2022/08/21

休暇前のバタバタ、やり遂げた!


医院の休暇前はいつも、バタバタ忙しい。「休みになっちゃう前に」という駆け込みも多いし、休み分の処方箋や紹介状を取りに来たり。
定期的に検査や書類が必要な人は、休みの前と後とで何とか繋げるように、なるべく調整する。モルヒネ系鎮痛剤の処方箋は、代診のところで出して貰うのが大変だったりするので、こちらでリストをチェックして、うちの休暇中に薬がなくなりそうな人には「休みになりますよー」と電話して、取りに来て貰う。
癌が見つかってこれから治療の人とか、複雑な症状でまだ解明されていない人とかは、こちらの休みのせいでストップしてしまわないように、色々と確認しておく。

それらが済んで、「よい休暇を!」とスタッフ達はウキウキ帰って行ったけれど、私は翌日、久しぶりに地域の外来当番。

以前にも書いたけれど、こちらの保険医組合は、地域の家庭医で夜間や土日祝日の当番を組んでいる。それによって、夜中や休日に自宅をピンポンされなくて済むので、賢い仕組みだと思う。
夜間は往診当番医のみ。うちの地域の往診当番は、土日祝日は24時間待機。範囲は端から端まで40km位の距離があって、自分で運転して往診する。
土日祝日の日中は往診当番医外来当番医がいて、自分で動ける人は外来に行くようになっている。外来当番は缶詰で14時間。受付はシフトするのに、医者はぶっ通し。名目は「待機勤務」なので法的には一応OKらしい。でも、自宅待機なら兎も角、朝8時から夜10時まで缶詰って、労働基準法の抜け穴使って、これでええんか?!と、いつも思う。まあねー、労働時間を短くするとシフトが必要になって、そうすると当番医の回数が増えるから、それ位なら長時間勤務を我慢する方がまし、という感じで皆黙ってやっているんだろうけれど。
(病院勤務時代には通常勤務+夜間当直+翌日通常勤務で33時間連続とかやっていたのだけれど、当時はまだ若かったからねえ。)




うちの地域の外来当番医は、病院の一角を借りてやっている。うへーという古い部屋で、コーヒーメーカーも、飲料水も、WLANすらないのよ。
ノートパソコンも、ちまちま小さくて遅くて使いにくい。苛々して書類を手書きする医者も結構いる位の酷さ。
前回が初めてで、持って行ったものが少な過ぎて、お腹は空くし喉は乾くしで最悪だったので、今回は兎に角たっぷり飲食物を持って行った。
朝昼晩の3食。飲料水と濃い目のコーヒー。コーヒーがなくなった後用にカカオ90%チョコレート。少しでも楽しみが増えるように、おやつ。

今は夏休みで休暇旅行に出掛けている人も多いのか、そんなに忙しくなくて、40人ちょっと。夏休みらしく、野外での怪我や膀胱炎が多かった。

帰宅は夜中の11時前になって、もう疲れ果てて、ご飯も食べず、お風呂だけ入ってすぐ寝てしまった。この当直も合わせると、今週は優に70時間越えだったな。

でもでも、これでやっと私も夏休み!ヤッター!





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4 件のコメント:

  1. 激務の後の夏休みは、格別に嬉しいでしょうね!
    ご苦労様です。チョコレートを齧りながら頑張った!
    夏休みかぁ、良いなぁ。休みはどこかに行くのかな?
    楽しみは広がるね!

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    1. mさん、こんにちは。
      まだ全然予定は立てていません。まずはのんびり。

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  2. 当番お疲れ様です。様子が分かっていろいろと持ち込めると助かりますよね。初回のご苦労はさぞかし!と思います。
    わたしの最近の仕事のお供は炒り豆です。黒豆を炒ったものがお気に入りです。

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    1. melisandさん、こんにちは。
      炒り豆って作った事がないのですが、炊いてから炒るのですよね?凄いー。
      お弁当を作る事すらできず、買った物で色々と持って行きました。

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