2025/01/31

負けるな、私


さて、未だに引きずっている、税務調査

我が家は、医院と住居が同じ建物なので、建設費を分別するのはまず無理。だって、建物の基礎工事とか、仕切りの壁はどっち側に属するかとか、分けられないでしょ。それで税理士さんから、全ての施工費用を、面積のパーセントで医院と住居に分けるようにと言われ、請求書も支払いも全てきちんと分けて貰った。
これはそう容易ではなく、請求書を訂正して貰わなければいけない事もよくあったのだけれど、「そこを、なあなあにせず、きれいに分けておくのが、凄く大事」と言われていたので頑張って、どこに出しても恥ずかしくない支払いファイルができていた。

ところが税務調査で、「プライベートの方が窓が多いよね。どこについているか判るんだから、窓はパーセントじゃなくて別々に計算するべきでしょ」と文句をつけられた。そうすると、医院にかかった費用がその分少なくなって、税金が上げられるという訳。と言っても、そんな大した額ではなく、長引いてうんざりしているし、税務調査は相手に少し花を持たせるとすんなり収まると聞くし、「もう、それでもいいや」と言いそうになる。が。が!

いやいやいや、それを言うなら私達、医院だけに入って貰った職人さんの分とか、医院だけの設備とかまで、一定割合をプライベートで支払っているから!
そもそも、プライベートは沢山DIYでやっているけれど、医院は全て職人さんを使っているし、医院の方が水回りや電気関係などの設備が断然多いから、面積の割合で分けると、本当はプライベートが損している。そこに目をつぶって飲み込んでいるのに、それにも飽き足りず更に文句をつけるのなら、もう黙っちゃおられない!
と、昔の支払いファイルをまた引っ張り出してきて、反論。
そんなに大した額ではないと言っても、私の人参の何倍かだし、それだけ稼ぐには一体何人診察しないといけないかとか考えると、やっぱり腹立つもん!

しかし、という事は、まだ片付かないのか・・・。

* * * * *

働けど働けど・・・が続き、いい加減疲れてきた。

いやね、信じられないほど巨額のマイナスから、今はゼロ前後を行ったり来たりになってきているのだから、上出来!と思うべきなんだろうけれど、ゼロ前後ってプラスとマイナスを繰り返すので、精神的に結構やられる。
しかも、まだあれこれ後払いの分が残っているんだよなー・・・と考えると、もっと必要。
毎月の入金を見ては、「こんなん、足りるかー!」とちゃぶ台をひっくり返したくなる感じ。

でもね、それでも。
家と医院を建てて、何とかローンを支払う事ができている。
身体が言う事を聞いてくれて、当番医バイトでも時間外診療でも、入れられている。
上等やん。

死にもの狂いにならなくても普通に暮らせるところまで、早く辿り着きたいな。

* * * * *


ごはんは二段になっていて、間に海苔とかつおふりかけの層が挟んである。何もないと思って食べ進んで、中から出て来たら嬉しいかなーと思って。





2025/01/29

倍返し


先日人参を買ってしまったし、次の人参の予定も待っているので、夜更けに当番医管理サイトにログインして、幾つか「引き受けますよー」と出してみたら、早いのは10分も経たずに「任せた!」というお知らせがきて、笑ってしまった。
このログインって、医院のメインコンピューターからしかできないのよ。つまり、そんな夜更けに医院のメインコンピューターから承認したという訳で、皆さん何やってんだか。
まあ、私も昔は「引き受けます」のお知らせメールが来たら、相手の気が変わって引っ込められないうちにと、大慌てで医院に戻ってログインして、承認していたもんね。自分の医院の仕事があって、更に週末や夜に働くなんて、お金に困ってなければやりたくないもの。
(承認したらそれで受け渡し完了になるので、してやったり、あとは野となれ山となれ・・・という感じだった。わはは。)

でも、買い物した分以上に当番医を入れて、これぞ倍返し(いや、もっとか)。

夏頃から当番医体制が変わってハードになる予定で、そうなったらもう余り頻繁には入れたくないので、その前に働けるだけ働いておくのだー。

* * * * *



椅子がぶつかる事に暫く気が付かなくて、角が剥げてしまった。一箇所剥げると、掃除の時に更に捲れたりして、どんどん剥げていく。




修理キットで夫がささっと直してくれた。
凄く感動したので、今回は心から褒めちぎる事ができた♪





2025/01/26

血沸き肉躍る、人参其の一


ここ暫く、ネックレスを探していた。
首元から年を取るというか、最近何となく顔が淋しい感じになってきて、色物をジャラジャラつけたくなってきて、機会がある度に見て回っているのだけれど、色が安っぽかったり、適当に作ってあるのでも結構高いのよ。

先日Zoomした時、母が素敵なネックレスをしていた。一見材質がわからない、不思議な光沢がある。訊いたらフィンランドのあれだと言う。
フィンランドかー・・・買いに行きたいけれど、一体いつになる事やら。

