ところが何と、なよなよしがみついて支えて貰うどころか、絡みついた植物を締め上げて引き倒してしまうのだ。山姥かよ。怖っ。
しかも種だけじゃなくて、差し芽でも地下茎でも増えるので、畑を耕す時に横倒しになったり、千切れてあちこちに混じると、これ幸いとどこからでも芽を出す。
ひえーっ、これはあかんわ!と、戦いが始まった。
水が貰える野菜の根っこ近くから、こうして黄色の矢印のように、あちこちに広がる。
見落としそうな、か弱いフリの、こんなひょろひょろから始まり、はっと気付くと生い茂り、近くの植物を締め上げて引き倒してしまう。
虎視眈々という感じで、油断も隙もありゃしない。
横に伸びてそこから更に芽を出すので、芋掘りかという位慎重に掘らないと、大元の根がどこなのか判らず、辿り着けない。しかも大元の根はビクともしない頑丈さで残り、その手前の根がひょろひょろで、ぶちぶち切れる。小さな芽は掘っているうちに土に紛れ込んで逃がれてしまう。
まるで腐った政権のトカゲの尻尾切りみたいな憎たらしさ。もうね、昼顔のイメージがガラリと変わってしまったよ。
例えばイラクサはズルズルっと抜けるし、イネ科のはガバッと抜けて、草取りしていても気持ちがいいのだけれど、昼顔はブチッという感じで、完全に抜けたのかどうかよく判らないし、切らないように、欠片を見失わないようにと気を付けて気を付けて掘るので、全然楽しくない。
毎年戦いに負けていたのだけれど、今年は日照り続きで、雑草がなかなか茂らないので、今がチャンスだと思って、毎週末にちまちま掘っています。
因みにこの三ツ又は、草取りになくてはならない、素晴らしい道具。この、真ん中がちょっと短いのが、小回りが利いて絶妙なのだ。
うちはご近所さんにもらったホオズキが繁殖し、今年全部抜きました。小さな花壇なのに白いストローのような地下茎をずるずると10メートルぐらい抜きましたよ。で、終わったと思ったらまた出てくる。全部で4回抜きましたよ〜
返信削除Corvallisさん、こんにちは。
削除10メートル・・・! ホオズキってそんなに地下茎で増えるのですか!祖母の庭に直植えされていたのですが、どうしていたのかしら。
よく考えてみたら、昼顔のは地下茎ではないかも知れません。形状が地下茎っぽくない。根が横に伸びて増えるだけ?
話を読んでいると、怖いね!巻きついて締めるとか。
返信削除生命力が強かな程あるんだね。
抜いてもまた芽を出す。どうすれば良いのか?
ご苦労さんですね。疲れるよね。
mさん、こんにちは。
削除はい、可憐そうな顔をして、やる事がえげつないのにびっくりしました。
こちらでは「ヤブガラシ」という植物が、
返信削除ものすごくしぶとくて憎たらしい。
同じように根っこは直ぐに切れ、残った細根で
どんどん増えるので始末に負えないです。
昼顔も、花が綺麗と思っていたけれど…
ひかりさん、こんにちは。
削除ヤブガラシとは、名前からして・・・写真検索してみたら、これまた、そんな悪そうな顔はしていないのね。
そうですそうです、そうですとも!昼顔はおそるべし雑草。
返信削除こちらで見かけるのとは葉っぱの形が違うけれど、同じく。地下茎、ちぎれた茎、種、全てから発芽しすごい勢いで成長しのっとりますよね~。こちらではモーニンググローリーって呼んでるんですけど、7年花を咲かせないこと、が原則です!私も昨日、トゲトゲのブラックベリーに絡みついているのをむしり取ってましたー!!
papricaさん、こんにちは。
削除ひえーっ、7年!!
一番最初の年に「花が可愛いし」と放置していたのが悔やまれます。
かわいい花こそ。意外としぶとい。
返信削除つゆ草もかたばみも。はこべでも。
好きだけれど強敵です。
fuskさん、こんにちは。
削除昼顔は、この可憐な感じに騙されました!
本当に強敵です。