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2026/10/21

今年も「冬が来る前に」



今年も村祭りの屠殺プレート。
私は血やレバーのソーセージは苦手なのだけれど、うちの村祭りのだけは、好き。
他にもおいしい物が沢山あるので、二日間とも行ってあれこれ食べるのを、毎年楽しみにしている。

現代っ子のこぐま達に、「屠殺というのは、秋の風物詩なんだよ」と教えたら、夫まで一緒に驚いていた・・・。
冷蔵庫がなかった時代の冬の貯蔵食作りでもあるし、夏の間に肥えた家畜を、餌が減る冬越えの前に屠殺するという季節のリズムでもあり。
(って、常識やないんか?! 夫曰く「ぼくが生まれた時には、もう冷蔵庫あったもん」・・・私もそうやけど!)




村の誰かが焼いたケーキ。キリッと酸っぱいリンゴの層が挟んであって、スポンジの上にはメレンゲ生地まで載っている、お手間入り。

* * * * *

この週末は、村祭りのお陰で料理しなくてもいいのが判っていたので、重い重い腰を上げて、最後の窓拭き。

夏休み中に全部終わらせる事ができなくて、2、3日分だけ残っていたのだけれど、夏休みの疲れがなかなか取れなくて、ずっと放置してあったの。
でも、もういい加減やらないと、冬になってしまう!
(日本の多くの地方ではピンとこないかも知れないけれど、こちらでは冬は寒過ぎて凍ってしまうので窓は拭けない。日も短く薄暗くなるので、そもそも大掃除も年末ではなくイースター。)

本当なら三日に分けてやりたい量だったのだけれど、二週末やるのは嫌だったので、ちょっと無理して土日で一気に終わらせた。



新しい網戸も張って、秋の花を植えて、疲れ果てたけれど気分爽快。



2026/08/16

熱気球の大会 2026


2023年に初めて見に行った熱気球の大会、今年は妹こぐまを誘って、スタート地点に行ってみた。最終日の日の入り時、大会の最終飛行。



スピードではなく、正確さを競うので、スタートはバラバラ。




巨大なのが、続々と立ち上がっていく。




最初は大きな送風機で空気を送り込む。




或る程度膨らんだら、バーナーで火を入れて、熱を送り込んで浮かばせる。バルーンは結構動くのに、
よくまあ、焼けない・融けないなあ!




浮力と戦いながら、最後の調整。




さあ、行くよー!




いってらっしゃーい!

地上要員は、浮かんだ途端、見守る事すらせずに、脇目も振らず撤収。
前の大会で、気球を先回りして風の計測をしている地上要員を見かけたので、色々やる事があるのだろう。




動画も撮りました。




水色の数字が最終順位。

何かもたもたしていて、やっと出発して一旦上がったと思ったら、引っ掛けそうな低空飛行になっていた彼等、ちゃんと辿り着くんかいなと心配していたけれど、2位のチームだったんだ!
素人目には解らないもんだなー。

* * * * *


この新バージョン(と言ってももう古いけれど、当時)の存在は知らなかった。ドイツ語とフランス語のミックス。



2026/08/01

村の泉まつり


今年も村の泉まつりへ。



ソーセージとパンが4ユーロ。カツとフライドポテトとサラダが13.50ユーロ。
田舎の村人たちは舌が肥えているから、どれも凄くおいしいし、樽ビールが飲めるのも嬉しい。

赤ちゃんからお年寄りまで老若男女が集い、大人は話しに花を咲かせ、子ども達は自由に走り回って小川で水遊びをしていて、関係ない大人も横目でちょっと気を付けてやっていたりして、いい村だな~。




妹こぐま、初めて村の青少年音楽隊で演奏。しかも、合同練習の日、私達はハンブルクだったので、妹こぐまはぶっつけ本番。
それで「(上手く演奏できないから)出ない」とずっと言っていたのだけれど、楽譜を届けて根気強く誘ってくれる人がいて、前日に「やっぱり出ようかな」と。

「わからない音があったら、飛ばす事にする」と言うので、その発想に仰け反ったけれど、まあ名案と言えば名案か・・・わはは。
小さな音で目立たなーいように吹いていて、実際時々飛んでいたわ。

消防団も音楽隊も、スポーツやカーニバルの団体でも、こういう青少年の部があって、それが「Nachwuchs(後に続いて育つもの)」と呼ばれて、村全体から凄く大事にされていて、皆が大らかにあたたかく見守ってくれるの、凄くいいなあといつも思う。




