さて、何故バタバタしていたかと言うと・・・
今週はこぐま達二人とも数学のテストがあって、SOSを出されたのだけれど、私は月・木は晩の診療があって、今週の火・水は晩に勉強会があって帰宅は両日とも23時頃。二人が学校に行くのは、朝7時前のバス。
それで、朝5時に起きて、朝練ならぬ朝勉。
* * * * *
兄こぐまは中3。私は日本の中3までは全教科教えていたので、そこまでの範囲は余裕な筈なのに、既に日本の高校の内容が混じってきている感じ。
いやー、私、高校は文系やで。
立方根とかn乗根はまあ解る(見た時は一瞬フリーズした)けど、logとか、f(x)とか、何だっけ?!という感じ。
また、日本なら確か因数分解でやったと思う事に、いきなり解の公式を使う。
遠い遠い記憶の彼方に飛んで行っていた解の公式は、ドイツ語で「Mitternachtsformel(真夜中の公式)」という通称。なんで真夜中?!
それで、あれこれ問題の答えをまず見せて貰って、ああ、そういう事ね、そんなんあったな、とか、ドイツではそうやるのね、と理解してから、兄こぐまに説明する、という教え方。
ドイツの中3は、もう計算機も使っていいので、それも勝手が違う。
logとか高等な事をやっているくせに、「12÷13」には「そんなの、できっこない!」と即答されて、びびった。小学校でやったよね?
まあね、ドイツでは、計算能力自体にはそれほど重きを置かず、それよりも数学の考え方の方に時間を使う印象。
国家試験では計算機が使えないからと、小数点同士の計算の仕方(!)を医学部の同級生に教えた事がある位だもの。
一緒に勉強した後の、テスト前夜。
私の勉強会中に兄こぐまから「数学、全然ダメ~😭😭」とメッセージが来た時には、もうどうしようかと思ったけれど、取り敢えず「もう寝なさい。明日の朝、早起きして一緒にやろう」と返信。
朝勉で「あ、解ける!」「次も解ける!」になって、テストは「できた!」とニコニコ帰って来た。
* * * * *
妹こぐまは中1。
今は図形をやっているのだけれど、流石、妹こぐま。これまた一筋縄ではいかない。
まず、分度器で角度を測るところからして、つまずく。
普通、角があったら、辺の間の鋭角を測るよね? 妹こぐまは、いきなり水平からの鈍角側を測り始めたりする。
方眼紙に描くと、自分の描いた線ではなく、方眼の線から測り始めたり。
親切な分度器で、右からと左からと両方数字が書いてあると、そのどちらを読むのか(どこがゼロで、どこから測るのか)は、その時の気分次第。
方眼の線や、問題として出されている線があると、情報量が多過ぎて、自分の答えの線がどれだったか、見つけられなくなる。また、やり終えた事はさっさと忘れる。
だから例えば問題が段階を踏んでいて、まず(a)で一つの線を描き、(b)で別の条件の線を描き、(c)で「(a)と(b)の両方の条件を満たすのはどこか」と訊かれると、自分の答えじゃない線と交わっている点を指さしたりする。
それで、方眼のない白紙に描かせたり、逆に自分の描いた答えの線には色で印をつけたりして、練習。
しかも諦めがとてもよく、問題を読んだ瞬間に「え?これ知らん、わからん」と思ったら、粘って考える事はせず、さっさと「思いつきモード」に切り替える。
ぶっ飛んでいるのが、「点Aと点Bを通る円を描け」と言われたら、何となくこの辺かなーというところに狙いをつけて、そこを中心としてコンパスを突き立てて、円を描けちゃう(ちゃんとAとBを通っている!)。
平行線も、角度を測らずに何となく、で、ちゃんと描けちゃう。
そういう勘が優れているんだなー。なので、妹こぐまにとっては、
「数学はフィーリング!勘を研ぎ澄ませ!」
という感じなんじゃないかと。それ、ちゃうやろ・・・orz。
