プリンセスこぐま

妹こぐまにサプライズ、頑張りました！

ロフト（？）ベッドの下の空間、兄こぐまには大奮発してソファーベッドを買ったのだけれど、妹こぐまにはまだちょっと早い感じ。もうすぐ大きな支払いがあるから、今は出費は最小限に抑えたいし。物置にジュニアベッドがあったよな・・・よし、ソファー代わりにあれを使おう。

「お兄ちゃんだけ・・・」と悲しげな妹こぐまに、「ママが凄ーく素敵なのを作ってあげるから」と約束し、ありあわせの物にちょっと買い足して、手作りのプリンセスコーナーを考えた。

マットレスは、ちょっと悩んだけれど、新しく買った（当時は節約してベビーベッドのマットレスを置いて使っていたの）。ジュニアベッドは160cmだから、大きくない友達なら泊まれるしね。シーツはブリブリ極甘ピンク。こんな色買ったの初めてだよー。

余談ですが、今、小さな子のベッドの購入を考えている方へ：

ジュニアベッドはお薦めしません。

ベッド自体が安めでも、マットレスや寝具がセールになりにくくて選択肢も少なく、結局高くつく。全体的に一番安くできるのは多分、マットレスが90ｘ190 cmサイズのベッド。落下防止柵は後付けすればいい。

子どもが病気だったり、本を読んでやりたかったり、という時に、「ちょっと添い寝」ができないのも不便だしね。

因みに、化粧板を使った合板ものは角が痛い事が多く、ベッドは横に座ったり上り下りやベッドメイキングの時に絶対側面の角に触れるので、安物でも普通の木製が断然お薦め。

IKEAの一番安い、２枚で４ユーロのカーテンを１枚使って、天蓋を作り、ライトもつけて・・・

残っていた、日本の100円ショップの手芸用品で、飾りつけ。大事に取っておいたこういうのも、もう要らなくなるから、喜んでくれる今のうちに気前よく使っちゃおう。

縁飾りの星は、表面がオーロラみたいになっているので、面倒だけれどプラプラ動くように縫い付けた。

何故面倒だったかと言うと、普通に糸を玉結びにしたのでは星がすっぽ抜けてしまうので、玉結びした後に細かいビーズを１個通してから、星。ところがビーズが細かすぎて、持っている針が通らなくて、いちいち糸通しでビーズに糸を通してからやらないといけなかったの。

もっと簡単だったら、あるだけ全部付けてやったのに。

ジャ、ジャーン！できた！

クッションは授乳クッション。

正面のリボンと造花は、日本からのプレゼントの包装に使われていたの。

マットレスを入れても総額100ユーロ以下でできて、スペアのカーテン１枚がまだ残っている。ね、断捨離なんてするもんじゃない。

やり方：

1. カーテンを四つ折りにして待ち針で中央と四つ折り線に印をつけておく。
2. 手前に垂らす長さを決めたら、まず中央の位置を決め、待ち針で印をつけた四つ折り線が枠と並行になるよう、クリップや待ち針で上のマットレスに仮止めしていく。
3. 場所が決まったら、毛糸などでベッドの枠に固定する。
4. 手前の四つ折り線をざくざく縫い縮めて、飾りをつける。

手順４番は予定していなかったのだけれど、３番までやって「うーん、もうちょっと素敵さが欲しいな」と思って、手で持ってみたら可愛かったので、これだ！と。

蚊帳みたいにすっぽり吊るのは、夏はかなり暑くなるのでお薦めしない。

お姫様みたい～♪と、ふわふわ夢見心地になってくれた。

上段じゃなくて、この天蓋の中で寝てもいいんだよ、と言ったら、大喜び。

なんかいっぱい出てきた。

夫は「こういうのを妹こぐまがずーっと夢見ていたの、君、知っていたの？！」と驚いていた。

いや、知らなかったよ。私が子どもの頃、欲しくても持てなかったものを、作ってみただけ。だから私も、考えて作るのが楽しかった。長期休暇の甲斐があったわ♪

子どもの頃、母が色々と考えて手作りしてくれたものは、今でもはっきり覚えている。最近の私は全然できていないなー、と自己嫌悪と反省ばかりだったのだけれど、妹こぐまは年齢の割に幼い方なので、ぎりぎりセーフで間に合って、よかった！

王子様なんか待たず、自力で輝くプリンセスがいいね。

（嗚呼、キラキラの青春時代。久しぶりに聴いたら、当時気付いていなかったベースの格好よさに驚いた。）