お揃いのTシャツも貰った。
JUKAというのは「Jugendkapelle(ユースバンド)」の略。

うちはヨハネ騎士団が500年以上にもわたって駐屯した村なので、ヨハネ騎士団の十字架が村の紋章になっている。

楽器は楽団のを借りています。



2025/10/22

森の秋


旅行記がなかなか進みませんが・・・




おらが村の森もすっかり秋になりました。




この茸、身がない薄皮で、中にぎっしり胞子が詰まっていて、ちょっと触ると、てっぺんが破れて、粉がプシューッと煙のように噴き出す。




色んな茸があって、見るだけで楽しい。




村の秋祭り。屠殺プレートは前夜に食べたので、この日は焼きソーセージ。
一緒に行った友人が辛子を持参していて、完璧、すんばらしーい♪




2025/07/30

村祭りとゆるーい社会



また村祭りがありました。持ち寄りの手作りケーキ。一切れ2ユーロ♪
どれも凄くおいしいので、お代わりする人も。


「外でゴミ箱が燃えています!でも、心配しないで!消防団を呼びました!」とアナウンスが入り、みんなでわいわいテントの外に出る。(勿論、プログラムの一環。)



少年消防団が登場♪
指令を出され、1ペアがすぐにホースを出し、兄こぐまペアはまず通行止めの立て札を出してから、ホースの準備。




先行ペアがすぐ消火にかかり、兄こぐまペアが斜面に散水して延焼を食い止める。
拍手喝采、ご褒美にアイスとジュースを貰っていました。




妹こぐまは初めてのブラス演奏。

子どもの出し物をドイツで初めて見た時は唖然とした位、日本と較べて完成度が低い事が多い。妹こぐまのこれも笑いを堪えて撮影したし、その前の小学生のリコーダー演奏なんて、曲の原型がわからない位だったり。
でも、嫌になる程練習させるのでなく、不揃いでも本人たちが楽しんでいればOK、という感じ。そういう大らかさがいいなあ、と思う。

妹こぐまのご褒美はフライドポテトだった。村祭りのは、油が新しいからおいしいのだー。




私がいつも買っているプロテインパン、スーパーでパック売りされているものなのに、こんなムラがあった。食べると明らかにダマがある。
スーパーのパック売りスライスチーズでも、その時によって、めっちゃ塩辛かったり。

日本で育って、「工場で作られるものの品質は均一なもの」と思っていたので、ドイツに来たばかりの頃はびっくりしたけれど、目くじら立てず、「ま、そんな時もあるよねー」位で、我慢して食べちゃう。


こんなゆるーい社会で生きています。





2025/07/17

村の新しい消防署


少し前のこと。



村の消防署が新しくなって、お披露目パーティーがありました。
いつも通り、前夜祭から始まり、食べ物・飲み物の販売があり、村のブラスバンドが演奏し。




少年消防団が、車の消火の実演をした。まずは遠くから放水。




水を盾のように広げて近づいて放水。でも車の中からまだ炎が。




車のドアをこじ開けて、更に消火する。




目に見える火がなくなってから、熱量計カメラで計測して、まだ熱い箇所を見つけて、完全に鎮火させる。




ホースは一旦巻いてぺっちゃんこにしてから、収納ケースに合わせて畳む。




その後、一般の子ども達も順番に放水させて貰っていた。




かっこいいロッカールーム。




女子トイレのドア。

* * * * *

因みに、先頭で消火しているのも、最後にホースを片付けているのも、兄こぐま。

消防団で村内の友達もできて、最近とても楽しそう。そして内面が急に成長して、私にわざわざお礼を言ったり、私の事を凄く気遣ってくれるようになった。






少し前は、まだこんなんだったのにねー。




ここで子ども達の消火体験を監督しているのも、少年消防団の子達。
兄こぐま、ちょっと近過ぎない?!





2025/07/03

Good Neighbors, Bad Times(2)


蒸し暑い中、村の旧シナゴーグは満席で、追加で椅子が運び込まれた位。
しっかり予習して臨みました。

本からの朗読もあったのだけれど、これが意外によくて、もう読んで知っている内容なのに心に沁みて、最後は涙が滲んでしまった。
著者の心の動きのところで、笑いが漏れた部分があったけれど、いや、それ全然笑い事じゃないと思うよ。というのは、私がマイノリティ・外国人だからそう感じたのか。




85歳でアメリカから来るって、凄い。




付箋だらけの本に、私もサインして貰っちゃった。
感想を伝えたのだけれど、全然言い足りなかった!

