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2026/10/23

Schlado


水曜日は往診当番。ドイツで水曜日というのはお昼迄のところが多いので、往診当番も夕方ではなく13時から始まる。

午前の診療が終わって、事務仕事は置いておいてすぐに台所に駆け上がり、晩御飯の仕度。肉と野菜の煮込みを作り、炊飯器に御飯をしかけておく。
義母が遊びに来ていて、普段なら私は寄り付かないのだけれど、「ぼく達は気にしないから」だとー。夫が義母と談笑している横でバタバタ作り、ちょっとムッとしてしまう、心の狭い私。

しかも兄こぐまの友達が前の晩に泊まったまま、学校をサボって一人で兄こぐまの部屋に居るのを発見(兄こぐまは学校に行った)。いや、それはあかんやろ! 

料理をやり遂げたと思ったら、兄こぐまから「30分以上待たないとバスがないから、迎えに来て」って、その往復で私が20分位失うんですけど・・・と思いつつ、雨もびしょびしょ降っていたし、迎えに行ってやる、甘々。
なのにお礼どころか、友達の件で「必ず事前にパパか私に訊いて」と言ったら逆切れされ。でもまあ、それに関しては義母も「それはあかん」と夫の肩を持ってくれたそうで(というか、常にこぐま達より夫ファーストな義母・・・爆)。

晩には地区の家庭医の勉強会もあって、行ったら途中でやっぱり出動の電話が入り、夜中まで。

晩に残った御飯は、おにぎりにしておいた。

翌木曜日、「あれに海苔を巻いておいてやろう」と思って台所に行ったら・・・もうなかったわ!(爆)

ドイツの木曜日は、晩もやっているところが多い。
うちの医院も晩の診療があって、その後時間外の鍼灸もして、20時半過ぎ。更にその後、事務仕事も。

晩の診療時間に寄ってくれた、元仕事仲間に、
木曜日の事、私達シュヴァーベン人が何て言うか知ってる?「Schlado」だよ。
と、教えて貰った。ええー、聞いた事ない!
なんと、「Scheixx langer Donnerstag(ク〇長い木曜日)」だってー。わはは。




差し入れに頂いたクロワッサン♪
さっと濡らしてオーブントースターで焼く(150℃で4-5分)と、焼きたての香りと食感が蘇り、サクサク・ふんわり・しっとりで、すんごくおいしい。




金曜日。さあこれで、明日から秋休み!

あちこちでサイトが一時閉鎖されていて、強制的にデジタルデトックス。傍観者としては、急に時間にゆとりができて、悪くない。
コロナ禍でも思ったのは、「禍を転じて福と為す」とはとても言えなくても、どんな酷い禍の中にも、ミニ福が隠れている事は、あるかも。



2026/10/18

オーブン料理始めました


暑い夏が過ぎて、オーブン料理が嬉しい季節になりました。



テラコッタの器に塊肉と野菜を入れて焼き、配膳前にスライス。

兄こぐまの歯の大きな矯正金具が外れたお祝い。戻ってしまわないよう、小さな金具とマウスピースはまだあるけれど、やっと一段落。始めてから3年半もかかった!




野菜のオーブン焼き。
最初にじゃが芋だけで焼き始め、あらかた火が通ったところで他の野菜やソーセージを加えて焼く。

こぐま達の新学年が始まり、高1と中2になりました。
(保護者会を忘れて、すっぽかしてしまった私・・・)
特に兄こぐまは段々と気難しい年頃になってきて、接触は食事のみに近く、殆ど喋ってくれない(泣)。
余りにも態度が悪いと、「もう、自分で作って食べなさい!」と言いたくなる時もあるけれど、それをやったら、本当に繋がりが切れてしまう。あと、兄こぐまは本当に大変な子ども時代を過ごしてきたので、溜め込んできたものを今やっと、安心して出せるようになったんだなと思うし、そもそも思春期の傍若無人ぶりは私も身に覚えがあって、責められる立場ではない(限度を超えた場合は、勿論それは言うけど)。
なので、どんなにしんどくても、御飯だけは作るようにしている。
今は妹こぐまの「おいしい!」が拠り所。妹こぐまがトゲトゲになる頃には、兄こぐまが戻ってきていて寄り添ってくれるといいな。



