2023/05/27

連休中に食べたもの


私は医学生時代の6年間、老人科重点の病棟で看護助手のバイトをしていた。
オムツ交換、体の清拭、体位変換、トイレや食事の介助などなど、看護の下働きで、本当に力仕事で汚れ仕事だったけれど、凄くいい経験になった。

最初の2年間だけ一緒に働いた看護婦さんと、21年ぶりに再会。
当時の私はまだドイツに来て日も浅く、色々と大変で、そんな私の事を何かと気に掛けてくれた人だったのだけれど、北ドイツに引っ越してしまって、いつしか連絡も途絶えていたのが、数年前にネットで私を見つけてくれて、「いつか会おう!」と言い続けてきたのが、やっと実現。医院と家を見て、凄く喜んでくれた。




いつものチーズスフレケーキを焼いて、お迎え。




別の日の晩御飯は、野菜とお豆腐とツナの生姜味噌炒め。




兄こぐまは「ベランダで食べたい!」と。
寒くて誰も付き合わなかったけれど、外で食べるのはおいしいよねー。




遅ればせながら、「おめでとうのケーキ」

新しいオーブンでシフォンケーキを焼いたのは初めて。いつもより上手に焼けたと思う!IKEAの台所&オーブン、今のところ好調です。

6歳で成人までの三分の一、12歳でもう三分の二が過ぎた訳か。誕生日の度に、子どもの1年1年をもっと大切にしなくちゃ、と反省するのに、なかなか変われないダメ母の私。



https://amzn.to/3VLmk3S
(↑Amazonリンク)
私はいつも、このレシピ。




2023/05/24

あちこち買い物に行く


先週末は飛び石連休だったので、医院を一日休んで繋げて、ちょっと一息つきました。




昔買ったサングラスが小さくなってしまったので、新調。




ビオの養蜂場へ行った後・・・




ビオの水牛農場へ、チーズを買いに。




幸せそうなバッファローたち。




木質ペレット、配達が遅れて足りなくなって、袋詰めのを買いに行った。
貯蔵タンク、でかっ!!うちに配達に来ると巨大なタンク車が、ここでは小さく見える。

(冬ならホームセンターで買える袋詰め。夫が「今でも売っている所をやっと見つけた!」と探し出したのは、50km位離れたところ。いや、それ遠いやろ、もっと近くにないの?と、私が仕事の片手間にささっと検索したら、10kmちょっとのところにあるやんか。
近くて安くて、「ぼく達、めっちゃいい所見つけたね!」と大喜びしていた。

他にも、トイレを工事してくれた水道屋さんに「直せない」と言われた便座を私が分解してみたら直せちゃったり、IT技術屋さんに3年間言い続けてきてもできなかった事を突如思い付きで私ができちゃったり、ブレイクスルーは嬉しいのだけれど、私は何でも屋かよ。)



2023/05/21

伊藤みどり @ ISU Adult Competition 2023 in Oberstdorf




昨日、片道275kmを日帰り強行した訳は・・・



私が小中学生の頃よく行っていたスケートリンクが、伊藤みどりさんの当時のホームリンクだった。私と近い年齢で、リンクの真ん中で練習しているのをいつも横目に見ながら滑っていた。



何箇月か前に、偶然こんな動画を見た。
長年の無理で体は変形し、語っておられる通り痛みとの戦いで、椅子に座るシーンとかあちこちで「うわー、満身創痍だな」とショックを受けた。それでも滑りたい、それでも跳びたいという、そこまでの意志を貫いての、挑戦。

これは何とか応援に行かなくちゃ!と思い、エントリーが決まってから日程表が発表されるまで、国際アダルト選手権のサイトをまめにチェックしていたのだ。

私一人でも行くつもりだったけれど、家族も一緒に行くと言うので、皆でお出掛け。




Oberstdorfはバイエルン州にあり、ドイツ最南端の村で、標高813m。スキーのジャンプ台もあって、今はハイキングや自転車客で賑わっていた。

鳴り物を持って来るのを忘れた事に気付き、途中の街の玩具売り場で購入。




一つの建物内にアイスリンクが二つもあって、びっくり。
競技をしていなかったこちらのリンクは、一辺が全面窓で、一辺(写真右奥)が全面鏡で、手摺りがなくて、更に三度びっくり。




競技前のウォーミングアップ中。

今回彼女がエントリーしたArtistic Free Skatingという部門は、2分間の演技で、シングルジャンプとスピンがそれぞれ最低1回、最高2回。コンビネーションジャンプや、みどりさん十八番のアクセルジャンプは禁止で、Composition、Presentation、Skating skillsで勝負という部門。
なのだけれど、ウォーミングアップ中に見事なジャンプを2回も披露してくれた。

そのジャンプや競技中の演技は目に焼き付けたかったので、撮影しなかった。どうせプロの動画がアップされるだろうしね(公式ビデオもあるよ)。

演技後、彼女が立ったり歩いたりする様子を見て、夫と二人で「うわあ、あんな状態の体でやっていたの?!」と絶句してしまう位、氷上では別人のような動きだった。




シンクロナイズドスケーティングというのは初めて観た。これはフィンランドのチーム。




トロフィーとメダルの準備中。




天晴れ、おめでとうございました!