* * * * *


真っ先に朝日が当たる場所。ここにナチスの鍵十字が立っていた時期がある。

それを見ないようにして暮らすなんて、考えられない!というのが後の世代の見方だけれど、社会全体での見て見ぬふりとか、「見たい事、聞きたい事」だけ情報として取り入れて、知りたくない事は蓋をしておくとか、今の世代も歴史の反省から全く学ばずに繰り返し、現代のSNSで更に拍車がかかってきているという気がする。

そして更に、個々人の中にも多面性(時には矛盾)があったり、後になると記憶が塗り替えられたりというのは人間の常で、そこに聞き手である著者の心の動きも作用して、言葉が紡がれる。

そういう事を改めて浮き彫りにしてくれた、この本に感謝。




これも本に登場する建物だと思う。
今度、詳しい人に聞きながら、本に出てくるところ巡りをしてみたい。

本の中で一人が語った事:「レキシンゲンの10-12家族の助けなしに私達は生き延びられなかっただろう。別の10家族は村のナチスで、私達を憎んでいた。その他の皆は、無関係に放っておいてくれた」
この「その他大勢」の存在に、凄く考えさせられた。迫害・嫌がらせしなければOKって訳ではないよね。でも、自分なしには生きていけない家族を抱えていたら、行動する勇気が出ないのも解る。

あと、「レキシンゲンのユダヤ人は一目置かれる、特別な存在だったから、迫害が少なかったのだ」というドイツ人識者の見解も書いてあった。
それって、今の私に繋がるなー。私も「特別な外国人」で、たとえ政治がそうなったとしても、村の人達から暴力とか本当に酷い事をされるのは、ちょっと考えにくい。そういう感じだったのかなあ、とか。




妹こぐまのクラスが、ユダヤ人墓地の掃除をした時の地元紙記事。


私自身はレキシンゲンを選んで正解だったと思う。
少し前に、医師の集まりでよその大きな街の先生と知り合ったら、「あ、あなた、レキシンゲンの!レキシンゲンの患者さんはいいねえ。地に足がついていて、良識があって。他の町と全然違う」と言ってくれた、そんな村。
このユニークな歴史と共に、よいところも、問題点も、見つめながら生きていきたい。

余談だけれど、村の体育館で時々食事会があって、各団体が資金集めも兼ねてやっている。先週は旧シナゴーグ保存会の番だったので食べに行ったら、注文を取りに来たウェイターが、ホルプ市長さん(レキシンゲン住民)だったよ。
ま、私もお祭りでたいやき焼いて、患者さんにびっくりされた事あるもんね。








2024/11/22

雪の日の診察室から



7:18




7:48




8:17




10:20




11:20


刻一刻と変わる景色が美しくて、疲れが吹っ飛ぶわー。
普段の仕事の日は外なんか全然見ていられないので、久しぶりに窓一杯の雪景色を堪能しました。

因みに今日の、日の出は7時43分、日の入りは16時38分。





2024/09/30

木の葉の宿題(2)


妹こぐまよりも私がはまってしまったので、第二弾。皆さんは幾つご存じかしら。




問題のHainbuche
は生垣に植えている人に「これ」と教えて貰った。
「Hainの語源はHecke(生垣)だから、野生よりも生垣で探す方が早いと思うよ」だって。




二つを較べてみると、Hainbucheの方が葉の縁のギザギザが遥かに細かくて、これは重鋸歯というらしい。

Rotbuche(ヨーロッパブナ)のギザギザは、つるんとした感じ。
「これ」と判ってみれば裏の森に沢山あって、春に芽吹きが素晴らしくて驚かされたの、多分これだったんだ!銀色のプリーツ状に凄く美しく畳まれているのが、ふわーっと広がるのよ。




トネリコ




マロニエの大木は公園や街角のあちこちにあるのだけれど、手が届く低い枝が残してあるところが少なくて、ちょっと探した。




手みたいな葉っぱ、5本指のと7本指のがあるの、不思議だなあ。
鈴みたいな形の、愛嬌のあるイガ。実は思わず集めたくなる、つるつるピカピカ。




菩提樹。因みにこれ、個人宅の庭。こんな大木が庭にあるって、いいなー。




まじまじと細部まで見たのは初めてで、実の房の根本にいちいち一枚羽のプロペラがついていて、自然って凄い!




これも庭の白樺




ハンノキ属。なかなか見つからなくて、調べたら水辺が好きと出ていたので、ネッカー川岸に行ったらあった!
ヘーゼルナッツによく似た葉っぱだけれど、先が尖っていなくて靴ベラみたいに平らで、葉によってはちょっとハート型。幹は灰色でゴツゴツ。


写真がないけれど、ナナカマドは往診先の庭で見つけて、お願いして分けて貰って、15種類揃いました♪