「そう言えば同じEU内なんだし、ネットで普通に買えるんじゃない?」と思いついて検索したら、オンラインショップが出てきて、何とセールをしている!
しかも偶然、最終セールの更に最終日で、日付けが変わるまであと半日位という、本当に最後の最後だったので、30-75%オフのセール品が、そこから更に10%オフ!うぎゃーっ。

ここのなら、色が素敵なのはわかっている。
母は、「店舗ではセールと言ってもほんの僅かしか引かない」「こんなに引いているのは見た事がない」と言う。
北欧は元々物価も高いから、そうそう気軽に買えるものではない、それが叩き売り価格になっているのだから、一気に血沸き肉躍る。

もう日本は夜で、いつもなら母は「もう眠い」と早々にZoomを切り上げるのに、そこからのスタート。スクショを送り合い、あれにする?これにする?私はこれがいい。やっぱりやめた、こっちにする・・・と、怒涛のようにチャットしまくり、注文をまとめて、共同購入!

はー、楽しかった!!くさくさしていたのが、一気に吹っ飛んだわ。
更に私は、値引きのホクホク感を後で満喫できるように、定価は必ずスクリーンショットで撮っておくのだ。

セールって時間との戦いで、アドレナリンがグワーッと出て、捨て値になっていると冒険もできて、普通にゆったり買い物するのとは全く違う楽しさ。しかも一緒に盛り上がれる人がいると、もう最高。四姉妹と母と姪とで、ベースカラーも好みも年齢も違う身内が沢山いるから、もし似合わなくても誰かに回せるし。

* * * * *

金曜日の夕方にそれが届いたので、土曜日の朝、出掛ける前に、半分寝ぼけ眼で記念撮影。
コーディネイトは写真に撮ってみないと、鏡ではわからない部分があるし、バラバラのセール品を一目瞭然にまとめておくのが、次のセールのために大事なのだ。




スカーフに匹敵する存在感。
実はこのブラウスも。ここが洋服も作っているのを初めて知って、73%引きだったので、どんな感じか試しに一着買ってみたの。うーん・・・胸元のくるみボタンとか袖口のシャーリングとか凝っているけれど、定価なら買わないな(失礼)。




私の色じゃなかったのだけれど、こういう色遊びがしたかったので、敢えて。
でもやっぱり、ここまで逆ベースカラーを合わせると私は老け顔になるわ。せめて口紅でもつけるといいのだけれど、つけられない体質になってしまって、本当に残念。
もっと私に似合いそうな組み合わせを思いついたので、また今度やってみよう。




これで大体様子がわかったので、来冬のセールでベストなのを探そう。
この写真3枚とも、ほぼ全身セール品だわ。しかも靴とコート以外は、どれも万しない。

そして、このまま緩和ケアの勉強会に出掛けました。
日曜日は当番医バイト。人参買っちゃったから、頑張ろう。





2025/01/23

うちの車


少し前に車検が済みました♪ 
日程に余裕が全くないギリギリだったし、車検では一定の割合で不具合を見つけないといけないそうで、古い車は槍玉に上がりやすく、運なのだー。無事に通って、ほっ。

* * * * *


今の青い車を買ったのは、2015年。もう10年前になるのか!
(パジャマで飛び出してきた兄こぐま・・・)

その前に乗っていた赤い車を、車検の前に点検して貰ったら、1000ユーロ位かかる修理が必要で、それなら3000ユーロで掘り出し物があるんだけれど・・・と言われて、悩んだ末に買い替えたの。

2008年製で走行距離は少なく、事故や雹害であちこち凹んでいたから&店じまい前の大特価で、私達にしてみると「おおー!ピカピカ!ハイテク!」という感じだった。




何と言っても、それまでがこれだったから。
2007年、働き始めて間もない頃に、通勤のために買った中古車。当時9年落ちで、その割には走行距離が少なくて、車検付きで2750ユーロだった。
ダイハツ・オートマ・5ドアがよくて、インターネットで見つけ、鈍行電車乗り放題の週末切符を使って11時間かけて北ドイツまで買いに行った。土曜日の閉店間際に滑り込みセーフ計画だったので、電車が遅れないかハラハラしながら。
当時の月給の手取りが千数百ユーロで、働き始めたばかりでまだ貯金もなく、義両親にお金を借りて。




オモステ、車のフレームの内側に塗装が剥き出し。初体験で衝撃だったなー。
カーラジオは付いていたのだけれど、受信料を支払いたくなかったので、外した8年間の遠距離通勤で更に12万キロ走って、これがお別れ前の記念撮影。

でもこの車、自動車修理工の義父にあげたら、車検に通るレベルまで自分で少しずつ修理して、何と2021年まで乗っていた!
今は更にバラバラに分解・改造して、庭の器械になっている。

