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2025/06/29

9時から5時まで


日本旅行のおまけ。

機内で映画を観ると疲れるので、私は殆ど観ない事にしている。斜め前の人のをチラチラ観る位で充分で、ヘッドホンも未使用で返す事が多い。

ところが今回の機内、「9時から5時まで」があるのに気付いた。うわっ、懐かしい!ヘッドホンはどこだ?!夫を起して「どこに繋ぐの?!」と教えて貰う。

今調べたら、1980年の映画だった。え?70年代じゃないの?と思ったけれど、確かにファッションとか、年代でパキッと変わる訳じゃないものね。私がテレビ(多分、日曜洋画劇場)で観たのは数年後、十代前半の頃だった筈。


↓主題歌



いやー、改めて、面白かった!

ずっと忘れていたのだけれど、これ、或る意味私の原点になったのかも!と気付かされた。そう、この3人みたいな痛快な生き方がしたいと思ったのよ。

小中学生の頃の「将来の夢」が、英文タイピストとか秘書だったのは、この映画の影響だったんだな。(そこで「社長」と言えなかったところが、私の小ささでもあり、当時のジェンダーの固定観念でもあり。)それ位強烈な印象が、子ども心にしっかり刻まれていたのか。

しかし私の中での「バリバリいけてる秘書」というのは、社長を掌で転がして陰で操るような秘書、この「9 To 5」のようなキャリアウーマンだったのだから、いや、あんたそれ、お手本が違うよ!!
でも、こんな風にワクワク楽しみながらバリバリ仕事する大人になりたかった気持ちを思い出した。

当時の社会はこんなんだったよなー。それからもう45年も経っているのに、未だに変われていない根っこを感じたり。

そして今の私、何だかつまらん大人になってしまったなあ。ちょっと、原点に戻ろうよ!と、自分で自分に喝。この映画を観て笑ったら、自分の苦しみとか辛さとか、馬鹿馬鹿しくなっちゃった。痛快にいこうぜ、私。

* * * * *


ドリー・パートンが貧しい家庭で育ち、端切れのパッチワークの服を学校でからかわれた話しは、当時リーダーズダイジェスト(!)で読んでいた。
それについての歌を今初めて聴いた(別サイトで歌詞を見ながら)。

もう、もう、言葉になりません。





2024/12/01

日本から



来客があったので、一緒に遊びに行ってきました。これは峠の雲海。




パーチー、再び。

この真剣な食いつきぶりを見よ!うちの家族は、高級和菓子よりも、こういうお土産が一番嬉しい。
豪華に何種類か盛り合わせにして食べても、これだけあったら大分何回も楽しめるね。





2024/11/07

3本の万年筆


初めての万年筆は、中学生の誕生日に貰ったもの。うちは、これを貰うのが大人への一歩という感じで、夢に見た位嬉しかったのを覚えている。


その1本(右)と、その後父のコレクションから選ばせて貰った2本。

最近は手書きする機会がめっきり減り、使わないとすぐにインクが乾いて固まってしまうので、万年筆から離れていた。
でも、大事な書類にサインする時、粗品のボールペンというのがいつも気が引けて、万年筆の方がやっぱり格好がつく。それで久しぶりにインクを入れてみようかなと、秋休みに3本ともきちんと洗って乾かしてみた。確かどれも、インクを吸い上げるところが漏れたりして、使いにくくなっていたんだよな。修理・交換が必要なのかどうか、確認してみなくちゃ、と。




3本並べて乾かしていたら、やっぱり美しいなーと、しみじみ。

(右)アメリカ、SHEAFFER。一体型の流線形が惚れ惚れする美しさで、安定していて一番書きやすいと思う。

(中)日本、SAILOR。1911年モデルの復刻版なのかな?どっしりとした太字で、これで原稿用紙のマスを埋めると、如何にも凄いものを書けているような気分になれて、私は「文豪」と呼んでいた。

(左)フランス、WATERMAN。もっと細かい字が書けるのが欲しくて、これを選んだ。

余談になるけれど、日本語とアルファベットでは、書きやすい筆記用具というのが全く違うのよ。
日本語は書きやすいのに、アルファベットで下から上に書く線が引っ掛かってスムーズにいかなかったり。逆にアルファベットは書きやすいのに、日本語はボケボケになってカチッと書けなかったり。

