少し前のこと。
我が家の食卓は引っ越し以来、IKEAのテーブルを二つ、取り敢えず並べて置いてあった。
椅子も、当時子ども達はハイチェアを使っていたので大人用を4脚だけ買って、買い足そうと思った時には、もう廃番になっていた。
真ん中にどんと大皿を置く事もできないし、お花やローソクすら邪魔。
きちんとした大きな食卓を買いたいというのは、ずーーーっと思っていたものの、金銭的に全く余裕がなかったのと、「これ!」というのに巡り合わなかったのと。
私は家具には余り拘りがなくて、大半がIKEAのもの。でも、食卓は、家の一番いい場所にした位、私にとって大事なもので、だから適当には買いたくなかった。(ドイツの家では多分、一番いい場所は居間にするのが一般的だと思う。)
椅子は座ってしまえば見えないけれど、テーブルって、食事の間ずーっと見続け、触れ続けるものだからね。
色々見て、テーブルの縁に幹の表面を使ったゴツゴツのタイプが気に入ったのだけれど、いやー、でもやっぱりきっと、座る場所を選んで使いにくいよね。
そして、何の木にするか、どんな脚にするか、悩みに悩んで、結局決められず。
あと、幾ら気に入っても、余りにも繊細な物は無理。
子ども達も大きくなったとはいえ、宿題をやる時にコンパスの針をぶっ立てたり、ボールペンをがりがり使ったり、私が思いもよらない事を、まだ平気でするの。その度に卒倒しそうになって叫ぶけれど、時既に遅し。
傷をつけないようにと私だけが気を遣わなくちゃいけないのも、常にテーブルクロスで覆うのも嫌だし、かと言って、ぶつけたらうずくまる位硬い木も嫌だ。
「傷も思い出」と言える位、大らかでいられるのって、ないのかな。
休暇中、久しぶりに検索してみたら、え、何?これ!という写真を見つけた。
インドネシアの家に使われていた80-150年物のチーク材で作っていて、だから新しい机なのに、凄く表情がある。
サイトはなんかちょっと素人臭くて解り難く、怪しい感じだったけれど、隅々まで読み込んでいくと、いや、この工房、いいかも。
見学も可能とあるけれど、残念ながら行くにはちょっと遠い。それでメールで質問したら、もの凄く丁寧に、詳細に渡って説明してくれた!
それで一気に安心、信用。
ついでに調べてみたら、チーク材というものは、新しいのは水分が多くて全然ダメで、だから解体した古いものを再利用する事はよくあるらしい。
タールが含まれていて、耐水性・耐久性に優れるので船や家屋によく使われ、経年変化が楽しいのだとか。
引き出して大きさを変えられるタイプにするか、凄ーく悩んだのだけれど、折角素敵な机なのに、目の前に継ぎ目が来たら興醒めだよなー。それに、椅子の置き場がどうせ必要な訳だし。と思って、もう、どーんと、大きなのを。
大きさは、段ボールを切って今のテーブルの上に置いて、実際に食器を並べてみたり、それで椅子に座って背後のスペースが充分かどうかも確認。
私は未知のオンラインショップには、通常は必ずクレジットカード払い。何か問題があっても、カード会社が引き受けてくれるから。
なのだけれど、ここはもう信用しようと思って、えいやっと現金前払いにしたら、「机板は重いし大きい(訊いたら何と66 kg!キッチンの作業台ほど重く・長くはないけれど、幅はあれより広い)から、設置する場所まで運び込むオプションをサービスします」だって!有難や~。
二人がかりの特別配送なので、暫く待って・・・遂に来た!
素人の手伝いをかき集めるより、彼らはプロ。そしてそもそも、そのための特別料金も貰っているんでしょ。遠慮している場合じゃない。
うちの階段状況は工房の人に予め相談してあって、「問題ない筈」と言われていたので、「夫にも手伝わせるから」「内階段は壁にぶつかるから絶対無理」「兎に角ちょっと、できそうかだけでも、みて」と、強気でお願いしたら、渋々ながら挑戦してくれた。
頑張り損と思われないよう、ちゃんとチップあげたよ。
あとまだ高さを調整しないといけない(一つ一つ微妙に違って脚の交換ができないので、最初は高めに作ってある)のだけれど、工業製品だらけの家の中にまた一つ、手作りのあたたかさが加わって、そしてインドネシアとの縁が、とても嬉しい。
最近検索して、医学生時代によく踊って大好きだったこの曲が、サンタナのものだったと知った。
そして・・・このやたらに存在感のある、目が釘付けになるシャツは、インドネシアのバティックじゃない?!



0 件のコメント:
コメントを投稿
「コメントの投稿者として表示するID:」のところは、Google IDをお持ちでなければ「名前/URL」を選択して、ハンドルネームを入力してください。
「匿名」を選ぶと、ハンドルネームの入力はできず、「匿名」と表示されます。「匿名」の方には基本的にお返事しません。