人によっては、腰が曲がったりお腹が出たりして、体も固くなっていて、滑っているうちにパワーが切れて段々スピードが遅くなって、よいしょ、よいしょという感じになって・・・それを観客が「ガンバレ、ガンバレ」と見守っていて、転んだら立ち上がる迄あたたかい拍手が続き、皆が楽しんでいて、いいなあ、と思った。
(いやね、実際、これだけやるのは本当に凄い事です。転んだら骨折するリスクも高いし、私なんて、頭をちょっと速く動かすだけでも眩暈が起きるし、冬にスケートに行った時も、ほんの1、2周で息が上がったもの。皆さん、凄いよ!)

参加者全員が表彰式でメダルを貰っていたのも、素敵だった。



追記:動画出た!(私と妹こぐまもちらっと写っていたわ)






2023/05/18

バタバタ


ちょっとバタバタ、わちゃわちゃしているけれど、元気です。




こういう時間で、カッカとしていた頭がクールダウンされる。
5月半ばと思えないような肌寒い雨が続いていて、まだ上着がしまえない。




雨に濡れてお散歩した後、妹こぐまが拭いてやろうとしているところ。
大体毎週末行っていて、行く前はヘロヘロで「今週は無理~」と思うのだけれど、頑張って行ってみると、動物達と自然に癒されて、心身ともに落ち着く感じ。


最近また兄こぐま(小6)が、矢鱈としつこく妹こぐまに絡むようになっていた。妹こぐまが泣くまで徹底的に、ネチネチ、ネチネチと。正論で妹こぐまの矛盾をやり込めたり、単なるいやがらせをしたり。そこに私が割って入ると、今度は私を口汚く罵る。
一体どうしたのかと思っていたら、またクラスメイトにやられていたらしい。
「バカ」「ゴミ」から始まって、まあ色々、色々。極めつけは・・・

「こぐまにはママがいないんだぜ」
これは、個人的にかなり刺さった。「お前の母ちゃんでべそ」のような根拠ない一般的な悪口ではないと思うので、一体どこからそういう発想になったのか、何が足りなかったのか。
昔ワンオペしていた時期位頑張って、もっとママ業するべきなのかな。

兄こぐまが寝る時に二人きりになれたので、抱きしめていっぱい話しをした。
こういうのも、もっとしょっちゅう、しなくちゃね。
せめて、お弁当の頻度をもう少し上げよう。こぐまも喜ぶし、「ママ、ここにあり」をクラスに知らしめられるしね。




妹こぐま(小4)、授業で「私の好きな音楽」というテーマの発表で、ベビーメタルを紹介したんだって!その発表、聞いてみたかったわー。
(まあ、幼稚園卒園時のダンスも、聴かせて貰った中から皆それぞれ自分で選んだそうなのだけれど、妹こぐまのチョイスはレディー・ガガだったしな・・・。)





2023/05/13

またコロナ?で無味無臭の世界


少し前に、またコロナっぽくなっていました。テストは繰り返し陰性だったけれど、異様にだるくて眠くて。風邪のような症状も、ごくごく僅かにあった。

外界と体内の境界というのは、皮膚・粘膜。
「免疫がつく」というのは、皮膚・粘膜レベルでバリアーが効いてはね返している訳ではなく、体内に入ってきたウィルスを免疫系の色々がやっつけて、増殖させないということ。なので、テストが陽性にならなくても、体内でその戦いが起きているという状態は、充分あり得るのだ。

あれ?コロナ?と思ったのは、鼻が通っているのに嗅覚障害が起きたこと。
嗅覚障害は、実はすぐには気付かなかった。あれ?と思って香水の瓶をくんくんと嗅いで、あちゃー・・・。本当にシーンという感じ。
そう思えば、この異様な眠気にも説明がつく。

その後、味覚障害も。チョコレートを口に入れて「おや?」と思った。こちらは完全には消えず、塩やレモンの酸味などは感じられて、一番酷い時に10%位の味覚だったかな。歯医者の麻酔時みたいに、舌がちょっとピリピリした感じがままあった。
その時は丁度休み中だったので助かったのだけれど、興味深かったのは、少し無理をして家事などして疲れてくると、舌がピリピリし始めること。で、休憩すると治まる。「ああ、体が頑張って戦っていて、ギリギリのところなんだなー」と思った。普段からコロナの患者さんには「絶対に無理をしないように!」と言っているけれど、やっぱりコロナに無理は大敵なんだな、というのを自分の身でも実感。

どちらも本当に短い間だったのだけれど、矢張り不便だなあと思った。極端な話し、自分が臭くても気付けない訳で、それってかなり不安。
困ったのは、お料理。塩加減とか、微妙なところが全然判らない。
玉ねぎを切っても、ツーンと来るだけで、香りがしない。でも、炒め出したらおいしそうな匂いは少し判って、「これがなくちゃ、お料理するモチベーション出ないわ!」と、かなりほっとした。炒める時にも「焼けてきた匂い」とか、結構そういうのに頼ってお料理しているんだなあ、と改めて実感した。