2026/05/15

兄こぐま15歳


兄こぐまが15歳になりました。
今年の誕生日は、トルコからの交換留学生が来ていて、友達も呼んで賑やかにお祝い。



平日だったうえ、子ども達は晩に町に遊びに行く約束をしていて、早く早くと急かされて、色々テキトー。
晩御飯というから18時位のつもりでいたら、16時半に学校から帰って来るなり「18時半のバスに乗って遊びに行きたいから、すぐに食べたい」って・・・。あんた、一般家庭でそんなの無理に決まっとるやろ!ホウレンソウしなよ!

メインは夫のウィーン風カツレツ。子ども達の分で力尽きて、私の分はなかった・・・。いやね、でも、昔は何時間単位で間に合わなくて、私(達)を夜中まで空腹で待たせていたあの夫が、子ども達の分を何とか間に合わせたって、凄いわ。
(夫はソースを作るのももう忘れていたけれど、兄こぐまも気付かなかったし、私はソースなしの方がおいしいと思うので黙っていた。)

付け合わせのシュペッツレとサラダは私が横でささっと用意。
前日の残りのポテトサラダと人参サラダがあったので、レストランみたいな「色々ミックス」ができた。




相変わらずシフォンケーキ。ローソクも欲しいって。

シフォンケーキを初めて食べた男の子達が唸って「今迄の人生で食べた物の中で一番ふわふわ!」と驚き、もう入らない位お腹一杯なのに「・・・やっぱり、もうちょっとだけ、食べてもいい?」とお代わりをねだってくれて、嬉しいなあ。

ゆっくり食べさせたかったので、結局バスは逃す事にして、私が車で送って行った。ま、誕生日だしね。

* * * * *

実は私は体調が悪くて、いつものように前日に焼けず、当日も腸痙攣を起して仕事の後すぐ横になり、ベッドの中で「もう『今日はケーキは無理』って言おうかな」と何度も思った。言いさえすれば、兄こぐまは絶対に許容してくれる。

でもまあ、シフォンケーキはそんなに大変じゃないし、起き上がってちょっと体を丸めながら作り出したら、何とかなった。
子ども達の喜び様を見て、「頑張ってよかったなー」と、改めて。




シフォンケーキを焼き始めた頃。それ迄マフィンとかホットケーキとかしか食べさせておらず、強いケーキはまだ食べさせたくなくて、「そう言えばシフォンケーキというものがあったなあ」と思い出して、初めて焼くようになった。

それからずーっと、兄こぐまはシフォンケーキが一番好き。お祝いの時に焼くから「おめでとうのケーキ」と呼んでいる。

こんなに小さかったのにねえ。最近はちょっと難しい年頃になっているので、よその子達の素直な反応が嬉しかったよ。
成人まで、6分の5が過ぎて、あとたったの6分の1。


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2026/04/22

妹こぐまと二人


兄こぐま、一週間の交換留学でトルコに行っていました。希望者だけで、十名位だったと思う。
フランスやイギリスというのはよくあるのだけれど、学校のプログラムでトルコと交換留学って初めて聞いた。ドイツとトルコの関係は複雑な部分があるので、個人的に深く知り合うのは、凄くいい事だと思う!

