2026/06/14

知らなければ怖いのは当たり前


医者にとっては何でもない事でも、そうと知らなければ怖くなるのは当たり前。
自分だって医学を修める前はそうだったのに、それを忘れてしまって、「何でこんな些事で来たの」と不機嫌になる医者がいるのは、とっても残念。

そういう「些事」を一つ一つ診て、「これなら大丈夫」と説明するのが私達家庭医の仕事。
そもそも些事と思っていた事が、稀にこじらせてしまったり、何かの兆候である場合だってあるのだから、それを面倒がってはいけないのよ。




私の腕。うっかり腕まくりして草刈りをしたら、こうなった。腕の輪郭がボコボコになっているの、判るかしら。熱を持って、腫れて肌が引っ張られて痛いし、めっちゃ痒い。アレルギー反応が全身に巡ったらしく、胴にも少し発疹が出た。休暇中でよかった!

イラクサかも知れないし、植物の成分と日光で化学反応を起こす事もある。また、花粉のシーズンには、普段反応しないものにもアレルギー反応を起こしてしまったり、その反応も普段より酷い事が、結構ある。

私はこれが勝手に治まると知っているし、アナフィラキシーなど危険な兆候もなかったので、水洗いして抗ヒスタミン剤を飲んで待つだけだったけれど、これ、知らなかったらびっくりして医者に駆け込むのも当たり前だよね・・・と思う位酷かったわ。

因みにこういう時は、熱を持っている部分は冷やすと楽になるものの、塗り薬は殆ど効かない事が多い
ドイツで処方箋なしで買える飲み薬で一番よく効くのは、恐らくCetirizin。これは眠くなるので、晩の服用をお薦めしている。私自身は、それよりちょっと弱いけれど眠くならないLoratadinを使っています。



16 件のコメント:

  1. 最近、夫が近くの城跡の草刈りをボランティアでしています。今までは症状は出ていないけれど、念のために薬の名前を書いておきました。
    前の記事のライン河下り、私も10年くらい前に乗りました!普段と違って川から見る景色がとっても新鮮でした。楽しいですよね。

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    1. Sachieさん、こんにちは。
      植物って、アレルギーじゃなくても日光と化学反応を起こす事があるので、要注意ですね。やっぱり一番いいのは、長袖・腕カバーなどで守る事だと思います。今回はうっかりでした・・・。
      初めてのライン下り、とっても楽しかったです♪ 川沿いに発展していった歴史がよく解りますね。

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  2. 梨の木15/6/26 10:22

    うわあ、真っ赤になってしまいましたね。これが自分の腕だったら、かなり慌てるしどうしたらいいかとオロオロしてしまうと思います。わたしも時々何かのアレルギー反応が出ることがあるのですが、医者に行くべきなのかといつも迷います。市販の薬を飲んでおけば治るのか、2週間以上待ったとしてもきちんと医者に診てもらうべきなのか、素人には判断がつかないんですよね。

    草刈りでアレルギー反応といえば、自治体の草刈り(山に近い場所)に参加した弟がチャドクガの毛で首から顔から腕から、ものすごいことになったことがあります。草刈りは用心しないと、ですね。

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    1. 梨の木さん、こんにちは。
      アレルギー反応で2週間は長いです。普通なら、完全に消える迄には結構かかるとしても、しんどいのは2、3日位。たとえ長引いても徐々によくなっていればいいのですが、全くよくならないのなら、それはおかしい。
      基本的には「迷った時は医者」でいいと思います!

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    2. 梨の木16/6/26 16:21

      すみません!わたしの書き方がいけませんでした。アレルギー反応が2週間続いたことはありません。医者に行くべきかどうか迷いながら、とりあえず市販薬のCetirizineを飲んでいるうちに治っています。

      2週間も経てば多分治ってるとは思うけれど、それでも念のため予約を入れておくべきか、といつも悩んでしまうのです。皮膚科の予約はものすごく難しくて、数ヶ月先になることも普通。とりあえず相談しに(重篤なことなのか、様子を見ていればいいかだけ教えてもらいに)行く、というのができたらいいのに思います。

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    3. 梨の木さん、こんにちは。
      確かにそれは迷いますねー。
      フランスでは「そういう時のための家庭医」っていう位置付けではないのかしら。こちらも専門医の予約待ちは凄く長いのが普通で、だからまずは家庭医が診ます!

