2024/09/27

木の葉の宿題(1)



妹こぐまが学校の宿題で、リストアップされた15種類の木の葉を集めないといけなくて、付き合いました。




りんご

一枚目の写真のロバ達が、期待に満ち満ちた顔で柵に張り付いていたので、この木の下に落ちていたりんごを一個ずつやった。




くるみ




ドイツのシンボルである柏。
私はずっと「樫」と言っていたのだけれど、小塩先生(←Amazonリンク)曰く、
分類上はブナ科のコナラ属だが、ヨーロッパ・カシワは日本のコナラやカシワよりも大きく育ち、葉の切れ目がずっと深く、葉自体が長い。樫と訳しては誤りで、樫は日本中部以南の暖かいところにしかない。ヨーロッパにはない。




ヨーロッパブナ(の筈)。よく似た葉っぱの木が沢山あったのだけれど、この木の枝に幸い実の殻が残っていて、これだ!と。

エジプト産のパピルス紙も、高価なギリシア産の羊皮紙も持たぬ貧しいゲルマン民族は、もっぱら滑らかなブナの枝や板にルーネやラテン文字を引っ掻いて書いた。それでドイツ語では「文字・字母」のことを、いまでも「ブナの枝」(ブーフシュターベ)という。
そして文字を使い、ことばを書いた「本・書物」を英語ではbook、ドイツ語ではBuchというが、これは「ブナの木」Bucheの語そのままなのである。




ヘーゼルナッツ。これも、実が付いていなければ確信できない。




三種類の楓

これで半分位揃ったかな。全部押し葉にして、記録と一緒に提出するらしい。
ハンノキとかシデとかは、私も知らないのでネットで調べながら探さなくちゃ。

森の木は勿論、公園や街路樹なら勝手にぶっちぎり、個人の果樹園や生垣でもそれ位なら目くじら立てる人もいないし、庭の中ならピンポンして採らせて貰ったり、友達同士で自分ちの庭の木の葉を分け合ったり。
自然が豊かで、人々が大らかでなければ、成り立たない宿題やね。


* * * * *

追記(教えて~):




これはHainbuche?ドイツ語だとブナの一種なのでそのつもりで探したのだけれど、インターネット翻訳するとシデと出てきて、シデは写真もなんか違う・・・。
久しぶりに独和大辞典(←Amazonリンク)を引っ張り出して来たら、Hainbucheはクマシデ属の一種、カバノキ科だそうで。
ええー、一体、樺なの?シデなの?ブナなの?と、頭の中が混乱しまくり。

→解決しました!間違い。これはHainbucheじゃなくてRotbuche




これはEsche(トネリコ)? →解決しました!正解。





16 件のコメント:

  1. ラウホみほ27/9/24 18:29

    うちも六年生の時にありました。こちらの課題は、10種類の指定されたものと、10種類を20くらいの選択肢からの、合計20種類でした。課題を出されたのが紅葉も終わりかけの頃で子供ひとりではとてもできなくて、うちも家族みんなで探しましたよ。愚痴ったりしながら、なかなか集まらなくて大変でしたが、私も木の種類がわかったし、いい思い出でになりました。
    こぐまちゃんの課題はもう終わりましたか?当時ほかのお母さんから教えてもらった Flora Incognita フローラ インコグニタ っていうアプリでなんとか課題を終えられたので、念の為にお知らせします。

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    1. ラウホみほさん、こんにちは。
      私は日本では一応都会育ちなので、街路樹くらいしか知らないのです・・・。そもそもドイツの木は違うし、ドイツ名も知らないし、見た事のない木を探すのって、難しいですよね。でも、楽しい。
      はい、アプリを持っている友人がいて、週末一緒に葉っぱ探しの続きをする予定です!

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  2. ひかり28/9/24 01:36

    うん、樫ではないね、柏だね。
    ブナも大体おんなじですね。葉の縁が波なみしているの。
    ヘーゼルナッツは…、なんだかハンノキに葉がにてますね。
    シデはこちらの山にも沢山ありますよ。
    葉っぱは楽しい!