* * * * *

因みに車検は前回からまた値上がりしていて、158ユーロだった。

車検の直前に、夫がやっとの事でうちの市に登録を移した。引っ越したの、2017年だよ!
登録を移さなくてもよくなったという誤解が一般的に広がっていて、サイトの文言も非常にはっきりせず、かなり長い間知らなかったというのもある。その後コロナで役所が閉まり、その後は忘れ、今になると余りにも遅くなって叱られるのが怖くて、なかなかできなかったらしい。私が「要らない、何でもいい」と言うのに、希望のナンバープレートまで買ってから何年も経ち、もうそのナンバー空いてないかもよ。(で、ぐだぐだ期に私にさせようとしたけれど、そこまで遅らせたのは私じゃないのだから、その尻拭いは嫌だと断った。)
一大決心でようやく行き、「凄く優しい人だったー」と、にこにこ帰って来た。「人間だもの」「遅くなってでも、兎に角来たっていう事が大事」と言ってくれたって。でも、もし車検が通らなかったら、それも無駄になっていた訳で・・・。

まあ、こうしてナンバーも新しくできたし、車検の前には自動車修理工の弟のところに車を持って行って二人でしっかりメンテナンスしてくれたし、大分よくなりました。




車検の間、近くのパン屋さんのカフェで休憩。私のは玉ねぎケーキ。ドイツ版キッシュかな。

* * * * *

この車が廃車になったら、次はマニュアル車にしようと思っている。

アクセルとブレーキ踏み間違いの怖さは既に目前で経験しており、高齢者の暴走事故のニュースが他人事に思えない。これはマニュアル車ではまず起こらない事なので、乗り換えを心に決めた。

とは言え、今迄オートマ車しか持っていなかった私は、きっと一杯エンストするんだろうなあ・・・と憂鬱で、今回車検が通ってまだ乗り換えなくて済む事に、ほっとした。





2025/01/22

出たと思ったのに


去年、有効期限が切れる前にちゃんとコネクターのアップデートをしたのに、「コネクターが古いバージョンなので、診療報酬カットしまーす」というお達しが健康保険組合からきた。

なーぬー?!

これまた自分ではどうにもできない事で、IT技術者に「一体どうなってんの?!」と泣きついた。

期限内にアップデートしてあるので、抗議書を出せば認められる筈だけれど、いちいち報酬カットを振りかざすのが何ともいやらしい。何ですんなり行かないのかな・・・と、どどーんと疲れて、出た筈の穴にまた落ちた。

* * * * *

先週、穴の中にいた時、税理士から電話があったけれど、出られなかった。

二日後に意を決して留守電を聞き、折り返し電話したら、「今休暇中でーす。来週の水曜日からまた対応できまーす」との留守電になっていた。

これを先延ばしにするとまた億劫になると思って、カレンダーに書き込んでおいて、水曜日に電話したら別の人が出て、「彼女は今週いっぱい病欠を取りました」だって。

その税理士事務所の経理担当の人から別件で電話&メールがあって、「すぐ知らせて!そのデータ、今日中に必要だから!」って、あんた、それもう4週間前にメールしてあるがな。

はあー・・・。深い深いため息しか出ないわ。

* * * * *



御飯もじゃが芋も両方食べたいというので、炭水化物多めのカレー弁当。

カレーは、妹こぐまに初めてじゃが芋剥きを教えながら、一緒に作った。
「ママの炊く御飯は、粒が潰れていなくて、ふわっとしていて、自分で炊飯器で炊くのと全然違う」だって。嬉しいなあ。





2025/01/20

穴からの脱出


当番医バイトしまくりの冬休みの後で、先週末は流石にダラダラしたけれど、今週末は頑張った。何しろ、穴から這い出せた勢いで、なるべく上まで行っておかないと。

金魚の水替え。溜まっていた書類仕事。

そして、ずっと気になっていた、医院の鏡とガラス拭き。窓を夏の始めと終わりに拭くので、室内のガラス類は冬に拭く事にしている。




目に見えて汚れていた訳じゃないのに、拭くとやっぱりスッキリする。空気が透明になる感じ。
丁度いいところでガラス洗剤がなくなり、打ち切る事ができた。「ついでにあそこも・・・」をやり過ぎると、肩や腕を傷めるからね。




夕方の散歩に間に合うように頑張ったの。影が長ーい!




ほぼ360°こんな風景で、立ち止まっては感嘆の声を上げてしまう。この日は一万歩超え。




日曜日の晩御飯。ザワークラウトでロールキャベツを作るという発想がなかったのだけれど、友人宅でいただいたのが凄くおいしかったので、初めて作ってみた。家族にはじゃが芋、ライス付き。




ロールキャベツの中身が余ったので、月曜日はハンバーグ弁当。
兄こぐまが「片寄らずにきれいなままで持って行けるかなー」と心配していて、んもう、まだまだ可愛いとこ、あるやん。