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  3. こんにちは。くま先生のような医者はドイツには少ないです。それよりも私の住む街では皮膚科は半年先まで予約が取れないし、一般内科でもすぐ診てもらえるのはプライベート保険患者だけです。やはり、日本の医療システム、待ち時間長くてもその日に診てもらえる安心感、というシステムを経験されたくま先生だからこそ、日本人的な細かな思いやりってあると思います。

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    1. こんにちは。
      うちの地域も、専門医の予約待ちはそんな感じです。
      だからこそ、即日または翌日には家庭医が診て、自分で治療したり、重篤なケースは急患として送り込んだりというのが大事なんです。

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  4. Firenzemii15/6/26 20:39

    いつもとても興味深く読ませて頂いています。
    私はスギ花粉症で春先の数か月はずーっとDesoloratadinaを服用しています。
    あんまり効いていないと思うこともありますが、仰有るようにCeterizinは眠くなってしまうので避けています。
    今年血液検査をしたらイネ科にも反応していることがわかり、道理で何時までたってもスッキリしないはずだとがっかりしています。
    幸い皮膚には出ないんですが、くま先生の腕を見て怯えました。

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    1. Firenzemiiさん、こんにちは。
      Hyposensitization(減感作療法)はどうでしょうか。完全に消えなくてもかなり楽になるかと思います。
      私自身は昔は一年中Desloratadin/Loratadinが必要だったのですが、ナイアシンでもの凄く改善されて、今は服用するのは1年にほんの1-2週間とか、そんな程度だと思います。

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  5. うわぁ~おっっっ!痒そうだし、痛そうですっ!
    こんなのがばーっっと広がったら、びっくりしてうろたえること間違いなしですっ。 
    くまさんみたいに、「そんな些細なこと」に対しても、きちんと説明をしてくれる先生ばかりではないんですよねぇ。 

    こちらでは獣医も足りていなくて予約も入れにくい状態で、言葉を話さない犬(猫なども)の「些細な変化」を見たときに飼い主はビビるんですよね。以前に一度、「家で落ち着いて様子を見ていたらおさまったのに、、、」っていう先生にあたったこと、ありましたよー。

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    1. papricaさん、こんにちは。
      あ、それ、最悪。「そりゃそうなのかも知れないけど、そんなの判る訳ないじゃん!」と怒ってもいいと思います!
      そういう医者に限って、様子見してからどうしようもなくなって行くと、「何でもっと早く来なかった」とか言ったりするんですよね。もう。

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  6. 初めてお便りさせていただきます.健康管理のお話し、興味深々で、トライしてます。特に、冬の時期、風邪予防の塩水での鼻洗い、私には効果抜群です。
    この度はタイムリーに痒みのお話しが記載されて、うれしいです。質問ですが、よろしくお願いします。
    ギリシャでも抗ヒスタミン剤の塗り薬、飲み薬cetirizin loratadin を買い備えたいです。Google翻訳でドイツ語に変換すれば良いですか?それを提示して購入出来たら良いのですが?どうでしょうか?

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  7. 痒みの原因は自然界にいろいろあり、イラクサ、チャドクガについて初耳です。メモしてこちらでも買いたいです レモンより

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  8. レモン26/6/26 22:26

    同じ様な経験があります。痒みのための塗り薬、飲み薬、ドイツ語を変換して自国の言語で購入出来ますか?飲み薬がいいですね。

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    1. レモンさん、こんにちは。
      お役に立てれば嬉しいです!
      ネット検索してみた感じでは、CetirizinもLoratadinも、ギリシアで処方箋なしに買えるようです。これは成分名なので、そのまま薬局で見せれば買えのではないでしょうか。
      イラクサは私は知らずに、短パンで茂みを突っ切った事があり、ドイツ人学友たちに「小さな子どもでも知ってるよ!」と爆笑されました。因みにイラクサは毒ではなく、逆にそれを使った伝統治療もあります。

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