味覚・嗅覚障害&冷蔵庫も空っぽで、ネットで見掛けた「暗殺者のパスタ」を作ってみたよ。パスタを炒めてから水気を足して、ソースの中で煮ていくというもの。




家族が唸りながら食べていたから、おいしかったのだろう。
残念ながら思ったほど手抜きにはならず、普通に茹でた方が簡単だと思った。でも、確かに独特の食感になるし、麺の中に味が染みていてのびにくいので、お弁当などに入れるのにいいかも。

その後、全部よくなってから今更のように空咳が始まり、何週間?という位しつこく続いているので(私は気管支が弱点)、やっぱり水面下のコロナだったんだろうなと思う。
ま、これでまた免疫のアップデートができた訳で、いいタイミングではあったな。





2023/05/09

蜂蜜レモン



自家製の蜂蜜を頂いて、是非食べたいのだけれど、血糖値が上がるので一度にほんの少ししか食べられない。そこでDemeterのレモンを買って来て、蜂蜜レモンにして一回に一切れずつ食べる事にしたら、糖分の量としては許容範囲。しかもこれが凄ーーくおいしいし、疲れた時に食べると体が喜んでいる感じで元気がでる。喉もスッキリ。そう言えば昔、往診先に「風邪などひいた事がない」という高齢の養蜂家がいたなあ。

凄く疲れた時は、たんぱく質では物足りず、どうしてもチョコレートに手をのばしたくなってしまうのだけれど、これ一切れで大満足。コーヒーすら要らなくなる。

私は本当に疲れている時、コーヒーをおいしいと感じなくなる。あと一仕事何とか頑張らなくちゃという時にコーヒーを飲んで喝を入れようと思うのだけれど、実際に淹れて一口飲んで「あれ?」となるのだ。
そういう時に、このシロップを炭酸水で割ってレモネードにすると、コーヒーよりもずっとシャキッと気分爽快になるのだ。

私はレモンの半量位の蜂蜜を入れ、水が上がったら冷蔵庫で保存しています。




2023/05/05

躓きの石


躓きの石というのは、ドイツの芸術家が1992年に始めた活動で、ざっくり言うと、ナチス迫害の犠牲者が最後に生活していた家の前に、敷石のような記念碑を設置するというもの。
ヨーロッパを中心に既に9万個ほど設置されているらしい。全て手作り。
州最大のユダヤ人墓地がある位、大きなユダヤのコミュニティがあった我が村には、既に50以上の石が設置されているそう。




我が家の前にも躓きの石が三つある。
国外に逃げる事もできず、強制収容所に連行されて殺害されたのは、女性や子どもが多い。




新しい石の設置セレモニーには、村人たちが沢山集まるし、外国から故人の子孫が来たりもする。私達が参加するのはこれで二回目。
やっぱり、行ける限りは参加するのが、村人としての務めだと思うの。

セレモニーでは音楽が演奏され、故人の人生が読み上げられる。



敷石を一つ外して、そこに収める。




生家でもなく、亡くなった場所でもなく、最後に普通に暮らしていた家の前に設置するのは、「故人が生活していた元の場所に返してあげる」という感じなのだと聞いて、なるほどと、しっくりきた。

子孫の「今の世代のドイツ人に対して何か特別扱いとか償いとかを求めている訳ではない。ただただ忘れないで欲しい、それだけです。だから、こうして尽力してくれて、集まってくれて、本当に有難う」という涙声での挨拶に、ぐっときた。





2023/05/02

窓拭き、網戸張り


冬が過ぎて、また窓拭きのシーズンになりました。




ビフォー




アフター

どちらも窓ガラス越しの写真で、ガラスを拭くとスキッとクリアーになる感じ。
窓の外についているブラインドは、色々試したけれど、結局水平にして1枚ずつ雑巾で拭くのが一番という結論になった。はめ殺しの窓の部分のブラインドは、ブラインドの間に上腕まで突っ込んで、腕をくの字に突き出して外から拭く。




バケツを使うと、どんなに気を付けても周りに水がはねる。ふと思いついて二重バケツにしてみたら、後で床を拭かなくてもよくなった!




光に寄せられて虫が入ると清潔感に欠けるので、医院に網戸は必須。
うちは窓の構造上、使い捨ての開け閉めできない網戸しか無理。となると、どうせワンシーズンで張り替えるので、ノーネームの一番安いので充分。セールで1枚2-3ユーロ位の時に買い溜めしておく。




マジックテープみたいな突起のあるテープを窓枠の隙間に貼り・・・




その突起に網が引っ掛かって留まる仕組み。余った分は適当に切って、隙間に押し込んじゃう。きちんとやろうと思うと大変なので、適当に、適当に。
ピンセットや木べら・割り箸なども使うと便利だけれど、指先の柔らかさが一番なので、指の太い男性はやりにくいだろうなあと思う。




出来上がり。さっぱりした!

今月は予定がいっぱいなので、家中の窓を拭けるのは来月かな。でも、一番気になるところだけでも済ませられて、ひとまずヤレヤレ。