2025/03/31

お弁当用の挽き肉と葱


スーパーで挽き肉が安くなっていたら、買って小分け冷凍しておく。



500gのパックに、この写真のスプーンで、片栗粉(
Kartoffelmehl)大山盛り2、塩山盛り1ー2、胡椒、醤油を少し。




そして、挽き肉のにょろんとした形がなくなるまで、よくよく混ぜる。

ここまでの工程は、すぐに料理する時でも、私はほぼいつも同じ。
片栗粉を入れてよく混ぜると、挽き肉がボソボソの食感にならないの。あと、野菜には味付けは殆ど要らないけれど、お肉にはしっかり味がついていた方がおいしいので、私はいつもこうして、料理全体にはほんの少ししか塩を使わない。お料理全体に使う塩分の3分の2位をお肉の方に入れるかな。




1回分ずつに小分けする。お肉の中にラップを噛み込まないように、ラップをピンと延ばしながら。

ちょっと押さえたりパンパンと叩いたりして、厚みを少なめにしておくと、解凍せずにそのまま料理に放り込んでもすぐに火が通る。
塊のままで入れ、火が半分位通ったら適当な大きさにほぐすと、ミートボールみたいな感じになる。

* * * * *


葱って冷蔵庫に入れておいてもすぐに萎びてしまうし、一把がちょっと多過ぎ。それでベランダに植えておくと、野菜のない時にとっても便利。
スーパーで買ってきた葱の根元の部分を10-15cm位(ここでケチると育たない事が多い)、プランターに突っ込んでおくだけ。本当はもっと深く植えるものだろうけれど、それすらも面倒で。
実は私は葱の根元の部分の方が好きなので、それを食べられないのは残念だけれど、ぐっと我慢。

使う時は、緑の部分だけを切ると、ちゃんと次がまた生えてくる。一番手前の、植えて1日後だけれど、既に伸びてきているのが判るかしら。
しかも葱って本当に強くて、水遣りを忘れて枯れかけても、結構立ち直ってくれる。

* * * * *

これと主食になるものさえあれば、あとはその辺に転がっているものでも、最悪何もなくても、それなりにおいしいお弁当ができるのだ。




平日のおしゃもじ権、もう戻って来た。早っ。
挽き肉とトマトと葱のパスタ。冷めると味が薄く感じる(特に食べ始め)ので、お弁当箱に詰めてから、パスタにはパラパラと塩を、ほんの少しだけ追加しておく。
冷蔵庫に卵とブロッコリーがあったので、ちょっと御馳走っぽくなった。




お弁当よりも、またも荒廃していた台所の掃除に時間が取られたわ・・・。
久しぶりに引っ張り出してきたエアロスミスに、代わりにシャウトして貰いながら。





2025/03/30

ちょっとバタバタしています


また四半期末を迎える
と言うか、忙しいのは末じゃなくて四半期始めの方で、しかも今回は四半期始めからイースター休暇迄2週間しかないので、既に予約がぎゅうぎゅうに詰まっている。

今月から遂に税理士事務所も替えたので、新たに設定する事があったり、揃える書類も沢山。
いやね、旧税理士事務所が「2023年分、もう進めていて春にはできるから、それだけ終わらせちゃう?」と言って、ファイナンシャルアドバイザーや新税理士事務所が「それなら・・・」と賛同しそうになったので、「いや!あそこは、そこからが絶対に長いから!気を持たせておいて、ダラダラいつまで経っても、下手したら1年待っても終わらないから!」「2023年は一番沢山払い戻しが来る筈の凄く大事な年だから、あそこには任せられない!」と、押し切った。ふう。

役所に行く用事も重なっている。
ドイツでは役所は基本的に午前中のみで、午後までやっているのは限られた日だけ。しかも医院の診療時間とかなり重なっているので、予約の電話をするのも、実際に行ける時を探して予約を入れるのも、大変なのだー。

医院のスタッフ用トイレの水が突然止まらなくなって、職人さんに来て貰ったり。
でもお陰で、ついでに他の小さな問題も見て貰えて(困っていたけれど、それだけのために来て貰うには忍びなかった)、すっきり。更に、ずーっと放置されていた住居の洗面所の事も遂に動き出して、怪我の功名。ではあるものの、よりによって今かよ!という、嬉しい悲鳴。

