招待されて日常から抜け出して、映画祭のオープニングに行ってきた。映画館なんて、子ども達が生まれる前以来だよ、多分!
観たのは、封切り前のこれ。「Heldin」というのは「ヒーロー(英雄)」の女性形。
普通、医療モノってかなり嘘っぽいのだけれど、これは細かいところが気にならない位リアリティがあって、頭が仕事モードになってしまって、息抜きにならなかった程。主演が看護師じゃなくて普通の俳優だと聞いてびっくりした。
美化している部分は勿論あるし、普通では「あり得ない」シーンも故意に入れてあるけれど、それは監督のメッセージ。
仕事のテンポとか、廊下で待ち伏せされるのとか、エレベーターの中だけが無為になって一息つける瞬間だとか、終業後の燃え尽き方とか、正にこんな感じ。
(まあそれを表に出さないように、患者さんや家族相手にはゆったり時間があるふりをするのが、本当のプロなんだけれどね。)
脚本&監督のPetra Volpeさんは、「大げさにし過ぎだろう、こんな日常はあり得ない」という意見も貰ったと言っていたけれど、ええーっ、それに関しては、全然そんな事ないよー。これ、私達のごく普通だから。ちゃんとリアルにできているよ。と言っておいた。
これを観たら、医学生時代やっていた看護助手のバイトの思い出が、凄く甦ってきた。
落ち着かない患者さんに歌をうたいながら清拭したら上手くいった事も、私は実際にある。看護師の更に下の、だからこの映画よりも更にやり切れない立場で、もっともっと汚れ仕事が中心で、そういう経験を6年間積んで、今の私があるんだな。
くま先生、素敵な笑顔ですね。
返信削除看護助手時代の経験も今のくま先生の優しさを育んだもののひとつなんだろうな、と思いました。
その映画、日本でも公開されますように!
甘少さん、こんにちは。
削除有難うございます。自分でも久しぶりにいい笑顔で写ったなと思い、いつも皆様にご心配をおかけしているので出しました。実はこの前日、まだトンネルを抜けた訳ではないと思うのですが、出口の光がちらっと見えた感じになったのです。
この映画は、各人の苦しい立場や思いを、それぞれ否定せずに描いているのが、凄くいいなと思いました。自分勝手や冷たく思える言動にも、それぞれの背景があるんですよね。病院のシステムが日本と大分違うので、どちらがよい悪いではなく、その差が面白いかも知れません。
ちらっとでも光が見えたとのこと、本当に良かったですね。日を追うごとにどうかその光が大きくなっていくよう、念を送ります!
削除>自分勝手や冷たく思える言動にも、それぞれの背景があるんですよね。
年を重ねるにつれ、そう思うことが多くなりました。くま先生のコメントで余計観たくなりましたー。
甘少さん、こんにちは。
削除念、嬉しい!有難うございます。
私も、こういうのが年の功なのかなーと思います。ふふ。
くま先生、こんにちは
返信削除素敵な笑顔ですね❣️
明るい洋服がよくお似合いです。
有難うございます!
削除このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除おはようございます。
削除グーグルでバグってしまい、再度すみません。
面白そうな映画ですね!
ドイツ語が難しそうですが、字幕付きで日本でもやってほしいです。
笑顔、とても素敵です。
明るく楽しく、お過ごしくださいね!
はちみつレモンさん、こんにちは。
削除私は慣れているので何とも思わなかったのですが、一緒に行った友人はかなりガツンとやられた感じで、だから結構重い映画かも知れません。
青いネックレスはこの間の戦利品でしょうか。くまさんの笑顔が引き立ちますね。
返信削除お医者さんや看護師さんが余裕があるように見えると患者さんは具合が悪いところや困っていることを伝えやすい。早めに伝えてもらえるとみんなが助かる、ということなのだと思いますが、なかなかたいへんですね。
melisandさん、こんにちは。
削除はい、戦利品です♪
そうなんです。看護助手のバイトで、最初パタパタ早足で駆け回っていたら、婦長さんに「救急時以外は、それはしたら駄目」と言われました。足音が病棟に落ち着きのなさを生み出すし、患者さんが話しかけにくくなるから、と。それは素晴らしい教えだったなーと。