冒険しない性格の兄こぐまは、最初訊いたら勿論「行かない!」と即答。「高いし」と。
いや、そういう経験は一生の宝物だから、お金は何とかするよ。私だって、大学時代の語学留学で出会った友達と今でも仲良くしているし、あれが私の人生を変えたと思っているもの。無理強いはしないけれど、凄くお薦めだから、締め切りまでゆっくり考えたら?
と、少しだけ語ったら、締め切り直前に、その時遊びに来ていて一緒に私の言葉を聞いていた友達と共に参加すると決めた。

おおー! 赤ちゃんの頃から引っ込み思案で心配性で、交換留学なんて逆立ちしても無理というタイプの兄こぐまが、動いた! 感慨深いわー。

実は私は仕事で説明会には行けなかったし、私や友人にはホームステイで酷い目に遭った経験がある。
でも、私の知るトルコ人って、味方になると、とことん優しいし、お客を凄く大事にする。そもそもビジネスじゃない交換留学のホームステイだし、何の心配もなく送り出せた。

* * * * *

我が家では、一人が居ない時には、留守番の子と特別な事をする。
それで週末の晩は、トランプ。スピードを教えたら、はまりまくっていた。




ライバルのいないおにぎりパーティー。
メインがおにぎりなので、ふりかけ御飯で、中身は梅干し。妹こぐまは7個食べた!




カフェでブランチ。
妹こぐまはトマトとモツァレラとバジルのホットサンドイッチに、自家製ラズベリードリンク。
私はラテ・マキアートのケーキ。

カフェの帰り道、蚤の市をやっていて、普段そういうのは友達と行く妹こぐまが、その日は私と一緒に見たいと言うので、寄った。

素敵な手吹きガラスの水差しがあって、遠くから一目で気に入ったのだけれど、まあこのサイズは使わないしなー、凄く洗いにくそうだし、と通り過ぎた。声を掛けてしまうと断りづらくなるので、値段も訊かず。

でもやっぱり気になって、水差しとして使わなくても飾りにしてもいいか、と思いつき、夕方他の用事でもう一度出掛けたので、寄ってみた。
・・・ない。そりゃ、あんな素敵なの、売れちゃうか。
いや、まてよ。このおじいさん、もう店じまいの荷造りしてるやん。

「さっき、ガラスの水差し置いてましたよね?」と声を掛けたら、箱をごそごそして、「これ?」「いや、それじゃなくて・・・」と繰り返し、出て来た!



勿論傷があるけれど、形もこのねじり模様も、私の好みにドンピシャ。
わざわざ出して貰って、高かったらどうしよう・・・とドキドキしたのだけれど、何と2ユーロ。

「あなたのご家族の物ですか?」と由来を訊いたら、86歳の寝たきりのお姉さんの物を今片付けているんだって。
「ひどいもんだね」と首を振っていたけれど、「(この水差しで)楽しんでね」と言ってくれた。
家に持ち帰ってしっかり洗ったら、こんなに美しくなった♪

ヘマタイトのネックレスは5ユーロ。これはまあ普通だけれど、出していたのが知り合いで、妹こぐまに「どれでも一つ、好きなのをあげる」と言ってくれたので、何か一つくらい買わないと、と。
(そこで妹こぐまはプラスチックビーズのブレスレットを選んだ・・・まあ、物の値段に囚われず、好きな物を選ぶ心は大事か。)



2026/03/19

中3の一泊学習旅行


先週、兄こぐまの学校の歴史学習で、ミュンヘン一泊旅行があった。
主な内容は、白バラ記念館、白バラ裁判が行われた裁判所、ダッハウの強制収容所などの見学。

私自身は日本の学校教育では、被害者としての戦争が中心で、加害者としての戦争はちらりと名称位しか習わなかった。
中学生の時に、たまたま図書館で戦争の証言シリーズに出会い、加害者としての様子を知れた事は、本当に人生の宝になったと思う。

だから、こうして加害者としての歴史を辿る学習旅行って、感心した。
被害者というのは受け身な訳だから、本当に世界を平和にしたかったら、加害者としての立場を学ぶべきだよね。

* * * * *

夜、兄こぐまから写真が送られてきて、頬が緩んだ。



うわー、夜の街も歩かせて貰えるんだ!