日食を見るつもりで、以前の日食の時に使った「太陽がみえるしたじき」を、引っ越しの際に一体どこにしまいこんだのか、物置中探しまくってもなかなか見つからず、諦めかけた頃にようやく見つけたり。
予定もそこはきちんと空けておいたのに、結局曇天で見られなかった・・・ちぇっ。

当番医バイトもまだ結構入っているし、頑張らなくちゃ。




先日の雹で花びらが傷んでしまったけれど、満開。




マメ、あんた、また、いくら何でも欲張り過ぎ!
困っていたので、流石に手を出して解放してやったよ。





2025/03/27

小康状態



ちょっと小康状態が戻ってきて、このカレー弁当を最後に、平日の台所を夫にまたバトンタッチする事ができた。

* * * * *

兄こぐまが、もうすぐ水泳のテストで、飛び込みが出来た方がいいので、練習に行きたいと言う。
うう、プールかー・・・暫く行っていないから、億劫。
最初は私抜きで行って貰うつもりだったのだけれど、「私も一緒に行こうかな」と言ったら、こぐま達が凄く喜んだので、後に引けなくなってしまった。

渋々行ったものの、久しぶりに泳いだら、やっぱり体が凄くすっきりした!
水泳って、ぐーんと思いっきり体を伸ばすので、他の運動と違うのよね。

最初は怖がって震えていた兄こぐまも、何十回も飛び込みして、すっかり平気になった。そういう成功体験って凄く大事だから、よかったねえ。

* * * * *

気が滅入る事も色々あるけれど、頑張る。





2025/03/25

もうすぐ春



鉢植えの桜、はっと気付いたら、もう咲き始めていた。




こちらも、もりもり咲いてきた。セットで買ったのを、色も全部は判らないまま植えたので、咲いてきたら派手派手になってびっくりした。でもまあ、医院の入り口なので、元気が出る色で案外いいかも!と思う事にしよう。




お雛様と交代。
いつもは旧暦のお雛祭りを待ってから替えるのだけれど、今年はちょっと早めに。




隙間時間料理。カレーの残りがあったので、ブロッコリーを蒸している間にお米を研いで、炊飯器へ。

蒸しブロッコリーって、トウモロコシみたいな風味が出て、家族全員大好き。こんな山盛りが、あっと言う間に空っぽになる。




雷と共に雹が降ったよ。





2025/03/23

同じ屋根の下


今日では、「職場とプライベートを分けたい」と、自宅と医院を別にするのが主流で、同じ屋根の下で計画したら、皆から「本気?」と口々に心配された。
でもこれ、私の場合はやってよかったなあと、しみじみ思う。

お昼休みにも仕事が入っているのだけれど、その隙間に、たとえ15分でも自宅に上がって横になると、晩の馬力が全然違う。
こぐま達が病気で学校を休んでも、一人ぼっちで留守番させなくて済む。
学校から帰って来てお腹を空かせていれば、駆け上ってささっと何か作ってやれる。

同じ村の中で徒歩数分の距離のアパートでも、できなかった事。それに、時々足音が聞こえてくるのも、凄く安心感がある。

晩の診療がある日も、診療が済んでから事務仕事を片付けないといけないのだけれど、もし医院と自宅が別なら、全部片付けてからの帰宅になる。
でも同じ屋根の下なら、診療終了したらまず上がって、こぐま達の事を済ませてから、また医院に下りてきてゆっくり事務仕事を済ませられる。
もう大きくなったとはいえ、食事や寝る時刻などはまだまだ目を光らせていないと乱れてしまうので、これは本当に便利。

* * * * *

たとえシングルマザーになったとしても、同じ屋根の下ならやっていける。

たとえ私が骨折したり大きな手術を受けたりして、車の運転ができない期間があっても、通勤がなければ長期休業しなくても済む。

そして年を取って、医院をフェードアウトさせたくなっても、自宅と同じ建物なら一人で細々とやっていける。(他人の後継者に引き継ぐ場合は自宅だと鬱陶しいのだけれど、それは最初から全く期待していないので。)