2025/01/19

ちょっとしんどかった



少し燃え尽きかけていました。

いざ働き始めれば全く苦にならずバリバリ働けるのだけれど、朝ベッドから出たくなかったり。
役所や色々な会社からの手紙が、今度は何を言ってきたのかと恐れる感じで、さっと開けられなくて未開封のままで溜まったり。
留守電も同じ理由で、聞くのが嫌で放置したり。

夫の状態がやっと落ち着き、当番医バイトしまくった冬休みが終わり、疲れがどっと出たのもあると思う。
加えての大きなストレス要因は・・・税金関係と銀行関係。

今の税理士が余りにものらりくらりなので、さあ替えようと決めたタイミングで、税務調査が入る事になってしまった。適当に対応されると困るので、じゃあ税務調査が完了し次第、と思ったのに、税務署も担当者がしょっちゅう休みでゆっくりだったし、やっと届いた税務署からの質問がまたも放置されていて、全然進まず、夏に調査したのに未だに終了していない。新しい税理士とは、替えたらすぐに2023年分の確定申告を超特急でやって貰う約束になっていて、それが済めばまとまった払い戻しが来る筈で、それを本当に心待ちにしているのに。自分ではどうにもできないところが動かないので、働いても働いてもマイナス沼からきちんと抜けられないのが、本当にきつい。

そして銀行。開業時に受けた補助金を、他用せずにちゃんと業者への支払いに使ったという証明を、未だに出してくれない。当時の担当者はもう辞めていて、今の担当者は多分その尻拭いさせられるのが嫌なんじゃないかと思うのだけれど、それにしても。当時、運悪く銀行がシステムを入れ替えた時期で、オンラインバンキングが何箇月も機能せず、手書きの振込用紙をいちいち郵送して送金して貰うしかなく、支払いの記録が手元には何も残っていないので、私にはどうしようもない。役所からは催促され、銀行の現担当者からは返事がなく(ありえんやろ・・・)、板挟みでもうイヤ!なのだけれど、書類がきちんと揃わなければ役所が困るのは凄くよく判るし、揃わなければ最悪補助金返せと言われかねない、その心的プレッシャーが、これまた本当にきつい。

それで、また足が攣り出したり、不整脈が出たり、包丁で指先を削いでしまったりして、ああ、きてるなー・・・という感じだった。

* * * * *

電子処方箋や電子病欠届などを出すのに、医院の通信機器には「医院証明」や「医師証明」が常に接続されており、更にそれぞれ1台ずつ「機器証明」も必要。それがご丁寧に、いちいち有効期限があって、切れる前に更新しなくてはいけない。もうね、有効期限リストを作った位、次々に有効期限が来るのよ。でも、これらなしには通信できないので、他の選択肢はない。
自分と家族のパスポートの有効期限や定期予防接種の確認だけでも「うっかり」がないように凄く気を遣うのに、更にこれかよ。

今年はコネクターも有効期限が切れるので新しく買わないといけなくて、新しいコネクターを接続するにはソフトウェアも設定し直さないといけないので、うちのIT技術者だけでなくソフトウェア会社の技術者とのアポまで必要で、これまた大きな出費が待っている。はー・・・・。

さて、その前に、もうすぐ「医院証明」が切れるので、まずはその更新手続きをした。新規登録ではなくて更新なのに、またも身分証明書を持って郵便局の窓口に行き、本人確認をして貰わないといけない。郵便局の窓口が開いている時に行く事自体、仕事の合い間なので結構難しい、それを取り敢えず済ませられて、肩の荷が一つ下りた。

* * * * *

それでちょっと弾みがついて、手紙の封を開けたら、どれも普通の請求書や通知で、特に問題がなくて、ほっ。
留守電も聞いた。

こういうのって、蓋を開けてみたら大した事なくても、溜めれば溜める程心は重くなり、手つかずのものが増え、遅くなったという己の非の重荷も加わり、どんどん億劫になって穴に籠る感じになり、本当によくない。というのは、解っちゃいるのよ。
昔みたいに山積みにはならず、ほんの2、3日溜めてしまっただけだったのだけれど、それでもすっと片付けられないのは凄く嫌な感じで、穴から這い出せて取り敢えずほっとした。

それで、嫌で嫌で仕方がなかったのだけれど、銀行にも遂に電話した。偉いぞ、私!担当者じゃない人が電話に出たのをよい事に、その人にお願いしたので、今度こそ動くか?