滅多にできないアイスの買い食いもしたのね。




晩御飯。何が嬉しいって、最初の2年間担任の先生に嫌われてクラスの仲間外れにされていた兄こぐまが、今は真ん中に笑顔で座っていること。

どんどんやめて学年の人数が減って、今年度一クラス減らすクラス替えがあったのだけれど、皆のこの笑顔を見て安心した。
この年齢で男女混じって遊ぶというのも、私は皆無だったなー。




ノンアルコールでも、雰囲気出るなあ。




おおー、こんなの食べたのね。




ここ、有名なビアホールじゃない? 先生たちの希望?
と、後で訊いたら、晩は21時半まで自由行動だったんだって。
中3だけの大グループで、こうして晩御飯を食べに行けたって、凄いな。大人でも、これだけの人数だとテーブルを取るのに苦労したりするのに。




私の中3修学旅行なんて、きちんと列を作って、昼間にしか歩かせて貰えなくて、でも全てお膳立てされていた。本当に大違いやわ。
学習と遊びとどちらもガツンと、という感じで、そのメリハリがいいな。

* * * * *

金曜日の晩、もうすぐ帰って来る頃かなー、とスマホを見たら、何だか深刻な件名のメールが学校から届いている。

夜中に部屋から出て羽目を外した子達がいて、よその酔っ払い客とも絡んでしまい、騒音で警察まで呼ばれてしまったのだとか。何と学年の約4分の1が該当で、これから対応を考えますと。
「あちゃー・・・これはきっと保護者面談に呼ばれるな」と覚悟したのだけれど、兄こぐまは出て行かなかったのだそうで、セーフだった。

該当者はホステルの防犯カメラに写っているので言い逃れできないそうで、部屋の外で騒いじゃうなんて阿呆やなー、廊下は声が響くし、そりゃあかんわ。こっそり誰かの部屋に忍び込んで集まればいいのに。
少し位の悪ふざけはつきものだけれど、警察まで呼ばれたら、やり過ぎ。
でも、警察沙汰になる前に先生が注意しなかったの?と訊いたら、「夜中なんだから、先生だって寝てるよ」
へえーっ、私の修学旅行では、先生達当番で巡回して、見張っていたよ。と言ったら、兄こぐまが「そんなの、先生の仕事内容じゃないでしょ」と言うので、確かに!と、これまたカルチャーショック。

兄こぐまは多分、規則を破りたくなくて真面目を貫いた訳ではなく、本当に興味がなくて寝たかったのだと思う。
兄こぐまの同室男子は全員出ていたそうで、そこに加わらんって、どこまでもマイペースやなあ・・・。こんな時くらい、つられて羽目を外してもいいのに、と思ったりもしたけれど、ノリが悪くても許される、自分を殺して同調しなくてもいい友達関係ができているのだな、と、ほっとした。

* * * * *

そして土曜日の朝。

兄こぐまと一緒に朝御飯の買い物に出たら、保護者何人かに会った。皆にやにやして、開口一番「(懲戒処分対象グループに)入っていた?」と訊き合い。
帰りの車の中で、「今日会ったのは、誰も入っていなかったのねー」と言ったら、「いや、〇〇は入っているけど」

〇〇くん、まだ親に言えてないんかーい!



2026/03/15

兄こぐまとジョギング


職業柄、老若男女の裸を沢山目にする訳だけれど、太っているか痩せているかよりも、運動しているかしていないかの差が大きいのを感じる。痩せていても運動していない人は、体の芯に力がなく、表面の張りもない。

トレーニングジムに行っている人は勿論いい体をしているのだけれど、それ以外でバランスよくキュッと締まっているのが、ジョギングしている人。
実は私はもともとジョギングは大嫌いだったのだけれど、皆の体を見ていると「仕方ない、やるしかないか」という気にさせられる、それ位違う。
ジョギングの特別なところは、やっぱり「跳び上がる」という行為なんじゃないかと思う。バランス感覚とか、体のばねとか、軽い瞬発力とか、ウォーキングでは使わないところを使うもの。

そして中年以降、運動している人としていない人との差が、年と共にどんどん開いていく。
私もお風呂場の鏡を見て、これではいかん、と、兄こぐまを誘って、久しぶりにジョギングに。
「私に合わせなくていいよー」と言ったら・・・




さあ、兄こぐまはどこでしょう?




ズーム! これでわかるかな?