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    1. ひかりさん、こんにちは。
      おおお!そうだ、ここに専門家がいた!
      これ、ヨーロッパブナで正解?
      そう、Schwarzerleという種類のハンノキを探していて、これかなというのを見つけたのだけれど、歩いていて「あ、ここにも!」と思ったのには下にヘーゼルナッツが落ちていて、自信がなくなって一旦捨てました。
      あと二つ全く自信ないの、追記したのでよかったらお返事下さい~(泣)。

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  3. 葉を集める宿題、楽しそうだね!
    しかし、15種類って多いね。
    りんごにくるみ、ヘーゼルナッツと美味しそうな木の実の
    葉っぱだね。

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    1. mさん、こんにちは。
      はい、私も楽しんでいます♪
      兄こぐまの時は、ポプラとか柳とか「町の木」が入っていたのですが、今回の妹こぐまは果樹が入っています。
      似たような葉っぱが色々あると、宿題を見る先生も大変ですよね。

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  4. ひかり29/9/24 02:30

    あ、失礼…もう解決済みでしたね。
    そこまで専門家という訳ではないですが(汗)
    最初のヨーロッパブナ?というのはどうみても柏にしかみえない…
    葉っぱの根元が耳たぶ状になっているように見えるので…
    オークとかじゃないのかな?
    追加の1枚目は日本でのブナとそっくりですね。
    トネリコもそちらの方が大きいような…
    学生時代の樹木学のテストでは、机の上に沢山色々な種類の木の枝が置いてあって、それを順々に見て同定していくの。
    論文発表の時のベル(チーン ってやつ笑)を教授が楽しそうに馴らして煽られてた(笑)良い思い出です。

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    1. 読み違え(苦笑) 柏 というのがオークだね。
      ヨーロッパブナ(?)というのはそれで良いと思う!
      削除できないから、なんだかコメント荒らしみたいになっちゃった 失礼しました!

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  5. ひかり29/9/24 02:33

    追記 ごめんね  ハンノキに似てると書いたけど、ハシバミの間違い(笑) ヘーゼルナッツで良いと思います!

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    1. ひかりさん、こんにちは。
      いっぱいコメント有難う!全然荒らしじゃないです。
      「葉の根元が耳たぶ状」という表現が、凄く気になります。聞いても想像がつかない。一体どういう状態をそうやって言うの?

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    2. ひかり29/9/24 09:06

      この表現じゃあ難しいですよね…
      葉っぱと葉の軸の部分(葉柄)
      へのつき方、が色々ありまして、
      柏やミズナラ等の場合は、例えるならば相撲の行司が持つ「軍配」の柄に近い方の形状がなんとなく似ているかしら… こんなんでわかるかしら汗 表現力が乏しくてごめんなさい…

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    3. ひかりさん、こんにちは。
      ああ、何となくわかった!
      で、キーワード入れてみたら、こんなん出てきた♪
      https://elm3.web.fc2.com/top/ruijisyu-miwakekata-hoka/kasiwa-konara-mizunara-naragasiwa.html
      でも、こうして見ると確かに、ヨーロッパ柏の葉は日本の柏の葉とまた違うのねー。

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  6. こんにちは。
    え、街路樹の枝を折っても問題にならないのですか?
    だからなのか、日本では、桜の枝を折る観光客の迷惑行為が時々話題になります。
    桜は、傷つけると、そこから菌が入って枯れやすいので、「桜切るバカ梅切らぬバカ」と言われる通り、これは、絶対にやっちゃいけないタブーなのですよね。
    ドイツの街路樹の木は、枝を折っても平気な頑丈な樹種のが多いのでしょうかね。

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    1. みかさん、こんにちは。
      ああ、流石に街路樹や生垣なら枝は折りません。葉っぱを取るだけです。すみません、書き方が紛らわしかったですね。
      (例えばこのヘーゼルナッツの枝はうちの庭のです。)
      森の木は、道具を使う程の大きな採り方はいけませんが、子どもがひこばえみたいなのを貰う位なら許容範囲かと。

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  7. ちょっとたいへんだけど楽しい宿題ですね。小塩先生なつかしい!子供の頃、父の仕事の関係でドイツに行くかも?という時期があり(結局行かずに終わるのですが)、テレビのドイツ語講座を観ていました。

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    1. melisandさん、こんにちは。
      はい、途中からは私の方が楽しんでいたかもー。
      小塩先生は望月門下の旧制松本高生というのもあり、勝手に親しみを感じています。

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