うちの工事をしてくれた工務店が工事をしていて、建て終わったのを見たら、好きなパン屋さんの支店だった!そして、開店のニュースの写真のバックに写っているのは・・・なんと、あのランプやん!
え、ホント?これは見てみなくちゃ!と、早速足を運んだ。
こんなドイツの片田舎で、フィンランドのランプを採用するインテリアデザイナーがいたという事に、びっくり。
夫は最初「ぼくにも作れそう」とかほざいていたけれど、見れば見る程「やっぱり無理かな」になり、感心してすっかり気に入って、「うちにも欲しい!セールを見つけたら買って!」だって。(うちの寝室のランプは、半額くらいで買ったの。) 確かに、今の食卓のランプは借家時代に買ったものなので、大好きだけれど今の空間に対しては小さ過ぎるのよね・・・。
うちと同じような梁で、うんうん、あの工務店チックだよね。
ここでも患者さん夫婦に声を掛けられて、「ここを建てたの、うちの工事をしてくれた工務店なのよー」というところから、うちの工事の話しに花が咲いた。
我が家の歴史を保存した事を「素晴らしい!よくやったね!」、ついでに「家庭医になって貰って幸せ、大正解だった」と言って貰えて、嬉しかった。
因みに、うちを売ってくれたおばあさん、自分が生まれ育った家だったので売るのが悲しかったのだけれど、色んな人から「あなたが売ってくれたお陰で、こんな小さな村に、誰も夢にも思っていなかった家庭医院ができた!」と言われるのだと自慢気に話してくれて、これもよかったなあと思う。
燃料代をはじめ物価の高騰で、パン屋さんは今凄く大変。儲けの単価が小さいから、もろに影響を受けるし、皆も生活が苦しくなるとスーパーの安いパンに流れるしね。
でも、パン職人というのはドイツ文化の大切な担い手の一つで、決して失われてはならないと思う。このパン屋さんは地産地消でおいしいので、なるべく買って応援するようにしている。
(別の、この辺の最大手のパン屋さんは、売れ残りのパンを値下げとか寄付とかせずに廃棄していると聞いて、買うのをやめた。ロゴマークがクロワッサンというのも、何だかなあ。)