それで3本ともインクを入れてみて、今の気分はSAILORで決定。
SHEAFFERは記憶の中ではもっと太かったのだけれど、今書いてみると意外に線が細かった。と言うか、恐らく昔はもっと細かい字を書いていたんだろうな。書類にサインするのは太目の方が貫録があるのよね。

私は万年筆以外の筆記用具には全く心動かされず、上等なのを貰っても猫に小判で、結局なくしたり壊してしまったり(ごめんなさい・・・)。
そして万年筆が好きと言っても、集めたいとは全く思わない。この3本を使い分けるので、一生いけるわー。


彼女がパリの万年筆専門店で、縦に試し書きをして咎められた話しが出てくる。滑りがよくやわらかい太字の万年筆が好きだというの、それ、正に、SAILORを選んだ今の私の気分。





2024/10/10

私にとっての完璧なBrezel


ブレーツェルは南ドイツが本場で、北ドイツのあれは形が同じだけで、あんなの別物(と南ドイツ人は思っている)。
日本人にとってのおにぎりに相当する位のソウルフードじゃないかな。

日持ちどころか、焼きたてから何分何時間で味が落ちてくるので、パン屋さんでも日に何度も焼いているくらい。
なので、バター・ブレーツェルを差し入れに貰って、なかなか休憩が取れなかったりすると、内心じりじりするのだ。

さて、私にとっての完璧なバター・ブレーツェルの条件は・・・




  1. 手前の輪っか部分が細くてカリカリであること。太くてボリボリとか、ぼそぼそとかはダメ。
  2. 上の太い部分がふんわり、ふかふかであること。
  3. 皮(?)はごく薄く、焼きたてでカリッとしていること。皮が分厚くてガリガリとか、時間が経ってふにゃっとしているとか、逆に乾いて中まで固いとかだと、がっかり。
  4. 表面はざらざらではなく、ツルッと、ピカッとしていること。
  5. クープには焼き色がついていないこと。
  6. 焼きたてで粗熱が取れたばかりの、まだほんのりあたたかいのに、おいしいバターをたっぷり挟んでくれること。既にバターを挟んでブレーツェルごと冷やしてあったりするのはダメ。握り寿司なら、御飯がほんのりあたたかくふんわりしていて、ネタは冷たくシャキッとしているのがよくて、御飯まで冷蔵して固くなっていたら、興醒めでしょ。ブレーツェルとバターも、そんな感じ。

ブレーツェルが特別なのは、皮と中身、細いところと太いところ、クープ部分、捩じってある部分など、一個で色々な食感が味わえるところだと私は思っているので、その辺のメリハリが大事なのだ。

特に表面の皮のコンディションは、その日の気候によっても左右されるし、丁度焼きあがったタイミングに居合わせないといけないので、同じパン屋さんに通っていても、夢のようにおいしいブレーツェルに当たるのはなかなか難しかったりする。

家に持ち帰り、オーブンで少しだけあたためてからバターを挟めば、かなりいい線になるのだけれど、それだとどうしても皮が僅かに固くなるので、本当においしいのは、焼き直しでない焼きたて。




ブレーツェルの成形。




速いね!





2024/08/04

パーチー♪


銀行口座がちらりとプラスになったタイミングで、日本から友人が遊びに来てくれた。新居でお迎えするのは初めて。

それで、家族が寝静まってから、取って置きのワインを開けて、二人で祝杯。
世界で数か所しか作っていない、赤ワインを作るブドウの皮を取り除いて作ったという希少白ワインを、他の方から開院祝いに頂いて、大事にしまってあったのだ。




電子版の無料試し読みではまり、「一瞬でも口座がプラスになる日が来たら買いたい」と思っていたマンガ(←Amazonリンク)、全16巻也。
運んで来てくれると言うので、買っちゃった♪
もうね、これだけ頑張ったのだし、今回ばかりはエゴに走るのだ!
・・・と言っても、溜まっていたポイントを使ったので、出費は数ユーロだったけれど。
ワインはもうおいしく頂いた後で、空き瓶の写真になった。



家族に頂いたお土産は、日本のお菓子!
私はいつも「一日一個だけ」でちびちび食べるのだけれど、うちの家族は一度に思いっきり食べて大満足する方が好きなので、贅沢に盛り合わせ(ウェハースはこちらのを、嵩増しに)。
更に、日本ではまった蒟蒻ゼリーも各種頂いて、こぐま達は狂喜乱舞♪

* * * * *

以下は友人が撮った写真。




真夏日!




