2024/12/20

ありあわせ弁当と隙間時間料理


冷蔵庫がガラガラの日の晩に、突然「明日のお弁当、お願い」というの、本当に困るー!



冷蔵庫にパプリカが眠っていたので、私の昼食用ソーセージ、台所の隅に転がっていたトマトとニンニク、ベランダのパセリで、トマトパスタ弁当。
玉子焼きくらい添えたかったけれど、卵すら買い置きがなかった。




また別の日。冷蔵庫に人参と古いキャベツだけあったので、古いソーセージ、ベランダの葱で、ソース焼きそば風パスタ弁当。ベランダのプランターには、本当に助けられるわ。

こんな残り物弁当を、何と妹こぐまは友達にも味見させ、「もう一口頂戴!」「もう一口!」と懇願され続けたそう。はー、こんな文化の国で、よかった。

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学校がお昼迄でお腹を空かせて帰って来る日の隙間時間料理は、ちゃんと考えて買い物してあるから大丈夫。


妹こぐまが最近じゃが芋大好きになったので、久しぶりに肉じゃが。じゃが芋は炭水化物なので、これだけで完結の一皿料理になる。写真を撮ったあとでお汁を足して、おつゆたっぷりで。こぐま達が大喜びでハフハフ食べ始めたのを見届けて、私はまた医院へ。

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最近風邪が猛威をふるっていて、私もかなりヤバい感じだったのだけれど、崖っぷちから乗り出した位で何とか持ち堪えた。今寝込んでいる暇はないからねー。
誰かさんに「君たち女性は強いから。僕たちには無理だな」と言われて、かなりムカッときたけど。風邪もひいていないのに「今日力出ないわ。何で起きられないんだろう」って、知るかよ!そんな台詞、私だって言ってみたいわ。





2024/12/17

もうすぐクリスマス


始業前で電灯をまだ全部つけていない、薄暗い医院が好き。


待合室。室内に電飾をつけると金魚によくないので、電飾は外。

先週は水槽のフィルターが水漏れを起こし、応急処置から交換まで大分時間を取られた。こういうのは待ったなしだからねえ。




手前右の白い素焼きの玉は、去年のクリスマスに当番医で往診した時に頂いたもの。左の木の星は患者さんの手作り。




これは何年か前、クリスマス後のセールで、気に入って買ったの。




この写真では伝わらないかも知れないけれど、一抱えもある大きな包みで、手作りクッキーやチョコレートの美しい盛り合わせを頂いた。

「ラウターバッハ(連邦保険大臣)があなた達にあんな酷い事をしているのに、それでもここに居続けて、変わらず私達全員に時間を取ってきちんと話しを聞いてくれて、問題があったらいつもすぐ対応してくれて、有難う。あなたと、あなたの家族のために。」と言われて、胸が熱くなった。
(そして、都会のインテリとかじゃなくて、単純労働パートをしている普通の村人からこの台詞って、凄いなと。他の患者さん達からも、「ラウターバッハがあなた達にしている事は、全く不当」「何か私にできる事ある?署名は?」「どこの健康保険に替えたら医院にとって一番いい?」などなど、言って貰えるだけで本当に励まされる。)

さあ、もうひと頑張り。




私の落とし物は、多分もう戻って来ないだろうけれど、願わくば、拾った人のクリスマスをちょっと潤わせたりしつつ、最終的に誰かを幸せにして、愛して貰えますように。





2024/12/15

負けるもんか


最近ちょっと荒んでいます。そのうえ、悩んで悩んで承諾した事がやっぱりなしになったり、大切にしていたものを落としたり、と色々冴えない。
そんな中、楽しみにしていたのが、ベルリンで一泊二泊の勉強会。




それが疲れが出て、晩御飯の時に脳貧血気味になってしまって、デザートを持って早々に部屋に引き上げる破目になった。ワイン片手に皆と喋り倒したかったのに、残念ー。
でもまあ、ホテルのベッドでゆったり本を読みながらデザートというのも、なかなか乙なものだったけれど。