更にズーム!で答えはここ。

これだけ差をつけて置いて行かれて、己の運動不足を実感。

私は苦しいのは嫌いなので、汗を余りかかない位のゆっくりペース。万歩計によると、それでも約7600歩、6.54kmジョギングしたらしい。
体の中がスッキリ、シャキッとして、普段使っていない箇所の筋肉の存在を感じさせられ、嗚呼、やっぱり大事だなー。

まだまだ元気で働かないといけないのだから、これからはもう少し頻繁に頑張ろうっと。



2026/01/24

寝不足の数学週間


さて、何故バタバタしていたかと言うと・・・

今週はこぐま達二人とも数学のテストがあって、SOSを出されたのだけれど、私は月・木は晩の診療があって、今週の火・水は晩に勉強会があって帰宅は両日とも23時頃。二人が学校に行くのは、朝7時前のバス。

それで、朝5時に起きて、朝練ならぬ朝勉。

* * * * *

兄こぐまは中3。私は日本の中3までは全教科教えていたので、そこまでの範囲は余裕な筈なのに、既に日本の高校の内容が混じってきている感じ。

いやー、私、高校は文系やで。
立方根とかn乗根はまあ解る(見た時は一瞬フリーズした)けど、logとか、f(x)とか、何だっけ?!という感じ。
また、日本なら確か因数分解でやったと思う事に、いきなり解の公式を使う。


遠い遠い記憶の彼方に飛んで行っていた解の公式は、ドイツ語で「Mitternachtsformel(真夜中の公式)」という通称。なんで真夜中?!

それで、あれこれ問題の答えをまず見せて貰って、ああ、そういう事ね、そんなんあったな、とか、ドイツではそうやるのね、と理解してから、兄こぐまに説明する、という教え方。

ドイツの中3は、もう計算機も使っていいので、それも勝手が違う。
logとか高等な事をやっているくせに、「12÷13」には「そんなの、できっこない!」と即答されて、びびった。小学校でやったよね?
まあね、ドイツでは、計算能力自体にはそれほど重きを置かず、それよりも数学の考え方の方に時間を使う印象。
国家試験では計算機が使えないからと、小数点同士の計算の仕方(!)を医学部の同級生に教えた事がある位だもの。

一緒に勉強した後の、テスト前夜。
私の勉強会中に兄こぐまから「数学、全然ダメ~😭😭」とメッセージが来た時には、もうどうしようかと思ったけれど、取り敢えず「もう寝なさい。明日の朝、早起きして一緒にやろう」と返信。
朝勉で「あ、解ける!」「次も解ける!」になって、テストは「できた!」とニコニコ帰って来た。

* * * * *

妹こぐまは中1。
今は図形をやっているのだけれど、流石、妹こぐま。これまた一筋縄ではいかない。

まず、分度器で角度を測るところからして、つまずく。
普通、角があったら、辺の間の鋭角を測るよね? 妹こぐまは、いきなり水平からの鈍角側を測り始めたりする。
方眼紙に描くと、自分の描いた線ではなく、方眼の線から測り始めたり。
親切な分度器で、右からと左からと両方数字が書いてあると、そのどちらを読むのか(どこがゼロで、どこから測るのか)は、その時の気分次第。

方眼の線や、問題として出されている線があると、情報量が多過ぎて、自分の答えの線がどれだったか、見つけられなくなる。また、やり終えた事はさっさと忘れる。
だから例えば問題が段階を踏んでいて、まず(a)で一つの線を描き、(b)で別の条件の線を描き、(c)で「(a)と(b)の両方の条件を満たすのはどこか」と訊かれると、自分の答えじゃない線と交わっている点を指さしたりする。
それで、方眼のない白紙に描かせたり、逆に自分の描いた答えの線には色で印をつけたりして、練習。
しかも諦めがとてもよく、問題を読んだ瞬間に「え?これ知らん、わからん」と思ったら、粘って考える事はせず、さっさと「思いつきモード」に切り替える。

