に移っていくかも」「こういう症状が出たら、こうしたらいい」というのを予め判っているだけで気持ちが全然違うと思うので、「もう質問はありません」となるまで頑張ってお話しするようにしている。
ウィズコロナになって皆さん慣れてきた今でも、そうなのだ。去年くらいまでは、隔離期間中毎日オンラインで話さないと精神的に参ってしまう人もままいたし、少なくとも2、3日ごとには様子見が必要だった。今の日本がそれ位の感じなのかなと思う。
日本では医療が逼迫しているそうだし、なかなかそうもいかないと思うので、私がよくお話しする事をここに書いておきます。


一般的な、よくある経過
  • 倦怠感や眩暈、悪寒などが前触れ。初期症状は、頭痛、全身(関節、骨、筋肉)痛、喉の痛み。痛みはかなり強い。そして発熱。39度超えも珍しくない。下痢になる人もいる。最初から陽性にはならず、これらの初期症状が治まりかけた頃にやっと陽性になる人も珍しくない。
  • その後、乾いた咳や鼻水という症状に移っていく。これらは結構しつこく続く事が多い。
  • 睡眠の需要が増え、昼も夜も眠ってしまうという人も多い。体が要求する通り、幾らでも寝て下さい。よく聞くのが、「普通ならまだ頑張れるのに、ある瞬間に電源オフになる感じで、それ以上はどうにもならなくなる」という限界。限界を感じたら即座にやめ、ちょっとお昼寝すると、また起き上がれます。
  • ほんの少し頑張っただけで、汗が吹き出したり、脈拍が上がったり、息苦しくなったりというのも、普通。そういうサインがあったら、すぐに横になって休憩して下さい。休憩してすっと治まるようなら、取り敢えず心配はいらない。
  • 一番しんどいのは、初期症状の二日間位。よくなり出したら、一日一日というより、時間単位でぐんぐんよくなっていく事が多いので、どうか頑張って。でも本調子になるまでには結構かかり、全く元通りの活動量がこなせるようになるには一箇月位かかる事も珍しくない。
  • 糖尿病や高血圧の薬など常用薬の服用量の調整が必要な場合や、高リスクの患者さんにはコロナ治療薬を処方する事もあるので、持病のある方はなるべく早い段階でかかりつけ医に相談して下さい。

1.水分摂取を心掛ける
病気の時は昼間でも眠ってしまうし、だるいので、水分摂取を忘れがち。熱があると汗や蒸発で水分を失うので、意識して沢山水分摂取すること。目が覚めたら、ちょっとベッドから起き出して、うーんと伸びをしたり、深呼吸。トイレに行ったりしてうろうろ歩き、体内の循環もよくしてやる。尿の量が多く、色が薄ければ、OK
コロナ時には食欲が全くなくなる人も多く、その場合は無理に食べる必要はなし。消化吸収にエネルギーを消耗してしまうので、無理に食べると却ってマイナスになる。

2.熱、痛み
コロナで熱と痛みが本当に酷いのは大体最初の2、3日だけで、でも本当に苦しいので、その期間は最大用量まで服薬して抑えていい。ところが市販の鎮痛解熱消炎剤は、多くのものが3時間程度しか効かないので、「効果が切れたら飲む」では、あっと言う間に1日の最大用量に達してしまう。
そういう場合は、違う成分(商品名が違っても同じ成分の事があるので、必ず成分名を見ること!)のものを交互に服用すれば、それぞれの1日の最大用量を越えずに済む。

3.咳止め
今のコロナの咳は、第1波第2波の頃のような肺(背面)からの深い咳ではなく、喉や気管支上部(前面)からくるのが大半で、普通の咳止め薬では効かない事が多い。
色々と教えて「一番よく効いた」と言われる事が多いのは、塩水吸入。お湯を沸かして洗面器に入れ、3%相当の食塩を入れ、頭から布を被って洗面器を抱え込む感じで、その湯気を吸入する(火傷に注意!)。
ドイツに住んでいる人なら、加えて薬草シロップの「Stilaxx」をお薦めしている。咳が始まりそうな時に、ティースプーンに一杯、舐めるようにしてゆっくり飲み込む。それがなければ、普通ののど飴でも、ないよりまし。
回復して元気が出てきたら、薬草風呂も凄く楽になる。

4.鼻づまり
普通の点鼻薬(Xylometazolin)を日に2-3回。できればその10分後位に鼻うがい。
普通の点鼻薬で効かない場合は、アレルギー性鼻炎のための抗ヒスタミン点鼻薬(Azelastinなど)を併用すると、まず通る。
耳がおかしくなってきたら、必ず点鼻薬を使うこと。

5.回復期
隔離期間が過ぎたら、涼しい時間帯に小さな散歩をする。その後疲労困憊してしまうようなら、やり過ぎ。それで少しずつ距離・時間を延ばして、体を慣らしていく。


過去記事
「風邪の常識の間違いと、私のコロナセット」
この3箇月位後にこぐまが2回目を連れ帰ってきたけれど、私(ワクチン4回+罹患1回済み)は流石にもう感染しなかった。集団免疫がつくと感染が広がりにくくなるというのは、こういう事ね。
2回目は、皆が寝込んでいたのは2、3日だったけれど、兄こぐまはしんどさと下痢気味なのがなかなか抜けず、2週間位しっかり学校を休ませる事になった。慢性疼痛の夫は、ちゃんと元気になる迄に1箇月近く掛かった。


赤ちゃんや幼児には、コロナだからと言って特別な事は必要なく、以下のような一般的な感染症対策で大概はOK
■吸入器具、鼻風船→「こぐまの手術」
■塗り薬、薬草風呂、鼻うがい→「ドイツの我が家の風邪対策・鼻うがい」
  • シロップや座薬で解熱鎮痛。鼻づまりには点鼻薬。
  • 水分摂取さえきちんとできて、熱が40度を超えないように大体できれば、まず大丈夫。尿が沢山出て、色が薄いこと。肌にしっとり弾力があって、口の中が常に濡れて光っていて、泣けば涙が出るのが普通。喉が痛くて飲みたがらない時は、鎮痛剤を使って15分位待ってから飲ませる。幼児なら冷たいジュースを薄めたものとか、かき氷とかでも。
  • ぐったりしている時があっても、合い間に遊ぶ元気があったり、機嫌よくしている時間があれば、取り敢えず大丈夫。
  • 中耳炎?と思ったら、耳を軽く、色々な方向に引っ張ってみる。それで痛がらなければ、取り敢えず大丈夫。



妹こぐま1歳。真似してシュパシュパ吸入します。 
鼻うがいもお風呂で上手にしていました。 




兄こぐま3歳。
水薬には特別にストロー(普段は使わせなかった)。
ぬいぐるみが「すごいー!見せて、見せて!」と言うので、 
得意になって見せてやっている。 



兄こぐま2歳。兄こぐまの看病の後に寝込んだ私の様子を、 
遊びの合い間に、心配そうに覗きに来てくれる。 
楽しくない話題だったので、皆様にも癒しのお裾分け。 
(になりますように!) 

 

皆様も、どうぞお気を付けて、ご無事で。 
 





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