新しい朝。





2025/01/17

雨が凍ると


雪よりも始末に負えないのが、雨が凍ること(Blitzeis)。

雪が積もっていれば皆注意するけれど、濡れた路面が凍っているのはパッと見気付けず、滑ってから気付いてももう遅い。
本当に恐ろしい時には、停めた車が滑り出す位ツルツルになるのも、既に経験済み。

今週の水曜日は、午前中に突然そういう状態になった。
降ったりやんだりの小雨が、降っては凍り、降っては凍りを繰り返し、路面を完璧に覆い尽くした感じ。

患者さんが「今、外ツルツルだよ」と言うので、またまたー、大げさに・・・と表に出てみて、びっくり。見た目は全然大した事ないのに、本当にツルンツルンだった。
こういうのは、塩を撒いても効き目は少ないし、そもそも塩を撒くために歩くのさえ難しい位。医院の前はスロープだし、道路も急坂なので、こりゃあかんわ。

すぐにスタッフに言って、予約の入っている患者さんに次々と電話をかけさせ、「危険なので家から出ないように」と、予約を延期したり、オンライン診療に切り替えたり。オンライン診療で「パートナーがちょっと事故ったので、今から行くところ」という患者さんもいた。
それでも何人かは来たけれど、若者一人が転んでの軽傷で済んだ。

この辺の人達は基本的に凍結には慣れているのに、州で千以上の事故があり、どこそこの警察には分刻みで事故の連絡が入ってとても駆けつけられなかったとか、救急車が出払ったとか、大学病院では外来の医師の数を倍にして対応したとか、転倒怪我の患者さんが外来に溢れてトリアージみたいに優先順位を決めて診ないといけなかったとか、恐ろしい騒動だった。

晩にそういうニュースを読んで、ああ、あの場ですぐに決断してよかった!

* * * * *

余談。

私はアイススケートをするので、ツルツルの上を歩くのは本来得意。なので、実は半分見くびっていて、「どれどれ」と、室内履きにしているサンダルでぺたぺた外に出た。
でも、スケート場に坂はないのだ!なので、スロープだと、私は無力。というのをすっかり忘れていたよ。

スケートというのは、体重で氷を融かして滑る。というのは知っていても、余り実感がない。
ところがサンダルで歩いていて、ちょっと立ち止まったら、靴底でツッと融けた感触があり、その後ツルンツルンになって一歩も歩けなくなってしまって、「おお、これか!正に、体感!」と、内心感動してしまった。
(一旦滑り出すとハムスターの回転車というか、マンガで足を沢山描く、ああいう感じになる訳で、それは一番危ない転び方になる。だから動けない。ところが動かないと足元の氷が融けて、滑る訳。)

で、あちこちに塩を撒いて歩いたのだけれど、これで滑らなくなったかな?とか、道路は大丈夫かな?とか、石畳はやばいよね?とか、わざわざ滑るかどうか確かめに歩き回って、はい、転びましたとも。だって、サンダルだもの。わはは。



この日のニュース。後半の歩行者に注目。



これは2018年の映像で、Blitzeisとはどういうものか、よくわかる。





2025/01/15

最近の医院の買い物(2)


床暖房というのは、強弱を変えてから室温に反応されるまでに時間が掛かる。
時々だけれど、鍼灸の施術時など、もう少しあたたかくしたいなと思う時があって、何とかしたいなー。
物陰に取り付けられて無音のもの、と考えて・・・



赤外線の小さなパネルヒーターを買ってみた。サイズも完璧。
もともと建物の断熱は凄くいいので、こんなに小さいのに数分もかからず部屋全体がパッとあたたまって、素晴らしいわ。

* * * * *

コンピューター関係の仕事をしている患者さんが、うちの請求書を見て、「QRコードないの?作ってあげるよ」と作って、秒で振り込みしてみせてくれた。
そっかー、私自身はスマホで振り込みしないから、そんなのあるの、知らなかったよ。固定の患者さんはもう口座を登録してあるだろうけれど、代診とか当番時の一回限りの患者さんには、あったら便利かもね。



請求書用紙はまだまだ沢山あって新しくする訳にはいかないので、データを貰ってスタンプを作ってみた。
請求書もそのうち紙から電子に切り替わるだろうけれど、それまでの繋ぎに。

* * * * *

私生活では切り詰めているけれど、不便の我慢は大切なエネルギーを消耗してしまうので、仕事に関しては「これがあったら楽になる」と思うものは、余り迷わず買う事にしている。
ほんの小さなストレスでも、上手く減らせるとやっぱり嬉しくて、にこにこしてしまうので、やっぱり大事だと思う!





2025/01/12

久しぶりのムッチェル




今年は久しぶりにMutschelを焼いた。私はいつも日本のパン生地で焼いていて、これ1個がロールパン5個分。




三つ編み分の生地を少しよけておく。丸めたらナイフで切り込みを入れて・・・




真ん中を残して平らにのばす。




切り込みを入れる。




久しぶりでもう忘れていて、これは引っ張り過ぎたわ。焼き上がりが可愛くなくなったー。切り込みを入れて、引っ張らずに整える程度で充分だったらしい。

* * * * *


揚げカレーパンは、どんなに懇願されても作る気になれないけれど、そうか、揚げずに焼けばいいんだ、と思いついて、焼きカレーパン弁当。
味見した妹こぐま曰く、「Geschmacksexplosion(味覚の爆発)」・・・一体どこでそういう言葉を覚えてくるんだか。