ぶっ飛んでいるのが、「点Aと点Bを通る円を描け」と言われたら、何となくこの辺かなーというところに狙いをつけて、そこを中心としてコンパスを突き立てて、円を描けちゃう(ちゃんとAとBを通っている!)。
平行線も、角度を測らずに何となく、で、ちゃんと描けちゃう。
そういう勘が優れているんだなー。なので、妹こぐまにとっては、

「数学はフィーリング!勘を研ぎ澄ませ!」

という感じなんじゃないかと。それ、ちゃうやろ・・・orz。

問題を読んだら、よく考えもせずに分度器・定規かコンパスの「これ!」と思う方を引っ掴み、コンパスなら適当にちゃっと広げたり、定規なら適当な距離でさっと線を引く。どれも私の「ちょ、待って!」が効かない位の早業。
勿論、そんなやり方で常に正解が導ける訳がない。というか、そこそこの確率で正解に辿り着いている方が摩訶不思議よ。

いやね、たとえ結果的に描けていても、作図の過程がないと、数学では駄目でしょ!と言うのだけれど、答えがちゃんと描ける事がままあるだけに、何故それが必要なのか、いまいち解って貰えないのだ。

妹こぐまは「テスト、できなかったー」と、しょんぼり帰って来たけれど、病欠&病欠での追々試だったので、仕方ないよ(追試になればなる程、問題が難しくなる)。ただ、折角勉強したのに、テストでスイスイ解ける快感を味わえず、成功体験がないせいで数学が好きになれていないのが、とっても残念。

* * * * *

それでも二人とも、全教科落とさず投げ出さず、まあそこそこの成績を取って来るし、何より学校で楽しく過ごせているみたいなので、それでよし。



頑張った。

私は連日夜中まで仕事や勉強会があるのに加えて、朝勉をしたので、流石に寝不足の一週間でした。でも、こぐま達との「今だけ」の貴重な時間を過ごせたし、内容も頭の錆落としみたいで、楽しかったよ♪



2025/10/05

兄こぐまの或る日曜日



お昼に手打ちパスタを作ってくれた。盛り付けも兄こぐま。
ソースは私が作って、合作。

* * * * *

ホルプという街は、ホルプの町を中心に、近隣の17の村が合併されて、合わせてホルプになっている。合併はされたけれど、それぞれの村に、消防団、音楽隊、サッカーチームなどあって、普段は別々に活動している。

そのうちの一つの村のお祭りで、少年消防団の合同演習があった。




各村から消防車が出動して、この配置で活動。




人命救助も。このぬいぐるみ、ここまで大事に担架で運ばれてきて、でもその後このまま地べたに放置されていた・・・うぷぷ。ま、確かに消防団の仕事はそこまでで、続きは救急車の仕事か。




あっちでも・・・




こっちでも放水。写真では見えないけれど、この木々の向こう側にも消防車が並んでいる。




オレンジのヘルメットは、全部、子ども達。100人位参加したらしい!

少年消防団は、未来の消防団員として、村々から凄く大事にされている。




後片付け。




新しい消防車。

演習参加者のご褒美は、カツレツとフライドポテト。でも、100人に只で食べさせるなんて、大変!
なので、私達もテントで飲食してお金を払い、少しでも収益に協力。





2025/08/26

やっと夏休み



子ども達の夏休みも後半に突入し、私の医院もやっと夏休みになりました。

ラストスパートがちょっと大変で、終わってから腸痙攣を起こしたり、鼻血が出たり。さあ、休むぞー!