久々のグリル。普段は野菜も焼くのだけれど、私が疲れ過ぎていて省略。
その代わり、兄こぐまが生のミニトマトを山盛りにして出してくれた。




翌日のブランチはカイザーシュマーン。りんごのムースがなかったので、たまたまあった桃とりんごをさっと煮て添えたら、大好評だった。

* * * * *

今回来てくれたのは、私達が貧乏学生の頃からずっと支えてくれていた友人。彼女はその時もう社会人だったので、色々ご馳走してくれたり、チョコレートやコーヒーなどの贅沢品を小包で送ってくれたり。
先日の友人宅でも感じたけれど、そうして御馳走になったものたちが、私達の血となり肉となり、今の私達を作っているんだなあと、皆に支えられてここまで辿り着けた事を、しみじみ有難く思った。
まだあっぷあっぷで、全然恩返しできるレベルに辿り着いていないのだけれど、そのうち、きっと。





2023/12/27

ブリューゲルへの旅、その三


もう大分前になってしまったけれど、ベルリン旅行の続き。

ベルリン到着から勉強会が始まるまでに1-2時間ある。どうしようかな、と考えて、よし!折角お荷物なしの一人旅なんだから、行った事のない美術館に行こう!と。時間がないので、行き方や内容など、予習しておいた。




ここのブリューゲル三点は、ウィーンのほど好みじゃなかったけれど、背景のこういう景色がやっぱりきれいだなあ。




オランダの諺を集めた絵の中に、イソップみたいなのを見つけた。オランダではどういう内容の諺なんだろう。




フェルメール二点(この写真の両端)、凄くよかった。
惜しむらくは、照明が悪く、壁の下部が白いので、かなり反射して見にくいこと。絵から大分離れたり、斜めから見たりしないといけなかった。しかも珍しくガラスが嵌められていて、更にそのガラスが汚れていた。




ちょっとー、三銃士の世界やないの!いやーん、かっこいいわ♡
(私の憧れの王子様はアトスだったけれど、これはダルタニャンっぽいなと、勝手に自分のイメージ。これ位斜めからじゃないと、反射して彼の顔が見えない。)




なんで、こういうフワフワ感が出るんだろう。いやー、素敵。




レンブラントでは、これが好きだった。

これらのオランダ絵画を見ていて、年代を見て、船の絵を見て、「そうか!大航海時代の栄華のオランダか!」とやっと気付いた。
今迄「・・・何でオランダ?」という感じで、全然ピンときていなかったのが、やっと学校で習った歴史と繋がった。

小学生位の子ども達の授業をしているのも見かけた。こちらの子ども達って、図版とかじゃなくて、実際に美術館に行って、その絵の前に座って先生の説明を聞いたりしているの。初めて見かけた時は凄く感心した。
私の受けた教育だと、歴史も美術も全部本の中の事という感じで、今回みたいにリアルと繋がると「おお!」と思うのだけれど、遅いよ・・・。

教科書に出てくるような絵も何点もあったけれど、絵ってやっぱり好みの問題で、どんなに有名でも自分の好みでなければ、感心はするけれど結局「ふーん」になってしまうのね。あと、私はやっぱり美しいモチーフをうっとり眺めるのが好きなんだなと改めて気付いた。

翌日、勉強会が終わって帰りの便までにまた1ー2時間あったので、二日連続で行ってしまった。見られる時に見ておくのだ♪




入り口で貰える館内見取り図はレンブラントすら書いていない簡略さなので、予習は必須です。


(↓Amazonリンク)
私がドイツまで持ってきたのは、これ。






2023/10/04

続・ブリューゲルへの旅


美術史博物館には、昨冬のブリューゲルへの旅
行ったばかり。今回の宿はシェーンブルン宮殿の近くだったので、折角だから宮殿を見るべきか?とも考えたのだけれど、よくよく考えてみたら、私は宮殿に感動するタイプじゃない。
それより、好きな絵を一生にあと何度見られるのかな?と考えたら、連続になってもいいから、そちらを見に行こうと思った。
それと、前回は子連れだったのと、病み上がりの妹こぐまが空咳をしていたので、そんなに長居できなくて、心残りがあったのだ




