2022/12/31

2022年もありがとう


毎年、クリスマスカード/年賀状を作る時に、一年を振り返る。

2021年は、今思えばまだまだ苦しかった。特に前半、引越しまでは、その前のトラウマがしょっちゅう顔を出して、本当にしんどかった。
コロナ規制も昨年の初めはまだ、夜間外出禁止とか、世帯外は一人迄しかダメとか、凄く厳しかったし、ワクチン接種も大混乱で、色んな論者のいがみ合いも激しくて。そして何より、知っている人がコロナで亡くなるというのが何件かあって、本当に堪えた。
あれらが全部、まだ去年の出来事だったんだなー。



まだまだ低空飛行だけれど、2022年はようやく楽しい写真でいっぱいにできた。(あ、サーカスのこと、まだ記事にしていない・・・)
コロナの心配が少なくなってきたので、陸路での小旅行なら、やっとできるようになった。

こぐま達も、心の傷が少しずつ癒えてきているのかなという印象を受ける。お友達が当たり前のように享受している事どもを与えてやれない年月が続き、それでも文句も言わずにずっと我慢してきた子達だから、子ども時代が過ぎてしまわないうちに、なるべく色々してやりたい。というのが、少しずつ実現できてきたかも。

兄こぐまは、ギムナジウム2年目になってようやく友達ができ、「友達とお昼にドネルケバプを食べに行く約束したからお金頂戴」とか「友達と一緒に宿題をする約束をして、学校の後一緒にバスでその子のうちに行くから、夕方に迎えに来て」とか、言うようになった。
クラス担任の先生からは相変わらず嫌われているけれど、学年が上がると別の教科担任が増えるので、相性のいい先生にも当たるようになって、少しずつ楽しくなってきたみたい。
何年間もずっと、私はサンドバッグでパパにべったりだったのだけれど、最近は私にくっついて甘えてくる時も出来てきて、やっと解けてきたんだなあと思う。食べるのだけが楽しみだったのも、やっと収まってきたし。

コロナ規制はどんどん緩和され、もう陽性隔離もなくなった。医療機関と一部公共交通機関でのマスク着用義務があるだけ。それに伴い、人々のいがみ合いも収まってきた。

私は開業から2年経ち、初めての収支報告と納税も済み、綱渡り状態からやっと抜けて、余裕が出てきた。医院の評判はよくて、年末に患者さん達から心のこもったお礼状やらプレゼントやら沢山頂いて、スタッフ達も仕事ぶりが肯定されて凄く嬉しそうだった。
今後は少しブレーキをかけて、自分の体も人生も大事にしていこうと思う。まだまだ長い道だからね。

戦争とか物価高とか、世界中で色々ある中で、私達はこうして静かな気持ちで年末年始を迎えられる境遇にある事に、心から感謝。

皆様も、どうぞよいお年を!





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2022/12/30

初めて編んだ♪


私はかぎ針編みというものをした事がなかった。
子どもの頃、鎖編みであやとりは作っていたけれど、それ止まり。

こぐま達がかぎ針編みを教えて貰っているのを見ていても、仕事で疲れ果てているし、まあ私はええわー・・・という感じだったのだけれど、ふと一緒に編んでみようかと思った。

母がドイツに遊びに来ると、アクリルたわしを沢山作り溜めしておいて貰うのが常だったのだけれど、コロナ以来遊びに来て貰えなくなって、ストックもなくなってきた。それ位だったら自分で編んでみるか。
で、アクリル毛糸を買って来たものの、ずっと編み物教室ができないまま、何箇月か経過。それが、やっと実現!



記念すべき第一号。
もうボロボロで凄く洗いにくくなっていた左のを、やっと新調できた♪
丸い方が、角がピシャピシャならなくて洗いやすいのだけれど、まずは四角から。もう何枚か編んでマスターしたら、次は丸に挑戦してみよう。

今迄私がしていた手芸・工作というのは、根を詰め過ぎて疲れ果てるパターンだったのだけれど、ぺちゃくちゃお喋りしながらかぎ針編みするのって、凄くリラックスするわ。
どうせアクリルたわしだから、間違えたって平気だし、手が汚れるのも気にせずクッキーなどつまみながら。



いつもの犬は、1歳になった。随分言う事を聞くようになってきたけれど、ついうっかり我を忘れる子どもの部分もあり、知恵を絞って「いけない事」をする部分もあり、叱るべきところをつい笑っちゃう事もままある。