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同じテーブルの大先輩の昔話が最強だった。
彼女は離婚で揉め、医院も強制競売にかけられて全て失ったのだけれど、小さな空き物件に自分で壁を塗り、DIYの受付を入れて医院にし、そこから再スタートして、また全部築き直し、子ども達も育て上げたんだって。夫にどんな嫌がらせをされたかとか、ユーモアたっぷりに聞かせてくれた。

そっか、何がどうなっても、私という人間や医者としてのスキルは、誰も奪う事ができないんだ。全てを失って裸一貫になっても、自分の手だけでまた築けるんだ。と、凄く勇気を貰ったよ。





2024/12/11

クリスマス食事会



今年もクリスマス食事会の時期になりました。日本なら忘年会だけれど、こちらでは飲むより食べるのが主体で、ちょっと高級なレストランに行く。




デザート盛り合わせ♪




プチ家出を繰り返す位、そしてクリスマスカードに使いたい写真がない位、本当に苦しい1年だったけれど、無事に生き延びて食事会を迎えられた事に感謝。
気分転換するにも先立つものが必要な訳で、このマイナス沼から這い上がれたら、絶対に憂さ晴らししてやるー。





2024/12/08

ストラスブールで食べた物



まずはパティスリーで濃厚ケーキを楽しむ。
席が少ししかなかったのだけれど、たまたま食べ終わった人達がいて、座れた!




お店の人が試食品を指しておいでおいでしているのに、みんな外から遠巻きにして巨大チーズの写真ばかり撮っているから、気の毒になって入ってみた。

試食したらやっぱりおいしくて、わいわいやっていたら、次々にお客さんが入って来て、あっと言う間にお店が一杯になった。ひひ。




おいしいものを買い込んで、ホテルの部屋で二人宴会。
高いと言っても、外食する事を思えば全然高くない。チーズなんか、お土産に持って帰る分まで充分あったし。




翌日お昼の前菜。私はエンドウ豆のスープ、友人はハムやパテの盛り合わせ。

もっと軽いランチメニューのつもりで行ったら、クリスマスの特別メニュー期間で、しまった!こんな事なら、朝ごはん食べなければよかったよ。




私はシュークルート、友人は豚塊肉のビールソースがけ。
疲れていたのもあって、凄くおいしいのに少ししか食べられなかったけれど、残りは包んでくれると言うので無理せずに済んで、よかったー。
しかし、昔の私はドイツの二人前をぺろりと平らげていたのに、情けないったら。

後ろのテーブルの初老の男性、一人で食べに来ていて、このシュークルートをきれいに平らげ、パンでソースもきれいにぬぐい、ワインは一人で一本空け、ゆったりとデザートに食後酒まで。凄いなー。





2024/12/05

ストラスブールのクリスマス市



金曜日の晩、友人と二人でストラスブールのクリスマス市に初めて行って来ました。
今回はKehlP&Rに車を置いてトラムで行って、大正解。




屋台だけじゃなくて、お店を見るのも楽しい!
ショーウィンドウも、歩いている人も、お菓子の色合いも、やっぱりお洒落。




夜霧の中のライトアップが、とっても幻想的。




屋台も広場だけじゃなくて街中に広がっている感じで、回り切れない位。




左に写っているのが橋。

全く興味なくて足を引きずりながら嫌々ついて来る人達がいなくて、女二人でキャーキャー言いながら次々お店に入って見て回るのって、いいわー。


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スフレンハイム焼きのクリスマスバージョンを発見。これは後ろ側。




じゃーん、前。この吹雪の感じが何ともリアルで親近感を覚え、余り使わない形だけれど買ってしまった。
(覚え書き:工房Beckのものだった)





2024/12/01

日本から



来客があったので、一緒に遊びに行ってきました。これは峠の雲海。




パーチー、再び。

この真剣な食いつきぶりを見よ!うちの家族は、高級和菓子よりも、こういうお土産が一番嬉しい。
豪華に何種類か盛り合わせにして食べても、これだけあったら大分何回も楽しめるね。