ブリューゲルの中で、この絵が一番好き。




前回、家に帰ってから「あれ、あの絵たち、どんな額装だっけ?」と、凄く気になってしまっていたの。インターネット検索とかしても、絵しか出てこないしね。




実はこんな素晴らしい空間に飾ってある。




天窓からは自然光。




クリムトの壁画(下のアーチの三角のところと、その横の柱の間)、やっぱり素敵~。この階段ホールに丸一日居てもいいわ。
(そのつもりで来たのに、またもカフェが閉まっていて、居座れなかったー。)




こんな幸せな
顔でうろうろしていたらしい。この写真を見て、噴き出してしまったよ。




幸せのお裾分け。





2023/03/06

子連れウィーン芸術の旅


今回のウィーン行きの本来の目的は、美術館巡り。

私の最初の美術展の記憶はレンブラント展で、今の妹こぐま位の年齢だったと思う。訳わからなかったなりに、未だに覚えている絵もある位なので、こぐま達もそろそろ連れて行っても可哀想じゃないだろうと考えた。

「今回は芸術の旅だからね」「付き合って貰うからね」というのは最初から宣言して、覚悟させておいた。
勿論、美術館の合い間には子どもが好きなプログラムを入れる。あと、あれこれ観られなくても、思う存分の長居はできなくても、そこは我慢する。

それでこぐま達は、行ってみたら「恐れていた程大変ではなかった」と思ったのではないかな。
兄こぐまは何度か、「ぼく、芸術はわかんなーい」と口にしていたけれど、「わからなくて、それでいいんだよ」と言ったら、ちょっと安心していた。


ベルヴェデーレ宮殿は、今回初めて行った。
凄く素敵だと思ったのは、クリムトの描く花と緑。独特の金を使っていなくても、サインを見なくても、クリムトだと判る絵を描くって、凄いよね。一番好きだったのが「Nach dem Regen(雨の後)」。



階段を歩いている妹こぐまに、おばさんが「まあ、ちょっと、この子の服、クリムトの花畑そのものじゃないの!」と声を掛けてくれた。
ので、記念撮影してみた。

因みにベルヴェデーレ宮殿、トラムだと目の前なのだけれど、地下鉄だとちょっと離れていて、行きは「通り抜けの近道なのかな?」と、人の流れについて行ったら大きな公園みたいなところに出て、訊いてみたら学校の敷地に入ってしまっていた!
帰りはグーグルナビに延々と歩かされた挙句、また入り口に戻って来てしまって、がっくり。最終的には通行人に訊いて解決。

中に大きな庭園があって、上宮と下宮を観る合い間におやつを出してベンチで休憩。ネットで見たら、夏は噴水が素晴らしいのね。冬なので勿論水は抜かれていたよ。



セセシオン、以前来た時は確か真っ赤に塗りたくられていて、本来の姿を見るのはこれが初めてだと思う。隅々まで美しいわー。



入る予定はなかったのだけれど、こぐま達に訊いてみたら「いいよ」と言うので、じゃあ、この部屋だけ。これは壁画だから、ここに来なければ絶対に観られないもの。
「まさか観られると思わなかった!有難う!」と言ったら、こぐま達も満足そうだった。



美術史博物館の入り口ホール。もうこの空間が芸術そのもので、素晴らしい~。
ああ、新しい眼鏡を作っておいて、本当によかった!
踊り場には百合がどっさり花瓶に活けてあって、香しかった。

「カフェで休憩」というご褒美を挟めば結構粘れるかと思ったのに、その日に限ってカフェがもう閉まっていて、残念。
短い滞在時間の大半をブリューゲルに費やし、あとはフェルメールと、このホールのクリムトの壁画。