こういう「もし何かあっても何とかなるだろう」というベースがあると、自分の心の崖っぷち感が凄く軽減されるの。

* * * * *


この日も、晩の診療の後、まず自宅に上がってお風呂を済ませ、ささっとお弁当を作りながら自分のごはんもあたため、こぐま達の寝る準備をさせてから、22時頃に医院に戻って事務仕事。
(またピーナツで済ませようと思ったけれど、皆さんの声を思い出して、「いかん、いかん」と、ちゃんと食べましたよー。)

身を引き裂かれる思いで家族を残して出勤したり、時計を気にしてどちどちしながら仕事を片付けたりせずに済むのって、すんばらしーい。

このお弁当を作っている時、もう思春期で普段は自分の部屋に閉じこもっている兄こぐまが「いい匂い!」と台所を覗きに来て、そういうのが幸せだなあと思う。因みにこの時のBGMは、久々のキング・クリムゾン。




金曜日の晩御飯、ホワイトシチュウが少しだけ残っていて、買い物に出る気力がなかったので、山盛りの人参サラダと玉子サンド(と言っても、サンドにせずに、パンに山盛り載せる)をメインにしたら、こぐま達大喜びだった。
この日は生キュウリ入りで、なんとキューピーマヨネーズをたっぷり♪







2025/03/21

勉強の義務


専門医になると、勉強を続ける義務ができる。

実際に勉強会に行ったり、オンラインで参加したり、医学雑誌についているので自習したり。どれも最後に小テストがあって、「ちゃんと勉強しましたよ」という事を証明しないといけなくて、それに合格すると、医師会で認定された点数が貰えるという仕組み。
朝から晩まで1日がかりの勉強会なら大体8-10点、2-3時間の勉強会なら2-4点、医学雑誌についている記事&テストなら2-3点くらい。

5年間に250点集めるのが義務で、保険医がそれを満たしていないと最初の1年間はまず診療報酬10%カット。その1年間に不足分を取り戻せなかったら、次の1年間は診療報酬25%カット。怖っ。
まあね、どのみち勉強は必須だし、興味があるところに積極的に参加していたら、これ位の点数は取れるものなんじゃないかと思う。

先日、「期限まで1年を切りましたよ~」というお知らせが来た。
(2020年がコロナで勉強会が殆ど開催されなかったので、今回は例外として1年延長の6年間)
昔は色々と資格(鍼灸とか自然療法とか)を取るために、3ー5日間の勉強会に定期的に参加していたので、点数は有り余っていたのだけれど、最近はもう資格も取ってしまってそれがなくなったので、一体どうなっているかなと急に心配になって、自分の点数口座を覗いてみた。



466点!延長分がなくても、
充分あったー。ヤレヤレ。
右端の数字が勉強会毎の点数。結構ちまちま頑張ってるやん、私。




この日も、晩にオンライン勉強会があって、その前にささっと晩御飯を作って食べさせた。見えないけれど玉ねぎと白菜もたっぷり入っているの。

私は出掛けて行く勉強会の方が、色んな人と知り合えるから好きなのだけれど、家を留守にせずにさくっとできるオンライン勉強会も便利なもの。オンラインは長時間になると疲れるけれどね。
(医学雑誌についているのも、クイズ感覚でやれるし、普段触れない分野が取り上げられたりしていて新鮮なので、結構好き。)




勉強会が終わってから、お風呂を済ませ、簡単お弁当作り。
二人分でトマト3個、玉ねぎ1個、パプリカ半分、キュウリ1本、長いソーセージ2本使っているので、これ一品でOK。
黄色のパプリカが保護色になってしまったー。でも赤いパプリカだとトマトと同じ色だし、緑のパプリカは妹こぐまが苦手だし。

「メガおいしかった~♪」と言って貰えると、元気百倍。





2025/03/19

そこに愛はあるのかい?



