ずっと先延ばしにしていたテレコムや銀行の用事があった。「たったそれだけの事」と自分でも思うのだけれど、ずるずる、ずるずると、もう2年以上。
医院の固定電話を契約した時には、仕事用の新しい口座が使えなくて、プライベート用の銀行口座を使うしかなかった。
しかも、契約の番号がおかしくて、請求書は届かないし、オンラインでもログインできないし。その辺を全部きちんとしておきたいと思いつつ、なかなか腰が上がらず。しかも隣町にあった支店が閉められてしまったので、どこか他所に行かないといけない。
銀行も同様で、最初の頃はプライベートの口座と仕事の口座と分けきれない部分があったのだけれど、そろそろきちんと分けておきたいな、カードも新しくしたいな、と思いつつ、銀行は昔住んでいた大学町にあるので、なかなか行けず。
ついでに、新しい眼鏡が収まりが悪くてズレやすいので、それも調整して貰いに行きたい。
先週、珍しく早い時間に仕事を終わらせる事ができた日があったので、よっしゃ、行くぞー!
そうしたら、兄こぐまが「ぼくも一緒に行きたい」と言い出して、びっくり。普通なら、そういう用事に付き合わせるのは凄く嫌がられるのに。
平日だったからか殆ど待たずに済んだし、銀行もテレコムも眼鏡屋さんも本当に、もの凄く親切に対応して貰った。
あれー、この町、一体いつからこんなに親切になったの?!という位、どこもかしこも気持ちのよい対応で、兄こぐまが「今日は皆、すんごく親切だったねえ」と何度も言った位。
折角町に出て来たので、ついでにウィンドウショッピングしたり、お店に入ってみたりして、そぞろ歩き。セール靴も買っちゃった。
最後にご褒美アイスを買って、学生時代によく座った(右の街壁の上に皆が座っているの、判るかしら)ネッカー川のほとりへ。肌寒いからなかなか溶けなくて、ゆっくり食べられた。わはは。
半日どころか、滞在したのは夕方からほんの2時間ちょっと。普段ならだらだらネットを見てあっと言う間に過ぎてしまう程度の空き時間だったのに、まるで休日のような気分転換になって、凄く楽しかった。またやろうっと!
じゃーん、半額♪
(トップスもズボンも半額以下だった気が・・・)
物欲が余りないと言いながら、靴だけは昔から大好き。洋服よりも断然靴、というのは、もしかしたら子どもの頃のシャーロック・ホームズの刷り込みかも知れない。但し定価では殆ど買った事がない。私は足が小さめなので、売れ残ってセールになる確率がまずまず高いのだ。
20代に買った靴も、母のお下がりの靴も、ドイツまで大事に持って来ている。踵も直して長く履く。
テュービンゲンのイタリア靴屋さんには、いつも外にセール品が出ていて、買えなくても見るだけでも楽しくて、学生の頃から通り掛かる度にそこを覗くのが習慣になっていた。買ったのは十数年前の靴以来かな(勿論今も現役)。
(その時履いていた左の普段履きブーツが、突如としてダメダメに見えた位。いや、これも一応イタリア靴で悪くないのだけれど、きちんとしたお出掛けにはちょっと気が引ける感じだったの。)
「私のために作ってくれたものだから、世界中でここにしかないのよ!」と、お店の人。足元がビシッときまると、私の場合は俄然、堂々としていられるのだ。