絵画なんて要は好みなので、私は一枚ずつゆっくり鑑賞などせず、好きな絵だけを延々と眺めるタイプ。
時間帯にもよるだろうけれど、そんなに混んでいなくて、基本的には人に邪魔されずにゆっくり観られる。有名どころの絵にはやや人が集まるものの、延々と見続ける人は本当に少なくなっていて、多くは写メを撮ったらすぐに立ち去るので問題なし。スマホ文化万歳!わはは。
ソファーがあちこちに置いてあって、絵によっては座ってのんびり観られるのも最高。なので、暫く座って待っていたら、「フェルメールを独占」などという時間も訪れるのだ。





あと、この写真の右奥にちらりと写っている聖ペーター教会のオルガンコンサート、子連れには気楽で凄くよかった。
平日ほぼ毎日15時から、入場無料(喜捨のみ)で、私達が行った日は4曲で、多分30分強位だったので、興味のない子どもを連れていても何とか大丈夫。
オルガンの音に包まれて座り、教会の内部の装飾を眺める。しかも途中から午後の光がさーっと差し込んで、金が照らされて光り出したのは、無宗教の私にまで神々しいものを感じさせる程で、教会の設計って本当に凄い。


子連れ芸術の旅、意外に楽しめた!
ウィーンの美術館の多くが、12歳未満の子どもは入場無料なので、長居できなくても勿体ないと思わずに連れて入れるのも素晴らしいわ。
(嗚呼、でも兄こぐま、もうすぐ12歳やわ・・・。となると交通運賃も大人料金になるし、厳しくなるなあ。)



2023/01/21

私流、柿の種の楽しみ方


私は子どもの頃から柿の種が大好きで、こればかりは何キロ貰っても嬉しい。
でも、柿ピーだと、ピーナツの油が酸化して味が落ちる前にさっさと食べないといけないし、そもそもドイツでも手に入るピーナツをわざわざ日本から運んで重量を取られるのは勿体ない。だから、私をよく知る人は柿ピーではなく柿の種だけをくれる。



この缶、見た事ある!懐かしい!という人も多いのではないかしら。




貴重な柿の種は、これ位の比率でピーナツに混ぜて、ピーナツの合い間に一粒ずつ。私一人でちびちび楽しむのだ。
これ位なら、糖質制限のある私でも薬なしでいけるしね。
(私信:まだ在庫あるので、ご心配なく!)

勿論、日本の柿ピーは黄金比だと思うし、ピーナツのおいしさも素晴らしいのだけれど、それはまあ贅沢品で、帰国した時のお楽しみ。
そう言えば、いつぞやの帰国の時、電車の中でビールのおつまみに柿ピーを手の平にザラザラと出して一気に口に放り込むおじさんを見て、「うわあ、贅沢!」と逆カルチャーショックを受けたのだった。

追記:
自分で混ぜるなら、無塩ピーナツがお薦め。私はピーナツの割合が多いので、そこに少し塩をふります。ドイツの塩ピーナツは一般的に凄ーく塩辛いです。





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2022/11/14

家族旅行のパリ




パリというのは、私にとって全くの別世界。行こうと思った事なんて一度もなかったのに、ふと行ってみたくなった。
調べてみたら、電車で4時間半位で着いちゃうので(しかも蓋を開けてみたら路線工事中の迂回路でその時間だった。という事は、本来はもっと早いのか)、北ドイツに行くより近いやん!
私も夫も行った事がなくてフランス語も解らないうえ、治安が悪くて怖いと思っていたけれど、よく考えてみたら、こんなお金のなさそうな家族連れを狙っても仕方ないよね。

うちの家族は田舎育ちなので、人の流れを見る事に全く慣れておらず、電車で下りる人が下りてから、とか、人波の真ん中で立ち止まらずにちょっとよけて待つとか、そういう基本すらできていないうえに、妹こぐまは嬉しくなると、突然くるくるピョンピョン踊り出したりして、とっても迷惑。
そういうのをゾロゾロ引き連れて、犬の糞などにも気を付けながら歩くのだ。

凄く凄く助かったのは、駅でチケットを買うところから、交通網の使い方や標識の見方などの基本を、知人が最初に教えてくれたこと。
仮に元が取れなくてもいいやと一週間乗り放題チケットにしておいたのも、いちいち考えずにじゃんじゃん乗れて、大正解だった。

大変だったのは、兄こぐまが空気の悪さにやられたのか、夜中に喉がちくちく気持ち悪くなっては目を覚まし、起き上っては生唾を飲み込むのを繰り返したこと。ホテルのベッドで吐かれては困るので、気配で飛び起きては傍に行き、ツボを押してやると段々と収まる。それを毎夜3回ずつ位やったので、かなり疲れた。
調子に乗っておいしいものを食べ過ぎたせいかと最初は思ったけれど、それよりも鼻と喉の粘膜の問題らしいと気付き、最後の晩に鼻うがいをさせたら、やっと安眠できた。鼻うがいセットを持って行ってよかった!