①ない!(爆) 自分の当番医バイト弁当。
ちゃんと食べる暇もないし、作るのも面倒臭いし、最近はこんな感じ。
糖質控えめパンにチーズを載せたの2枚と、ソーセージ2本。買ったパックのままで。




②ある! こぐま達のお弁当。
前回は鳥そぼろだったけれど、今回は牛そぼろ。
付け合わせは蒸しブロッコリーとスナップエンドウ、人参サラダでさっぱり。今回は菜の花卵じゃなくて玉子焼きにした。

妹こぐまが、「何もかも、野菜とのコンビネーションも、勿論玉子焼きも、全部凄くおいしかった!」と何度も繰り返して言ってくれた♪

* * * * *

月曜日、晩の診療時間の開始直前に、「ところで今晩、君は何を食べるの?」「子ども達凄くお腹空かせているのに、君、何も作り置きしなかったの?少なくともお弁当は必要」というふざけたメッセージが届いた。

晩の診療は定時で20時迄なので、晩の診療がある日に私が晩御飯を用意できないのは自明の事で、普段なら晩御飯もお弁当も、私の担当じゃない。

無理な日は、お昼休みに何とかするから、早く言えっていつも言ってるよね?
そもそも土曜日は当番医バイトで、帰宅したら晩御飯がない状態で、更に日曜日も私が作ったよね?それで「作り置きがない」やとー?
今からじゃ、買い物にも行けんやん。

でも、こぐま達のためならエンヤコーラ、で作ったのが・・・


③ある! あり合わせの材料で作ったお弁当。
小分け冷凍してあった挽き肉と、玉ねぎ、トマトを炒め合わせ、最後にキュウリを混ぜて胡麻油を垂らしたパスタ弁当に、人参サラダ。

(こぐま達が学校から帰って来てから食べるかなと思って、わざと多めに作って鍋に残しておいたのに、こぐま達が帰宅したら、もうなかったって・・・)




④ない! 私の晩御飯。
お弁当を作った後で、書類仕事を片付けながら。
自分のために何か作るには、材料も気力も残っていなかった。私は糖質制限があるから、こぐま達のお弁当を作っても、同じものは食べられないのだー。

* * * * *

その翌日はちゃんと買い物に行って、晩御飯とお弁当。


⑤ある!
豚団子の生姜醤油あんかけ、玉子焼き、海苔を挟んだ紫蘇ごはん、グリーンアスパラと椎茸のバター醤油炒め、人参の煮物。

いつもなら、晩御飯のおかずをそのままドカンと詰めるのだけれど、頑張って一部別メニュー。愛のかたまりだぜい♪





2025/03/16

束の間の休息とその後


カーニバル休暇の終わりに、水車小屋で慰めて貰ってきました。




色合いが素晴らしくて、目が離せない位これ大好き!




ごはんを作っているところを眺めるの、大好き!




作ってもらうごはんって、どうしてこんなにおいしいんだろう。




フランスの市をやっていたので、こぐま達におみやげ。

帰宅したら、ダレカさんが階段を踏み外して打撲していて、痛い痛いと大騒ぎ。何故落ちたのかは、言わずもがな。

* * * * *

休暇が明けたこの週は、医院だけで55時間労働。
ダレカさんが痛がって使い物にならないので、台所も大分引き受け。
水曜日の晩には勉強会もあって、それがまた長くて、帰宅してちょっとパタパタ片付けたら、もう寝る時間。
二週末連続で10時から18時の外来当番医バイトも。

この土曜日の外来当番は、ほんの10分位のお昼休憩を取れたのが14時半頃。45人診察して、買い物して帰宅したら、家がまた惨状になっていて、台所とトイレとお風呂を掃除し、こぐま達にご飯を食べさせ。
ささっと用意した簡単なものなのに、おいしい、おいしいと喜ぶ二人を見ていたら、嗚呼、やっぱり私がいなくなる訳にはいかないな・・・と、涙がこぼれた。
そして22時から、所属している団体のオンラインミーティング。
じゃーん、いっつびーな、はーどでいずないと
(いや、私達はもう、この歌みたいに「おーらい」じゃないけどね・・・)

唯一の「休み」の日曜日は、書類仕事や医院の掃除、金魚の水替え。
半年前の粗大ごみは私が不在の日で、随分前から言っておいたのに結局何も出して貰えず、今回こそはと随分前から言っておいたのに結局またも「無理。できない」と言うので(そのくせ、その後筋トレしていた・・・)、自分であれこれ担ぎ出し。
そして、こぐま達のごはんと翌日のお弁当。

