2023/12/27

ブリューゲルへの旅、その三


もう大分前になってしまったけれど、ベルリン旅行の続き。

ベルリン到着から勉強会が始まるまでに1-2時間ある。どうしようかな、と考えて、よし!折角お荷物なしの一人旅なんだから、行った事のない美術館に行こう!と。時間がないので、行き方や内容など、予習しておいた。




ここのブリューゲル三点は、ウィーンのほど好みじゃなかったけれど、背景のこういう景色がやっぱりきれいだなあ。




オランダの諺を集めた絵の中に、イソップみたいなのを見つけた。オランダではどういう内容の諺なんだろう。




フェルメール二点(この写真の両端)、凄くよかった。
惜しむらくは、照明が悪く、壁の下部が白いので、かなり反射して見にくいこと。絵から大分離れたり、斜めから見たりしないといけなかった。しかも珍しくガラスが嵌められていて、更にそのガラスが汚れていた。




ちょっとー、三銃士の世界やないの!いやーん、かっこいいわ♡
(私の憧れの王子様はアトスだったけれど、これはダルタニャンっぽいなと、勝手に自分のイメージ。これ位斜めからじゃないと、反射して彼の顔が見えない。)




なんで、こういうフワフワ感が出るんだろう。いやー、素敵。




レンブラントでは、これが好きだった。

これらのオランダ絵画を見ていて、年代を見て、船の絵を見て、「そうか!大航海時代の栄華のオランダか!」とやっと気付いた。
今迄「・・・何でオランダ?」という感じで、全然ピンときていなかったのが、やっと学校で習った歴史と繋がった。

小学生位の子ども達の授業をしているのも見かけた。こちらの子ども達って、図版とかじゃなくて、実際に美術館に行って、その絵の前に座って先生の説明を聞いたりしているの。初めて見かけた時は凄く感心した。
私の受けた教育だと、歴史も美術も全部本の中の事という感じで、今回みたいにリアルと繋がると「おお!」と思うのだけれど、遅いよ・・・。

教科書に出てくるような絵も何点もあったけれど、絵ってやっぱり好みの問題で、どんなに有名でも自分の好みでなければ、感心はするけれど結局「ふーん」になってしまうのね。あと、私はやっぱり美しいモチーフをうっとり眺めるのが好きなんだなと改めて気付いた。

翌日、勉強会が終わって帰りの便までにまた1ー2時間あったので、二日連続で行ってしまった。見られる時に見ておくのだ♪




入り口で貰える館内見取り図はレンブラントすら書いていない簡略さなので、予習は必須です。


(↓Amazonリンク)
私がドイツまで持ってきたのは、これ。






4 件のコメント:

  1. フェルメールのトキ色のドレスの絵は初めてかな?
    そうですね私も大昔ドイツの美術館で小学生達が先生と床に車座になり絵を見ながら話をしている場面はちょとびっくりしました。私も学校から美術館に行った思い出がありません。教科書に載っている絵には確かに縦横の大きさが記入してありましたが、そんなの気にもしていなかったのでレンブラントの夜警を見た時あまりの大きさにびっくりしました。そして昔は本当に近くで鑑賞出来ました。モナリザも今はガラスと仕切りロープが貼られているようですね。それにしてもガラスはいけませんよね。ま、値段がつけようの無い作品だからでしょうか。

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    1. cocoさん、こんにちは。
      この美術館には初めて行きました!
      ガラスにはびっくりしましたが、そのガラスが汚れているのを見て「まあ、ガラスがなかったら絵が汚れていた訳か・・・」と、諦めの境地になりました。
      ガラスがはめていない作品でも油絵の表面が反射して見にくかったので、ここの照明はいまいちでした。

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  2. レンブラントにフェルメール!イイなぁ。
    ヨーロッパに美術館巡りしたいです!
    素敵な絵画をチョイスされて観たね。私も好き。

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    1. mさん、こんにちは。
      最近は観光するよりも美しいものを見たい!という気持ちになってきました。
      そしてこういう写メも、あると本物を思い出して何度も楽しめる感じで、意外に馬鹿にならないなあと。

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