ランドセル卒業に続き、「私、ピンクはもう好きじゃないの」「今好きなのは、白か黒・紺」と言われて、「ええーっ?もう?!」と、びっくり。ガーン、淋しいわー。





2025/01/10

森の祈り


ロサンゼルスには古い友人がいて、ロサンゼルスを案内して貰った事もある。私にとって初めて且つ唯一のアメリカとの繋がりがロサンゼルスで、連れて行って貰ったお店とか、高台から見た夜景とか、デジカメのない時代だったので写真がないものも、今でもはっきりと目に浮かぶ。
実はドイツに医学留学を決心する前は、UCLAで地質学という案もあった。
私も、そこにいたかも知れない。

ニュース番組のような感情的なものではなく、火の燃え広がる様や消防士の格闘ぶりを淡々と撮った動画を見つけた。
彼に見せたら、「it's all real」だと言う。いっそフェイクならよかったのに。




森に行くといつも、ここが生命の宝庫で、私達の命をも守ってくれる存在だと感じる。木々が生きながらあんな燃え方をするなんて。




祈りよ届け。



名東関係者へ私信:おるちゃんは無事です。




2025/01/09

最近の医院の買い物(1)


ドイツでは、夜間以外は雪かきが義務となっている。
まあ、そうでなくとも、医院には足元の覚束ない人も来る訳で、しかもうちの敷地はスロープになっているので、しっかり雪かきする事は必須。

夫の雪かきの徒労ぶりは凄い。ほんの数センチの雪でも何時間もかけて延々と雪かきして、恐ろしい量の塩を撒きまくり、その後しんどがって寝込むという・・・しかも天気予報でその後気温が上がって融ける事がわかっている日など、何をやっているんだかと私は内心思ってしまうので、全く感謝感激できなくて、それも不満がられる。
私なんか、何年来の大雪の日、診察開始前に私一人で雪かきをやっつけて、その後普通に仕事した事もあるのにね。

でもまあ、医院の駐車場は広いし、私達もどんどん年を取っていくわけだから、いつかは無理になる。
人を雇ったとしても、肝腎の雪の朝に病欠される可能性もある訳で、やっぱりここでも「依存せずに済む方法」というのを考えたいところ。




で、じゃーん、小型除雪機を買ってみた。

色々悩んだのだけれど、電動で、充電式じゃなくてコードで繋ぐ式。うちの場合は、通り道を作るのでなく、敷地全体の雪をどけないといけないので、道路の向こう側位までの飛距離が必要。これは粉雪なら9mまで飛ぶって。




使い初め。めちゃくちゃ重いべた雪なのに、殆ど詰まらずこれだけ飛ぶって凄い。しかも、雪かきの後、普通はブラシか箒で掃かないといけないのだけれど、それがほぼ不要な位、殆ど残らない。

夫も「楽しい!」と大喜びで(←これ、大事!)、その後も寝込まず、「もっと大雪の日に試したい」と次の雪を心待ちにしているので、買った甲斐があったわ。





2025/01/06

こぐま達の冬休み


私が当番医バイトを入れまくっていたのもあり、どこにも遊びに連れて行ってやれなかった冬休み。
でも私が仕事の日、義母から妹こぐまの誕生祝いとして(誕生日には風邪を引いていたので、遅ればせながら)、皆で滑り台付きの温水プールとバーガーキングに行って、大喜びだったので、よかった。




日本のお菓子(+α)パーティー、再び。
妹こぐまが「日本のお菓子は、パッケージの写真(絵)が実物大じゃないといけないんだって」と言うので、重ねてみたら本当に実物大だ!私、知らなかったよ。その情報は一体どこから?!と、びっくり。




こぐま達が、冬靴や上着がなくて凍えていたので、セールを待って買いに行った。セールでも高いのだけれど、靴屋で脱いだ靴がボロボロで少し破れているのを見て、反省。私達大人は破れていても別に平気だけれど、子どもは友達の目もあるし、嫌だよね。
ショッピングモールで買い物をし、その後ベトナム料理のフードコートへ行くのが定番になっていて、一同大喜び。




大晦日はラクレット。私が当番医だったので、夫が全部用意してくれた。
(6-7時間かかったそうで、それにしては私の感謝感激が足りなかったわ。言われて反省。でもさー、まさかそんなにかかったとは、夢にも思わなかったもん。)




年越し用の打ち上げ花火と爆竹。
妹こぐまが手に持っている45連発のが・・・




上手く撮れなかったけれど、これ。庭から打ち上げているのを、私はベランダから眺めていた。




こぐま達、ランドセルは卒業して、リュックサックになった(二人ともお古だけど)。取り敢えずベルリンで反射アンペルマンは買ってきたけれど、これ一つでは心許ない。
それで冬休みに反射テープを一巻き買って、前後に縫い付けた。本体には縫い目で穴を開けない方がいいので、ポケット部分やバンドに。
昔は安全ベストの反射部分を切って作ったのだけれど、最近の二人はもう、見た目が悪いのは拒否するので、手作り感が出ないようにチクチク頑張ったよ。夫に「まるで最初からついていたみたい!」と感心して貰った。