問題を読んだら、よく考えもせずに分度器・定規かコンパスの「これ!」と思う方を引っ掴み、コンパスなら適当にちゃっと広げたり、定規なら適当な距離でさっと線を引く。どれも私の「ちょ、待って!」が効かない位の早業。
勿論、そんなやり方で常に正解が導ける訳がない。というか、そこそこの確率で正解に辿り着いている方が摩訶不思議よ。
いやね、たとえ結果的に描けていても、作図の過程がないと、数学では駄目でしょ!と言うのだけれど、答えがちゃんと描ける事がままあるだけに、何故それが必要なのか、いまいち解って貰えないのだ。
妹こぐまは「テスト、できなかったー」と、しょんぼり帰って来たけれど、病欠&病欠での追々試だったので、仕方ないよ(追試になればなる程、問題が難しくなる)。ただ、折角勉強したのに、テストでスイスイ解ける快感を味わえず、成功体験がないせいで数学が好きになれていないのが、とっても残念。
それでも二人とも、全教科落とさず投げ出さず、まあそこそこの成績を取って来るし、何より学校で楽しく過ごせているみたいなので、それでよし。
頑張った。
私は連日夜中まで仕事や勉強会があるのに加えて、朝勉をしたので、流石に寝不足の一週間でした。でも、こぐま達との「今だけ」の貴重な時間を過ごせたし、内容も頭の錆落としみたいで、楽しかったよ♪


こんにちは。
返信削除いやー大変ですね。
かつて私は数学は得意だったし問題を解いていてとても楽しかったのですが、今では思い返して、なんであんな事ができたのだろうか、と思うばかりです。
私も子供達の数学を家で教えなくてはならなくて、困った経験があるので、お気持ちとても良くわかります。問題を理解するのはいいとして(でも、解けないのですが…)数学の用語が英語では何と言うのかを調べるところから始めなくてはなりませんでした。
頑張りましたネ。お疲れ様でした。
surgeon24hrsさん、こんにちは。
削除「問題を解いていてとても楽しかった」って、それは余程スラスラ解けていたという事でしょうね。凄い!!
本当に、用語が判らないのは勿論、国によって教え方も書き方も違うので、苦労しますよね~。
あーなんか、この公式見たことあるけれど…
返信削除仕事で簡単な数式は組んだりするけれど…
教えられないかも… 分かりやすそうな問題集を
渡すくらいしかできません…くまさん偉い…
ひかりさん、こんにちは。
削除日本だと、もっと因数分解に力を入れて、どうしても解けない時だけ、この解の公式を使うんじゃなかったっけ?
私は昔、年賀状の写真のコラージュをする時、連立方程式で縮小後のピクセル数を決めていました。わはは。
我が家の妹くまちゃんと同い年の娘もちゃんと考えずに感覚で算数を解こうとします。主人はかつて数学の成績がトップで本人もエンジニアなので感覚で解こうとする娘が信じられないという感じでいつも怒っています。今ドキの子なのか何故なんでしょう?
返信削除Sacchieさん、こんにちは。
削除おおー、妹こぐまに仲間が!!
まあね、これは怒ってもダメですよね。本人が必要性を感じるようになってくれないと。ふふ。
。。。目が点。
返信削除こんな数式、みんなやったっけ??見覚えもない。。。
くまさん、すごいよ、かっこいいよ! 理系、文系、音楽、手作り、、、何でもこなしちゃう!
妹こぐまちゃん、最高だわ~♡ 鋭角をとりまく大きな方を図るなんてっ。この辺かなぁ~、、、のフィーリングで数学をさばく。
今どきの数学、これからの数学はそうなのかも!笑
その自由さを大切にしてください!
papricaさん、こんにちは。
削除うひひ、嬉しいお言葉有難う~。
妹こぐまの感性は私にはないもので、私の「常識」を覆してくるので、私自身も楽しんでいます。ほんと、壊さず大事にしてやりたい。けど、「立ち止まって考えれば、必ず解ける」のも教えないとねえ。