その1:
ご主人様が席を立って地下室に行ったら、すっと部屋から出て階段まで様子を見に行ったので、「あ、ちゃんと心配して見に行くんだな」と思った。ところが次の瞬間、一目散に駆け戻って来て、私に飛びついて口にキスをした。
なんや、ご主人様が本当に遠くに行ったか確認しただけかい!
(大型犬なので、人に向かって立ち上がる事も、舐めたり甘噛みする事も、禁止されている。)

その2:
そのうち、矢鱈おりこうさんになって、所定の場所ですーすー寝息を立てている。いつになくリラックスしているなあと思ったら・・・いつの間にか私の靴を持って来て抱えていた(これも禁止事項)。靴がなければ私が帰れない事を知っているので、安心しきっていたのだー。
片足だけほかほかの帰り道でした。





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2022/12/28

クリスマス休暇


クリスマス前、夫とこぐま達が酷い風邪をひいた。特に兄こぐまは、夜中に咳で何度も目を覚まし、ツボを押してやると何とか収まって寝入るのだけれど、暫くするとまた目を覚まし・・・の繰り返し。鍼を使わせてくれれば、もっとまとまって眠れるのに!

私は休暇前の忙しさだったので、これでうつされたら目も当てられんわと、戦々恐々としていたのだけれど、免疫力を高めるサプリや薬草もフルに使って、何とか乗り切った。

今年はクリスマスカードを珍しく早目に注文して、遂にやったぜ!と思っていたのに、手つかずのまま置いてあるよ・・・しょぼーん。

という訳で、クリスマスも余り特別な事はできず。
私はリビングの山を毎日少しずつ切り崩して片付けている。夫が色々ネットで注文して、中身だけ出して箱は山積み放置する。適当に段ボールに放り込んだものも山積み。古紙は雪崩を起こしている。兎に角、何もかも山になっていて、私の物とか戸棚に辿り着けなくて、折角の夢の家なのに!キーッ!
リビングのトイレも、普段私は使わないので見ない事にしているのだけれど、一週間休みだから使おうと思って、初日に掃除。不潔ではないのだけれど、床の埃とか、カルキとか、酷かったの、全部ピカピカにしてやった。

久しぶりに私が連日お料理するので、こぐま達は大喜び。



病み上がりがいるので余り重くないものを・・・と、クリスマスイブは久しぶりの肉じゃが。
私のは、お肉だけ別鍋でしっかり味付けをしておき、他の材料をお出汁とほんの少しの塩で優しく煮込んだところに、最後に合わせるの。



今年のクリスマスプレゼントはステンレスのお弁当箱とサーモマグとポテトチップス。
最近ドイツでも「Bento Box」が買えるようになってきたので、助かるー。ネーム入り♪



元気になってきたところで、皆が大好きなハンバーグと野菜のオーブン焼き。ハンバーグは勿論お代わりいっぱいあります。別の日にはシュペッツレも作ったよ。



久しぶりにドーナツ、カリッと揚げたて!
私のはスプーンですくって油に落とすだけで、生地を用意している時には毎回「今回こそはきれいに成形しようかな」と思うのだけれど、ゴツゴツの先っぽのカリカリが好きなので、やっぱりこうなる。


私へのプレゼントはなかったので、自分でネットを徘徊。最近、体型が変わってきたからか、今迄の普段着が似合わなくなってきたなーと思っていたので、手を出した事のない分野を物色。



こんな若い子も白髪のおばあ様も、同じ服を着ている!



この人を見て、年を取るのも悪くないかもと思えた。
色んなコーディネイトを見ているだけでも楽しくて、自分の好き嫌いを自覚させて貰えたり、「えーっ、こんな色を合わせられるんだ!」と勉強になったり。

私らしいスタイル探し、始めます。





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2022/12/26

2歳児の思い出


疲れると、こぐま達が小さかった頃の写真を眺めて、心を慰める。



兄こぐま2歳半。お下がりで頂いたこの玩具の電話が大好きで、日本の実家の電話番号を言うとちゃんとダイヤルし、真面目な顔で相槌を打って、結構長電話(ごっこ)していた。



2歳の頃の、懐かしい動画を発見したので、編集して字幕を入れてみた。まだグループではビデオで喋れなかった時代で、メールで送るために撮影したもの。
触らずにいられない気持ちのいい肌を夫が常にさわさわしているのも、こぐまが夫の襟ぐりに手を突っ込んでいるのも、当時の定番で、今見ると笑えるわー。