さあ、明日からこれ背負って、また学校。がんばれー。





2025/01/05

私の冬休み



冬休みは当番医バイトを入れまくって、24時間往診当番を2回、外来当番を3回。ご褒美の人参のために、頑張るのだ。

病院相手の喧嘩は結構よくある事だけれど、往診当番でKripo(刑事捜査部?)相手に延々と言い合いしたのは初めてだった。譲らなかったぞ。

外来当番で56人診た日、帰ろうとしたら受付の人がわざわざ窓ガラスを開けて呼び止める。何かと思ったら、「気を付けて帰ってね!」「今日のあなた、グッジョブ!大絶賛ものだわ!」と両手の親指を立ててくれた。
アシスタントにも「くまさん、次はいつ?」と訊かれて、嬉しいなー。

* * * * *


少しだけれど、積もった。
この日、金曜日が医院の初仕事で、スタッフなしの私一人で34人。これは新記録。




翌日の土曜日。おおー、窓ガラスが凍っている。




この冬一番の冷え込みかな。

この日はいつもの女子会だったのだけれど、前日疲れ過ぎていて、何も用意していなかった。何も持って行かなくても許してくれる人達だけれど・・・




思いついて黒ゴマならぬケシの実スティックを焼いた。
久しぶりですっかり忘れていて、生地が硬くなっちゃったけれど、大好評でよかった♪

思いっきりお喋りして、私の2024年の話しも聞いて貰って、そうしたら皆が泣いて、順番に何度も何度も抱き締めてくれて、私は幸せ者だな~。





2025/01/04

2024年のプライベート




夏頃のこと。
実は、もう当てつけに死んでしまってやろうか、と、ふと思う位のところまでいっていた。

いや、それでも逆縁はしたくないし、子どもが未成年のうちも無理だしで、頭の中だけの事だけれどね。
今迄、ちらりと考える事すら絶対にタブーで、自分で自分に固く禁じていた事だったのだけれど、ふと解禁してしまった。

でも、頭の中でもういいやと思ったら、逆に楽になった部分があった。
今迄「あとン十年、ローンを完済するまで、私一人で何とか踏ん張らなくちゃ」という重圧が常にあったのが、もう知らんわ。
私の大事な宝物を手荒く扱われても、どうせ私が死んじゃったらそれまでだしー、と思えば、腹も立たない。
老いや病気が怖かったのも、どうせそこまで到達しないんだしー。
大切な人との別れが怖かったのも、どうせ私もいなくなるんだしー。
そもそも、やりたい事はやって到達したし、我武者羅に頑張って生きてきたし、たとえここで終わっても、我が人生に悔いなし。

それで突然、もの凄く肩の力が抜けたというか、何だか自分で凄くスッキリした。悲壮感など全くなくて、「いち抜けた♪」「お先に~」的な軽さに、自分でびっくりした。

実際にはそれが解決策だとは思わないし、選べない人もいるのにこんな考えは命に対する冒涜・不遜だというのは重々承知なのだけれど、何だろう、背負っているものを一旦下して考える事ができたというか、色々な執着をなくすとこんなに楽なものなんだと気付けたというか。
そして、そういう選択肢もあるけれど自分の意思で生きているという事で、心が収まったというか。
上手く表現できないのだけれど、心の落としどころがついた感じ。

* * * * *

そして、その後。

時々小康状態があったものの、どんどん酷くなり、最後はプチ別居までいった。本当は私が出ていく筋合いでは全くなかったのだけれど、それが一番手っ取り早かったので
それが実は・・・めっちゃよかった(笑)!
こんなに安眠できたのは、一体いつぶりー?という位、朝までぐっすり、起きたら肌つるんつるん。睡眠が細切れなのは、職業柄プラスもう年のせいだと思っていたのに、違ったのか。
好きな本を選んでいそいそと籠り、就寝前にベッドでぬくぬくと本を読むのも最高。

それでもこぐま達がいるから放っておく訳にはいかず、しつこくしつこく喧嘩した。酔っ払いとの喧嘩って、支離滅裂や繰り返しが多くて大嫌いなのだけれど、暴言を浴びせられながらも頑張った。波があって、心から謝ったりもするのだけれど、そんな一時的な謝罪なんかいらないから、約束が欲しい。

当時の記録も、もう見るのも嫌で封印してあったのだけれど、改めてバックアップを取ったり、プリントアウトしてファイルしたり。こぐま達はまだ小さくて訳わからなかったし、トラウマにさせたくなかったので積極的に忘れさせたけれど、二人が大人になったらいつか見せたいと思って。
つらい作業だったけれど、記録する余裕もない日が沢山あった中、これだけでも記録を残したのは、偉いぞ、私!と思いながら。

いよいよ弁護士の予約を取ろうかと考えていたら、遂に初めてもうしないと言った。もう十年位もめていたけれど、絶対にその非を認めず、決して言わなかった言葉で、これが本当に初めて。なので、約束通り別居終了。それがクリスマスも過ぎた暮れのこと。

