また四半期の締め日を迎えました。
本当は前回の締め日が4周年だったのだけれど、マイナスのどん底真っ只中で、4周年の達成感はゼロだったし、今思えば、当時はマイナスに対する危機感も頑張りも、まだまだ足りなかった。
今四半期は、我ながらよく頑張ったと思う。
当番医バイトも「やれる時にやっておこう」と入れられるだけ入れたら計8回となり、代診もかなりあって、兎に角我武者羅に働いた感じ。
お金が入ってくるのは3-6箇月後なので、秋頃にはちょっと息がつけるようになっている筈(と願う)。
今でも口座は大きくマイナスだけれど、最低だった時の3分の2位のマイナス額になった!
大きな後払いがまだ幾つか残っているし、冬のボーナスも控えているので、まだまだ楽観はできないのだけれど、それでも目の前真っ暗の八方塞がりで頭を抱えていたのから脱して、「何とかなりそうかも」と思えるだけで、全然違う。
* * * * *
アシスタント実習生がもうすぐ卒業して一人前になるのだけれど、正社員としては採用せず、ミニアルバイトで続けて貰う事にした。
これは本当に苦渋の決断だったのだけれど、抱え込んで皆で沈没したら元も子もない訳で、雇う以上は安定を保障しなければならないし、待遇もケチりたくない。
今はまだ筏か手漕ぎボートみたいなもので、これがちゃんとした船になった頃、また戻って来てくれるといいな。
でも、これを決める前の半年間位は本当に鬱々として、何とかそれを回避できないものかと堂々巡りで悩み続けていた。
「ああ、これはもう無理。諦めるしかない」と心を決めたら、「そうか、所詮は身の丈に合っていなかったんだ」と思えてスッキリして、何とか背負おうとしていた肩の荷が下りた気分。
あと、彼女はうちの待遇・やり方しか知らず、よその医院での勤務経験がないのを常々残念に思っていたので、世間を知って貰うよい機会だと思う事にしよう。
スタッフが減ると、残った人の負担が増えるという不満が出てくるので、それはこれから少しずつ解決していかなくてはならない。
実は今迄ちょっとスタッフ余剰気味で、「今はエネルギー補給期間としてセーブしているから静かなだけで、これが続くと思わないで。今のうちに余裕を満喫しておいてね」と何度も言ってきた位で、それが普通の状態に戻るだけなのだけれど、好待遇にすぐ慣れてそれが普通になってしまうのが人間というものなので、これから色々ありそうだなー。
* * * * *
締め日を無事終えたら、ほっとして腸痙攣を起してしまった。
横になれば治まるので単なるリミッターみたいなものだけれど、横になったら疲れがどっと出て、晩まで起きられなかった。
何だか最近、日本で勤めていた先の社長の寂しそうな姿をよく思い出す。小さな会社と言っても、今の私の十数倍、何十倍かの数の従業員がいて、それだけのお金をやり繰りしていたのか・・・と思うと、もう少し敬意を持って優しくしてあげたらよかったな(という位態度がでかかった私)。
翌朝。裸地の植え込みから、ここまで育った。
締め日の後は、新しい四半期をまた一から始めないといけないので、何だか徒労感が凄いのだけれど、ガンバロウ。