* * * * *

さあ、また次の一週間だ。








2025/03/13

錦弁当


一週間の休暇の最後の日は当番医バイトを入れていて、朝は「うう、行きたくない!」と思ったのだけれど、いざ行って仕事を始めたら、大変なのに何だか楽しくて、「ああ、私は天職につかせて貰っているんだな」と思えた。

* * * * *

そして休暇も終わり、通常モード。色々なかなか大変な中、こぐま達の心を喜ばせてやりたいな、と考えて、ちょっと気合いを入れて、錦弁当。



腕はだるくなるけれど、コロコロでもボソボソでもなく、しっとり、ふんわりの極上そぼろ。その存在をすっかり忘れていて、こぐま達が覚えていない位の久しぶり。

作りたてを晩御飯にしたら、妹こぐまが一口食べるなり、「これ、何?!」
お肉と卵だよ、と言ったら、「何でこんなにふわふわで、口の中でとろけるの?!」と、びっくりしていた。
二人とも大喜びしてくれて、よかった♪


■辰巳浜子・辰巳芳子「新版 娘につたえる私の味」
(↑Amazonリンク)
この二冊の説明を総合すると、そぼろの正しい作り方がわかる。





2025/03/09

窓の続き



なんか冴えなくて、お料理したら手を切った。




窓拭きの続き、これは妹こぐまの部屋。




脚立を出して来て、三角窓もきれいに拭いて、スワロフスキーのサンキャッチャーを増やした。




キラッキラ♪




虹の足跡。




影絵。




夜は夜で、これまたきれいなの。




脚立を出したついでに、ランプも拭き掃除。
その後、換気扇の掃除をしていたら、切りっ放しのブリキでもう片方の手も切ったので、ここらで終了。

今回はブラインドは拭かず、網戸も取り替えず、普段使っている部屋だけ、という小さな窓掃除だったけれど、スッキリした♪
やっぱりね、外の景色を眺める時の気分が違う。心からうっとりできる感じ。

窓が大掃除じゃなかった分、医院の拭き掃除(普段しないところ)もしたし、ToDoリストも大体片付け、休みの最初と最後には当番医もして、疲れない程度に頑張ったと思う!




お疲れ様の晩御飯。こぐま達は大喜びで、お腹が苦しくなるまで食べてくれた。






2025/03/06

特殊な薬



少し前のこと。

夫が服用している薬は、いつも薬局には在庫がなくて注文しないといけない。
田舎の薬局なので、注文した薬が入荷するのは日に一回で、それを逃すとまた丸一日待たないといけない。

それで、木曜日に注文しておいたのを、土曜日に取りに行ったら・・・薬局が閉まっている!!そう言えば最近、営業時間が短縮されたのだった。私も体調が悪くて頭痛ガンガンの日だったのもあり、全く失念していた。

夫の薬はもう空っぽで、次の営業日は月曜。しかも一日に十錠必要なので、普通なら1-2か月はもつ大きな百錠パックでも十日しかもたない。そんな高用量なので、突然切らすと危険な事になる。
夫は絶望して、「悪夢のシナリオが現実になってしまった!」と、ひいひい泣き出し、それが鼓膜と頭蓋骨に響く。

ドイツでは薬局にも当番があって、夜間や週末でも24時間、地域の薬局が必ず一箇所開けている。
それで一番近い当番薬局に電話したら、その十分の一の成分量の、しかも小さなパックしかないと言う。そんなの、半日分にしかならんが。あー、でも、そうだよねー。普通、大きなパックは在庫にないよねー。最悪、当番薬局をはしごして買い集めるしかないか。
次に別の当番薬局に電話したら、なんと、三分の一の成分量の大きなパックの在庫があるという。おおー!!それなら三日分になる!それ、取り置きしておいて!