まずは兄こぐまと二人で散髪に。
美容師さん、会心の出来だったみたいで、写真を撮っていた。




待ち焦がれていた自転車も届いて、大喜び。

何しろ、夫が自分の昔のマウンテンバイクを実家から持って来たけれど、ちょっと走るとすぐにチェーンが外れたりして、修理、修理、修理・・・で、碌に乗れないまま、もう1年以上。

バスの本数が少ない田舎なので、自転車がないと友達の家にも遊びに行けなかったりして、私が送迎できない時は断るしかなかったり、色々不便で不憫で。
でも、育ち盛りの頃に買うと、すぐにサイズアウトしてしまうからなあ、というのもあって、待たせていたのだけれど、そろそろ小さめの大人サイズでいけるようになったので、遂に。

私は普通の自転車を買うつもりだったのが、できれば本当に欲しいのはマウンテンバイクだと言う。
「えー、贅沢じゃない?」と大分迷ったけれど、私も十代の頃憧れたから気持ちはわかる。この辺は急坂だらけだし、ゲームやスマホから離れて外に出て体を動かして欲しい気持ちもあり、やっと出来た友達付き合いも大切にしたいし、これだけ長い間文句も言わずに待ったのだし、よっしゃ、大奮発。
そんなにいいのは買ってやれないけれど、最近のはそれでも昔の上級機種くらい軽くて、夫とびっくり。



2025/08/05

天気が悪い時にこそ


兄こぐまが段々自立してきたので、自転車を買ってやる約束をしていた。田舎でバスの本数がもの凄く少ないので、そりゃ欲しいよね。
兄こぐまは最近いじらしい位で、お金がなくて「ちょっと待って」でも文句を言わず、やっと買えるかというタイミングに村で火事があって、自転車購入を延ばして寄付するのに即同意したり。最近は手伝いもよくしてくれる。
なので、「夏休みには、ガレージを片付けて置き場を作って、必ず買うからね!」と宣言してあった。

実はうちのガレージ、一番最初は夫の物置になっていて、ガレージがあるのに外に駐車しなければならず、エアコンが壊れていて使えない車なので、炎天下や冬の凍結で「なんで、こんな目に!」というのが、確か1年以上。
それで、引っ越しの時に手伝いに来てくれた皆が、兎に角車だけは入れられるように、大片付けしてくれた。ゆっくり悩む暇もなく適当に置いてもらって、その後は一人では動かせなくて、そのままになっていて、もう4年位か。

うちのガレージには食料品も置いてあるので、猛暑の時にはシャッターを開けておきたくない。余りにも大雨だと、降り込むし、ゴミの処理に外に出られないのも困る。
それで、小雨が降ったりやんだりの週末に、「今だ!」と決行。

片付け始めたら、兄こぐまがすぐに気付いて、「ママ、ガレージ片付けてるの?!」とびっくりして喜び、「ぼくも手伝えるよ!」と。

残念ながら、またもビフォー写真を撮り忘れたけれど、車の両側、人が通れるか通れないか位、物が一杯だったの。しかも、家を建てた時に床材など予備で何箱か置いていってくれて(壊れた時に修繕できるように)、そんな滅多に要らないものが、いい場所を占領していて。
そうすると物も整理して置けないし、取りたい物に届かなかったり。
しかも夫は隙間に突っ込んだり、置きやすい手前にどんどん並べて置くので、更に通れなくなったり、掃除も満足にできない。

タイルの箱はかなり重くて一人では運べないので、それらを二人で地下室まで運んだ。
その後は、私一人でゆっくり悩みながら、物の置き場を決めていく。



アフター。埃まみれの力仕事の成果。
スペースを空けておくと、すぐにまた何か置かれてしまうので、わざと床に広げて置いてあるけれど、すっきり。うちのガレージ、こんなに広かったんだ!




おまけ。兄こぐまが最近作ってくれた、カルボナーラ。パスタは手打ち。
パスタマシーン、新旧2台あるのに、夫がどこかに突っ込んでしまって見つからないので、本当の手打ち。

旧母屋を物置きにしているのだけれど、夫が段ボールにガサガサ突っ込んでは積み上げ、その段ボールが変形して崩れ、手前に手前にと物を置き、ある筈の物が見つからず、きちんと包まずに裸で放り出しておかれて埃まみれになっていたり、もう本当に、めちゃくちゃ腹が立つ状態になっている。
使えなかったら、持っている意味がないんじゃー!!折角持っているものを大切にせんかー!!と吠えたくなる。