「魔の2歳児」なんてよく聞くので、兄こぐまが2歳を迎える時にはドキドキしていたのだけれど、母にちらりと言ったら、「そんな、2歳児なんて、どんなに頑張ったって所詮2歳児、掌の上でかわいいもんよ!」と笑い飛ばされた。
今なら、全く同感!癇癪を起しても、可愛いもんです。



これは既出だけれど、妹こぐまの2歳半は、こんなのだった。

当時も既に夫が病気になってきていて大変だったのだけれど、それでも頑張れる位沢山の幸せをこぐま達から貰っていたなあ。




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2022/12/24

凍てついた夕暮れの散歩


厩のアドベントの後は、奥の森を散歩。
うちの谷から上がったところの森は、結構平らな台地になっていて、とてもいい散歩コースなのだ。広くて、たまーに人に会うくらいで、丁度いい感じ。













キーンと冷え切った空気の中、キシキシと雪を踏みながら歩き、
余りの美しさに時々立ち止まる。



昔。大切な人の死を、この遠い異国の地で知り、寝ても覚めても泣き、雪原の中を一人で歩いては泣き、もうこのまま雪に埋もれてしまいたいと思った事がある。
それ以来、余りにも美しい雪原を歩くのが、ちょっと苦手になったのだけれど、妹こぐまと子犬のお陰か、この日は初めて大丈夫だった。





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2022/12/23

幸せな動物たちのアドベント


おらが村の「厩のアドベント」にも、初めて行って来ました。

夏の間は斜面の草刈り要員になっている動物たちが過ごす厩が一般開放されるの。あの時お祭りの会場になっていたの、本当に厩だった!
厩の前では音楽が演奏され、ホットワインやソーセージやワッフルなどが買えて、またも老若男女がいっぱいの、楽しいお祭り。ワッフルを焼く係の若者達が「ひーっ、生地が凍ってきたー!」という位寒かったけれど、大盛況。



厩の中は結構あたたかい。ガラス窓もあって、木組みが素敵。



ロバさん寄ってきて、撫ぜて貰って、めっちゃ嬉しそう。



にかっ。この笑顔、どうよ。



撫ぜて、撫ぜてー。



もっと!



もっと!

夏に外で会うとそっけないのに、厩の中では人懐っこくてサービス精神旺盛なのに、びっくり。みんな可愛い!!



驚く程ゆったりとスペースがあって、窓から光も差し込んで、掃除も行き届いていて、夏は外で冬はここなんて、最高に幸せな動物たちじゃないかしら。

前にも書いたけれど、これらの動物たちは、有志の会費(寄付)とボランティア要員とで維持されていて、だから余計に「おらが動物」という感じで皆から愛され見守られている感じ。うちも今年から会員になりました♪





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2022/12/21

キーンと冷えた第4アドベント



余りの美しさに、窓に釘付けになってしまう。



翌朝。これでも明るくなって気温が上がってきたところ。こういう日は日中でも零下のままという所が多いのだけれど、この谷は本当に守られていて、ちょっと日が差すとすぐにプラスの気温になるのには、びっくり。

そして、外は寒いけれど家の中はあたたかくて快適。そんなにガンガン暖房つけている訳じゃなくて、家中についている暖房の一部しか使っていないのに。新しい家の断熱技術って、凄い。 



うちの南天、実がつかなくて、紅葉するの。
飾りに使いたくて植えたのに、ちょっと違う。


 


アンコールに応えてシュペッツレ弁当。



またマドレーヌを焼きました。BGMは久しぶりにサルサで、合い間に踊りながら。一度に何段でも上手に焼けるオーブン&こうして並べるスペースのある台所、万歳!

ル・クルーゼのマドレーヌ型、鉄板が分厚くて、形も絶妙で、焼き上がりがやっぱり素晴らしいので、あの後2枚目も買った。ところが他のメーカーの型と混ぜて焼くと、出来のいいのを差し上げる事になって、結局自分達の口には入らないので、ええい!一生もんだし!と、最近遂に3枚目を買ってしまった。

マドレーヌを持って行ったのは・・・



小学校のアドベント行事。ロウソクの灯りに囲まれて、妹こぐまは友達と二人で司会。私はまだ仕事があったので、出し物だけ見て、何も食べずにすぐ戻った。ちぇっ。

折角の校庭でのイベントなのだから、うちの三角窓の明かりをつけて皆の気分を盛り上げてあげればいいのに、夫が「家の中が見えるから」とわざわざ消してきたのだと聞いて、がっかり。後ろの家はそうしているし、私も幼稚園の行事の時とか頑張ったのに。





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