2025/10/28

ファシズム建築(1)ミラノ中央駅



ミラノ中央駅。
1913年に建設開始したものの、第一次世界大戦と経済危機で、遅々として進まず。




それがムッソリーニ政権になって、当初の設計から大幅に変更され、ファシスト政権の強さを象徴する建設物として、1931年に落成。




横から。てっぺんにいるのは、オオカミに育てられているロムルスとレムス。




少しずつ近付いて、よく見ると・・・




ローマ帝国のS.P.Q.R.と、ファッショ!
枝を束ねた右側に斧がある、ファシスト党のシンボル。




中に入ると、思わず声をあげてしまう、こんな空間が広がっている。
ここはまだ外側のアーケードで、昔の車寄せ。




可愛いパトカー。




更に中に入って、中央ホール。




タイル画。




タイル画の下、ここにもロムルスとレムスのモチーフ。




モザイク作家を、ベニスから呼び寄せたのかな。

いやー、凄かった!もっと隅々まで見ていたら、この駅だけで丸一日過ごせるわ。


(2)に続きます。






4 件のコメント:

  1. ミラノは行ったことがないのでわくわくしながら拝見しました。
    この枝を束ねたものが元々の fascis (ラテン語)ですね。古くからの権力の象徴でエトルリア起源なのだとか。
    モザイクはパドヴァ由来かもしれません。

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    1. melisandさん、こんにちは。
      Fascesだと思います!
      パドヴァ?と調べてしまいました。なるほど、歴史の勉強って面白いですねー♪

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  2. ラウホみほ29/10/25 16:33

    行くのに10時間かかったと読んで、もっと南の方かなと思っていたのですが、こんなに近場だったんですね!お疲れ様でしたー。帰りは大丈夫でしたか?
    マーケットの様子もこの駅の歴史がある様子も、ザ、イタリアの大きな街!という感じですね。ファッションのレベルが高いことって、視覚だけでなくいろんな感覚に訴えかけてくる気がして身が引き締まります。私も、くまさんの赤いバッグが靴と合っていると思いました♪

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    1. ラウホみほさん、こんにちは。
      10時間かかったのは帰路の方でしたー。そう、何でこんな近場でこんなかかる?って。何しろ全く逆方向のフランクフルト経由にされましたし!
      うふふ、有難うございます♪ でもね、この日ばかりは服を主役に写真を撮りたかったのー。

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