それで、30km離れた街まで、頭痛を堪えて急遽ドライブ。
不備があるといけないので、未記入の処方箋と医院のスタンプも一応持って行った。
無事に薬を受け取れて、はあー・・・へなへな。

* * * * *

もっと早めに行っておけ、と思うかも知れないけれど、十日に一度という頻繁な処方なので、日にちに余裕を持たせるのが非常に難しいのだ。
(例えば1-2か月に一度だったら、1週間近く余裕を持たせる事だって可能だけれど、十日に一度では、1、2日の余裕がせいぜいで、週末が絡むともう無理になってしまう。)

それで、夫の薬はいつも結構な綱渡りで、薬局が注文を忘れていたり、間違った成分量を注文していたり、薬局の営業時間内に私達が出先から戻れなかったり、今迄にも色々あったけれど、ここまでの危機は初めてだった。

でもまあ、夫には、今回「それでも何とかなった」というのが、凄くよい経験になったかな。いつも、「これで薬が手に入らなかったら・・・」という崖っぷち感が凄いと思うので。

* * * * *


薬を取りに行ったついでにホームセンターに寄り、もう一つのプランターにもプリムラを。春よ、早く来い。




白菜と豚挽き肉のあんかけ丼弁当。




カレー弁当。火を止めてから生の三色パプリカを混ぜて、シャキシャキの歯ごたえを楽しむ。

本当に色々あって苦しい日々で、こぐま達は私のごはんで何とか糸が切れずに繋がっている感じだった。なので、いつもより少しだけ頻繁にお弁当。





2025/03/04

そうだ、窓を拭こう



一週間のカーニバル休暇中です。しんどい時には、窓を拭くに限る。




今日の最低気温は-2℃、最高気温は14℃なのだけれど、ここは日当たり良好な斜面なので、お日様の力が凄い!
日向がもうここまで温かいとは思わず、窓を開けても寒くないお昼頃を待ってやり始めたら、ガラスが温まっていて水がすぐに乾燥するので、拭き跡との戦いになってしまった。




途中で、こぐま達のお昼御飯。大きいのは鮭マヨ、小さいのはかつお
と梅干し。




はー、スッキリ。今日はここまで。





2025/03/03

久しぶりのひなまつり



新居に引っ越してからお雛様を出していなくて、今年も「まあ、いっかー」と過ごしそうになったけれど、いやいや、うちのは頂き物の寄せ集めで、全然大変なお雛様じゃないから、まあ出そうか。




今年のメインはおいなりさん。本当は玉子焼きか茶碗蒸しをつけるつもりだったのに、これで力尽きたわ。
お寿司に使うの、錦糸卵よりも菜の花卵の方がよかったな(次回のための反省メモ)。



過去記事
■「ひなまつり」(2014/03/03)





2025/03/01

看護の仕事




招待されて日常から抜け出して、映画祭のオープニングに行ってきた。映画館なんて、子ども達が生まれる前以来だよ、多分!





観たのは、封切り前のこれ。「Heldin」というのは「ヒーロー(英雄)」の女性形。

普通、医療モノってかなり嘘っぽいのだけれど、これは細かいところが気にならない位リアリティがあって、頭が仕事モードになってしまって、息抜きにならなかった程。主演が看護師じゃなくて普通の俳優だと聞いてびっくりした。

美化している部分は勿論あるし、普通では「あり得ない」シーンも故意に入れてあるけれど、それは監督のメッセージ。

仕事のテンポとか、廊下で待ち伏せされるのとか、エレベーターの中だけが無為になって一息つける瞬間だとか、終業後の燃え尽き方とか、正にこんな感じ。
(まあそれを表に出さないように、患者さんや家族相手にはゆったり時間があるふりをするのが、本当のプロなんだけれどね。)
脚本&監督のPetra Volpeさんは、「大げさにし過ぎだろう、こんな日常はあり得ない」という意見も貰ったと言っていたけれど、ええーっ、それに関しては、全然そんな事ないよー。これ、私達のごく普通だから。ちゃんとリアルにできているよ。と言っておいた。

これを観たら、医学生時代やっていた看護助手のバイトの思い出が、凄く甦ってきた。
落ち着かない患者さんに歌をうたいながら清拭したら上手くいった事も、私は実際にある。看護師の更に下の、だからこの映画よりも更にやり切れない立場で、もっともっと汚れ仕事が中心で、そういう経験を6年間積んで、今の私があるんだな。