５・６年生の算数

ギムナジウムに上がったばかりの、５年生の時。

妹こぐま「テスト勉強って、１０時間するもんかな、２４時間かな」

私「？！」

よく訊くと、五日後に算数のテストがあるのだと言う。

それで、頭のいい友達が１日２時間で、１０時間すると聞いて、じゃあ自分はもっとしなくちゃ、１日４時間は、と思ったらしい。

あのさー、テスト勉強は何時間やればいいというものじゃなくて、自分の理解次第でしょ。と、まずはそっちにズッコケた。

そもそも、１日４時間なんて、無理無理。

そんなにしなくても、教えてあげるから、すぐ済むよ。

なんて話していて、やっと気付いた私。

・・・あれ？２４時間って、一体どっから出てきた数字？

算数のテストの前にこれでは、先が思いやられるわー。

　＊　＊　＊　＊　＊

「ママ、計算問題出して。割り算！」

「９９９÷３は？」

「うーん・・・、ちょっと待ってね。よーく計算しないと」

（計算するんかよ！！）

「・・・２７９９？」

ヤバッ

（妹こぐまは、掛け算と割り算を取り違えるのは結構よくやる。

そして多分、掛け算やりかけて、途中でやめたな・・・）

　＊　＊　＊　＊　＊

こんな調子なので、或る晩「今日は疲れたー！算数を６時間も勉強したの」と聞いて、「ええっ、あんた、算数でそんなに長時間、一体何をやってたの？！」と内心めっちゃびびったのだけれど、飲み込んで、「へえーっ、凄いね！！」と言っておいた。

いや、でも、ホント、何やってたんだろう。

　＊　＊　＊　＊　＊

そして、６年生。

分数の計算が解らないと言うので、週末に一緒に勉強。

て言うか、分数以前に整数の計算、「かけるゼロ＝０」すら忘れているやん・・・。

１回でスッキリ終わらなかったので、来週末に復習だな。

成績はどうでもいいけれど、算数って一箇所解らないとどんどん解らなくなって、解らないと嫌になるからね。

解ってしまって、楽勝、楽勝♪と解く方が、学校人生楽しいでしょ。

やっと皆も元気になったし、頑張ったご褒美のパーティー。

こんな嵩張るものをお土産に頂いて、申し訳なくて有難くて、身が縮むわー。