ドイツの家って、玄関から入って、階段があったり内ドアがあったり、角を曲がったりで、出口が判らなくなる事が結構ある。
往診に行っても、「どうぞこちらへ」と通されるのはいいけれど、帰りも出口まで送って貰わないといけない事が多いのよ。
我が家も、出口へのドアと、トイレのドアと、バスルーム・寝室へのドアと、同じドアが三つ並んでいるので、初めて来た人には不親切。
それで、表示をつけたいなーと思っていたのだけれど、なかなかいいのが見つからなかった。
医院ではArne JacobsenのDesign Lettersを使っているのだけれど、家にはちょっと大き過ぎるし、当時でもアルファベットが揃っていないのをあちこち探して買い集めた位で、今はもう売っていない。
これもDesign Lettersだけれど、医院のより細身の字体で、もっと小さい。
実はこれ、専用の有孔ボード用のを、ボードなしで壁に直接つけたの。
プラスチック製なので、落ちても壊れないしどこも傷付けないので、緊張感がないのがいい。
こんなに小さいのにパキッと見えて、やっぱり凄いわ。
ベランダ側の窓、夏は西日が差し込むし、夜は隣家から丸見えになる唯一の場所なのに、シャッターが故障して動かなくなってしまった。職人さんは頼んであるのだけれど、こんな些事ではなかなか来てくれない。
カーテンって好きじゃないのだけれど、ここにはやっぱりカーテンが欲しいなー。
壁も塗ったし、電気のスイッチもちゃんとカバーを取り付けた(カバーなしでマスキングテープって、あり得んやろ!)。
あとは、飾りの位置を変えないといけないな。
裾上げはビタミンカラーの糸で飾り縫いにしてみた。縫ってから、「もう少しシックな色にした方がよかったかな」と思ったけれど、こぐま達に「そんな事ない、これがいい!」と言って貰えたので、よしとしよう。
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うちの旧母屋の屋根は、鳩の溜まり場になっていた。
CDを貼り付けたり、風鈴をぶら下げたり、偽カラスを置いたりしたけれど、駄目。
それで、鳩よけの剣山を買ったのだけれど、3階の高さで上るのも危ないし、きちんと固定できずに誰かの上に落ちてきたりしたら責任問題になるので、職人さんにお願いして、きちんとネジで取り付けて貰った。
オール金属製のを買ったので、「唯一起こり得るのは、大雪で曲がってしまう事。でも、そうなっても簡単に直せるから。」と言われた。
お気に入りの溜まり場を奪われた鳩が、次にどこを選ぶかが心配だけれど、ひとまず解決。
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という感じで、秋頃から本当に次々進める事ができて、いい年末でした。
少しずつだけれど、気になっていたところを解決できたり、工夫して「自分の家」らしくなっていくのが、嬉しい。
皆様も、どうぞよいお年を。

先生のDIYも工事もよかったですね。家が快適で、家族が喜んでくれて、家の中の時間が幸せですね。先生のブログ、今年も楽しませていただきました。ありがとうございました。
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