食材も、レシピ通りにスパイス類も全て買い揃え、封を切って忘れてまた次を買って・・・というのが、あちこちに埃まみれになっていて、本当に勿体ない。それらも怒りながら整理。

本来なら、使う頻度の少ないものを旧母屋に整理しておけば、家の中をすっきり保つ事ができるのに、家の中までぐちゃぐちゃ。
今年は少しずつ整理するぞー。





2025/07/17

村の新しい消防署


少し前のこと。



村の消防署が新しくなって、お披露目パーティーがありました。
いつも通り、前夜祭から始まり、食べ物・飲み物の販売があり、村のブラスバンドが演奏し。




少年消防団が、車の消火の実演をした。まずは遠くから放水。




水を盾のように広げて近づいて放水。でも車の中からまだ炎が。




車のドアをこじ開けて、更に消火する。




目に見える火がなくなってから、熱量計カメラで計測して、まだ熱い箇所を見つけて、完全に鎮火させる。




ホースは一旦巻いてぺっちゃんこにしてから、収納ケースに合わせて畳む。




その後、一般の子ども達も順番に放水させて貰っていた。




かっこいいロッカールーム。




女子トイレのドア。

* * * * *

因みに、先頭で消火しているのも、最後にホースを片付けているのも、兄こぐま。

消防団で村内の友達もできて、最近とても楽しそう。そして内面が急に成長して、私にわざわざお礼を言ったり、私の事を凄く気遣ってくれるようになった。






少し前は、まだこんなんだったのにねー。




ここで子ども達の消火体験を監督しているのも、少年消防団の子達。
兄こぐま、ちょっと近過ぎない?!





2025/06/13

兄こぐまの成長



少し前、兄こぐまが豚カツのお礼に、遅ればせながら私の誕生日祝いを作ってくれた。




前のアパートの台所では、生地を作るのも食卓だったし、お皿を並べる場所もない位で、片付けながら作業しないといけなくて難しかったのだけれど、今は楽々。




茄子とトマトのパスタに、羊のチーズをのせて。幸せー!

* * * * *


また別の日は、ハンバーガー。
実は前回のは、お肉に焦げ目をつけるのを張り切り過ぎて、炭の味しかしなかったのだけれど(内緒)、今回は上手に焼けていて、おいしかった♪

* * * * *

村の少年消防団に入ってから、村の友達ができた。
この村からギムナジウムに行った同級生は一人もおらず、ギムナジウムの友達は家が遠くて、ふらっと遊びに行き来する事ができなくて、普段はオンラインゲームで一緒に遊ぶ位しかできなかった。
それが最近は、妹こぐまの友達と入れ替わり立ち替わりで、玄関によその子の靴が沢山脱ぎ捨ててある。やっと楽しくなってきて、よかったねえ。

消防団というのは、お互いに命を預け合うペアを作ったりするので、人間関係が特別なんだって。(勿論、少年消防団では危険な事はまだしないけれど、そういう精神を習って、ちゃんと訓練する。)
あと、消防団に入る子というのは、基本的に人助けしたい気持ちがある子達なので、趣味のスポーツクラブなどとはちょっと違う、そこもいい。



消防団の靴。見て「でかっ!」、持ってみて「重っ!」。




私の靴と並べてみた。ひえーっ・・・

* * * * *

兄こぐまとIKEAに寄った時、待合室の木製ハンガーで壊れかけているのがあったなあと思い出して、買い直す事に。
ナチュラルと黒で迷って、兄こぐまに「どっちがいいかな?」と訊いたら、「ぼくはナチュラルが好きだけれど、待合室には黒が似合うかもね」と答えるので、びっくりした。今迄なら、「知らなーい」「どっちでもいい」と答えていたところで、きちんとした答えなんて全く期待していなかったよ。



以前はナチュラルだったのだけれど、そこだけちょっと居住空間みたいだったので、黒にして正解だったかな。

買い物に付き合うのに嫌な顔をするどころか、「ぼくが押す」とカートを押してくれたり、買った物同士がぶつかって傷付かないようにそうっと重ねたり、いつの間にそんな成長したんだろう。