初めてで兎に角右も左も判らない状態のうえ、歩くのが嫌いなコブ付きなので、予定は殆ど組まなかった。ルーブルどころか、美術館・博物館も一つも行けなかったし、折角のパリなのにショッピングも全くできなかった。
でも、家族全員「楽しかったー!」と大にこにこで、その後疲れで寝込んだりしなかったので、それが一番。
私一人+女友達なら全く別の方向で楽しめただろうけれど、考えてみたらコブ付き旅行の期間なんてたかが短いのだから、それはまた後の楽しみに取っておけばいいよね。




手前の橋、丁度電車が渡っているところ。
このメトロに乗ったよ。




シャイヨ宮とトロカデロ庭園。




右奥の丘がモンマルトルのサクレ・クール寺院。




左から中央奥にアレクサンドル三世橋、オベリスク、ルーブル。
傍の緑はチュイルリー公園。




金ピカ屋根の左奥に、ノートルダム寺院の二つの塔。




モンパルナスタワー。


最終日にエッフェル塔に上ったら、それまでに行ったところが「あ、あそこ!」と見えて、凄くよかった。なので、「まず上る」より、「最後に上る」のがお薦め。

それにしても、これだけ建物が密集していても美しいというのが凄いわ。




「巴里のアメリカ人」のジーン・ケリー。うっとり~。
歌も踊りも、鍛えられた体も、甘いマスクも、完璧。どストライク。
十代の頃、こんな恋愛に憧れていた。





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2022/07/06

お気に入りの香水


初めて買った香水は、スイス製のCALYX。確か20歳の時にチューリッヒ空港で。トロピカルな香りに、うっとり夢見心地になった。
(当時はマイナーだったのに、今検索してみたら、買収されたのか、Cliniqueでじゃんじゃん出てくる・・・)

その後、海外旅行に行く度に、
免税品店で香水を物色しては、一瓶買うのが恒例になった。

それが、医療の仕事に就いてからは、
病人は匂いに敏感な事があるので、一切使わなくなって、もう十数年。
お気に入りを使えないまま古くしてしまうのが、凄く残念だった。

でも、最近気付いたの。
香水は、朝、出掛ける前につけるものと思い込んでいたけれど、
夜、お風呂上りにつければいいやん!
自分のためにつけて、好きな香りに包まれてうっとり眠って、
朝起きた頃には、殆ど消えているので、恐らく香害にはならない筈。

それで、ずっとしまい込んであったのを出してきて並べ、
お風呂上りに「今日はどれにしようかなー」と選ぶのが、
最近のささやかな楽しみになった。
「よっしゃ、今日はDolce Vitaにしよう!」
とか、もう名前だけでも、ウキウキしちゃう。




晩のお出掛け。仕事絡みの集まりだったので、一応控え目に。
この紫は私には似合わないブルーベースなのだけれど、
それでも着たい、大好きなデザイン。
前はわざわざボタンどめで、胸元はリボンでキュッと縮められて、
凄く凝っている。

この日の香水は、L'EAU D'ISSEY。百合の香りで大好き♪





おまけ。先日のストラスブールにて。
私はこれは持っていないけれど、おお!と記念撮影。
それにしても写真は正直。もっと運動しなくちゃ。
 

 
P.S.
先日お話ししたまつ毛美容液、効果あるわー。
現在、当社比5割増し位。怖っ。



追記:


(↑Amazonリンク)
まつ毛美容液、これです。一番最初はちょっと刺激がある感じだったけれど、すぐに収まった。ここまで明らかに効果があると、一体何が入っているのかちょっと怖い感じなので、飽くまでも自己責任でお願いします。あと、未開封の正規品である事を確認して。




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