でも、この機会に、お金の計算もしっかりして、数字を突き付けておいた。たとえ別れても私から財産半分と月々の生活費も貰って悠々自適のつもりでいたので、片腹痛いわと、ガツンと現実を。
うちの不動産はローンを返し始めたばかりの負の状態だし、私の口座もマイナスだから、分けるものもマイナスで、分けたら相手は破産するしかないけれど、私は全額一人で背負えるからここを売って出て行く必要はないもんねー。今迄私が一人で生活費や保険年金も全部払ってきたのだから、たとえ生活費を送金させられる事になっても、相手の保険年金まで払わなくてよくなる分、私にとっては大差ないだろうし。
(そして丁度その頃、全て失ってまた自力で築き直した話しを聞いて、勇気百倍。)
いやー、自分の足で立っているって、最強。「玉の輿」とか、依存する生き方は絶対お薦めしないわ。

* * * * *

今年はしんど過ぎて、心ざわつかずに見られる写真がなかったので、クリスマスカード/年賀状は一回休み。
またも初愚痴になっちゃったけれど、何とか穏やかに新年が迎えられたし、こうして書けるところまできたので、どうかご心配なく。

2025年には、自分へのご褒美の人参も、あれこれ準備中。楽しみー!
今大変な方も、一緒に踏ん張って、よい年にしましょうね。




しんどかった時、何故かふとこの曲を思い出して、「かーまかまかまかま・・・」と歌っていて、何か救われたよ。





2025/01/02

静かな元旦



初日の出。




お雑煮。



ドイツでは二日から平日なので、お正月気分は一日だけ。

2024年は本当に大変な年だったので、それが終わり、こうして新しい年を迎えられたのは、凄く嬉しい。2025年こそ、少し楽になりたいので、あとひと頑張りかな。

皆様、今年もよろしくお願いします。




2025/01/01

2024年の経営を振り返る




金曜日は私一人で医院を回すようになって、3箇月。

採血とか心電図とか点滴とか、普段ならスタッフがする仕事も、全部一人でするのだけれど、まずまずちゃんと回せていて、偉いぞ、私♪
電話は留守電にしてあって、処方箋の注文とか、合い間に聞いて対応。

金曜日に手伝ってくれる筈だった夫は、もう一箇月以上欠勤が続き、まあ来ても来なくても実は大して変わらない(それ位私は片手間でやっちゃう)ので、放ってある。

大変は大変だけれど、「他人に依存せずに働ける」という状態を作っておくというのは、いざという時に凄く強いと思うので、これでいいのだ。

* * * * *

スタッフの給料はTarifという基準給を参考にしていて、他の業種は知らないけれど、医者には医者の、スタッフにはスタッフのタリフがある。
タリフは経験年数や追加の資格などによって、細かく分かれて表になっていて、キャリアを積めば積むほど給料が上がっていく仕組み。タリフ自体も大体毎年更新されるので、私もその度に見直して昇給させるようにしている。
今見たら、私が開院した2020年のタリフ初任給は1931.56ユーロだった。それが2025年からのタリフ初任給は2803.95ユーロ。5年間で45%アップって恐ろしい上昇率だけれど、もともとが低過ぎた部分もあるし、最近の物価上昇を考えると、まあ当然かな。

こちらの生活感覚では、1ユーロ=100円くらい。税金・保険などで大体4割位引かれたのが、手取りになる。
因みにこのタリフ初任給というのは、17歳くらいで職業訓練校に入り、3年間通って、卒業したての新人スタッフの月給のこと。月167時間計算なので、時給にすると16.79ユーロになる。ドイツの最低賃金は2025年から時給12.82ユーロなので、まあ妥当なんじゃないかと。
2018年の最低賃金は時給8.84ユーロだった。って、たった数年前の事で、そう考えるとお金の価値は恐ろしい勢いで下がっているのだけれど、この動きについていかないと世界で釣り合いが取れなくなって取り残されてしまう訳。

問題は、医院の収入(点数請求)はその上昇率に全くついていけていないどころか、逆にカットされたりしている事。なので、もう少し踏ん張らないと、皆を養っていけない。

でも、この1年間本当にキリキリと頑張って、やっと息ができるようになってきた。
まだあちこちの後払いが部分的にあるので油断はできないけれど、税金の前払いも再開できたし、ボーナスも出せたし、やっとここまで来たかー、という感じ。
あと半年位、当番医バイトを頑張って、その後は私の出稼ぎなしで回していけたらいいな。

* * * * *

スタッフは金曜休みの週休三日になったし、残業ゼロどころか、年間の実勤務時間は定時間を大幅に下回っていて(週20時間勤務で年間マイナス100時間とか)、それは給料から引かずに私からのプレゼントとしているので、やっとの事で胸を張れる労働環境を提供できるようになったのではないかと思う。




2024年もお疲れ様、私。