今回単身でウィーンに行ったのは、所属している欧州日本人医師会の年次総会があったから。コロナのせいで、何と4年ぶりの参加となった。
行く前は議会の準備もあって、かなりてんてこ舞いだった。
行きは夕方の便。空港までは電車で行くのだけれど、帰りの電車を調べてみたら、1本逃したら途中から代行バスになる。帰りは夜だし、電車とバスの乗り継ぎはリスキーだから、避けたいなあ・・・。という訳で、帰りの電車が確実にある駅まで車で行く事にした。
そうしたら、こんな田舎道でまさか!という工事渋滞に引っ掛かり、駐車場に着いた時に電車が入って来るのが見えたというギリギリ。
帰りは、飛行機の着陸から電車の発車まで20分しかなかった。着陸してから駐機するまで結構走るし、それから実際に降りるまでにも結構待つし、空港を出て地下の駅のホームまでも距離があるし・・・流石に無理かなと思ったけれど、何とか乗れた!電車は1時間に1本程度だし、翌朝から仕事だったので、よかったー。
レストランなども実際に行ってみた事がないのにネットの印象で決めなくちゃいけなくて、予約もなかなか返事がこなくて何度も電話したりプランBを考えたり、ちゃんと取れているかどうか不安で、おいしくなかったり雰囲気が悪かったらどうしようとか、色々心配だったので、無事に済んで満足して貰えてよかったー、へなへなへな・・・という感じだった。
天気予報は雨で、夜かなり激しく降っていたけれど、観光する時は降られなくて、よかった♪
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初日、金曜の晩は、到着時刻が皆バラバラなので、深夜0時まで開いているイタリアンレストランで、だらだら飲食しながら、少しずつ合流。
皆でシェアして、次々色々食べた♪
ウィーンに着いた時には「蒸し暑っ。持ってくる服を間違えたな」と思ったのに、このテラス席は吹きさらしで寒くて、他の人から上着を借り、更にお店の人に毛布を出して貰ってしまった。
ドイツ、イギリス、イタリア、スウェーデン、ハンガリー、キプロスから、総合診療科、ペイン、産婦人科、内科、眼科、麻酔科の医者と医学生たちが集合。翌日には更にチェコからも合流。
重いおやつの後、まだお腹が空いていなくて無理かと思ったのに、結局平らげてしまった。(重いおやつが何だったかは、また次回♪)
デザートはやっぱり、あたたかいアップルパイ。
最終日、解散してから、いつも凄くお世話になっている先生と二人で、Naschmarktのレストランでお昼ご飯。
茸のグーラッシュ。
食べながらふと話す気になり、お会いしなかった4年間の大変だった事を打ち明けて、凄くすっきりした。普段はこの話しをすると結構疲れてしまうものなのに、おいしく食べて飲みながら、笑いも交えて。精神科医でもなく、アドバイスとかじゃなくて単に聞いて貰っただけで、この違いは何だろう、と自分でも思った。医学的知識があるから的外れな質問がないし、打てば響く感じで説明しなくてもすっと解って貰えるというところなのかな。先生の労いの一言一言が、乾いた心にすーっと染み込んでいった感じで、とても有難かった。
(もしかしたら患者さんが私に話す時もこんな気持ちなのかな、と思ったら、ちゃんと丁寧に話しを聞こうと、改めて心した。)
そういえば今回は、初めてモヤモヤなしに、ビールやワインも楽しめました♪