2023/04/30

ベルリンで愉しむ




大学病院の21階からの眺め。




ユースホステルみたいな寮みたいなホテルに泊まった。巨大なヌテラ!
(横のパンは普通サイズです。)




ホテルにはバーもあって、スタバのコーヒーメーカーで淹れてくれる。




初めてのホットポット。エノキや海老しんじょ、湯葉まであって、おいしかった♪




十数年ぶりのサルサ。ヒールで二万歩の後じゃなければなー。




お祝いバーガー以来、「電車の中でバーガー」が旅の大きな楽しみの一つになっていて、家族は行く前からネットでメニューを調べて大騒ぎで悩む位。

ギュギュッと盛り沢山な週末でした。






2023/04/27

シャリテー ベルリン医科大学病院


シャリテー大学病院は3277床で、100以上の病院・研究所から成っている。そのうちの中央キャンパスを見学した。
ここの病理学博物館の標本が凄いのだけれど、残念ながら改装中で閉まっていた。




中央キャンパスの入り口。




内科。




神頼みも大事?




敷地内をバスが走っている位、広い。




REMEMBER。ナチス時代の犠牲者の慰霊碑は、医学関係のあちこちにある 




可愛い泉を見つけた。これも敷地内。




かと思えば、ホテルみたいなエントランスの新しい建物。




点滴スタンド付きの車椅子。




軽食の自動販売機、凄くいいと思う!(おいしいのなら、ね)




スタッフルーム。星の中に「放射線科」と書いてある。可愛い。



過去の関連記事





2023/04/24

ドイツ連邦議会議事堂


週末はベルリンに出掛けていましたー。

金曜日は、鉄道ストライキが11時迄で、14時前出発の切符だった。
シュトゥットガルトからベルリンまでは、新幹線1本で5時間半くらい。ストライキの後で満員電車になるので、この指定席を逃したらきっともう取れないし、そもそもその日のうちに辿り着けなくなってしまうかも。なので、絶対に逃せない。
家を出る寸前に、乗る予定だったシュトゥットガルト行きの電車がやっぱり運休になった事を知り、慌てて検索し、別の街まで車で行って路面電車に乗り、何とか新幹線をつかまえる事ができて、やれやれ。
途中で「交替の運転士が別の電車で到着する迄待ちます」というのがあったけれど、座る席があって、その後は乗り換えなしだったから、余裕。

翌日は暑い位の観光日和になった♪




ドイツの国会議事堂。石造りだけれどガラスを多用していて、中は凄く明るい。上のガラスドームには無料で入れる。
要予約で、厳しいセキュリティを通るよ。




ガラスのドームの中はスロープになっていて、一番上の天窓は開いていたものの、それでもかなり暑い。セキュリティの後に給水所があって水を補充できて、助かったー。




中央の柱には鏡が貼ってある。この下が議場になっているのだけれど、ガラスが反射して中は見えず、残念。




ドームからの眺め。ブランデンブルク門が見える。

アプリを持っていた人によると、この日私達は11km、2万歩以上歩いたらしい。ヒールの高い靴にした事を後悔しつつ、何とか歩き通したよ。
(夜遅くに「もう2万歩超えているよ!」とスマホを取り出して見せてくれようとしたら、「あ、しまった!日付が変わってゼロに戻っている!」と、がっくり。皆で大笑い。)





2023/04/19

うちのごはんとカフェのケーキ



茄子と平茸と挽き肉を生姜醤油味でトロトロに炒め煮にして、葱とパプリカは最後に加えてシャキシャキのまま。シュペッツレと一緒に。

茄子が苦手な妹こぐまが、「この茄子は誰にもあげない!」と全部食べていた。兄こぐまと夫は、おこぼれにありつけなくて、がっかり。




蒸しブロッコリーも添えて、お弁当。
シュペッツレは小麦粉100gにつき卵1個使ってあるので、半分おかずみたいな麺なのだ。




カフェで梨ケーキ♪
妹こぐまはアイス、兄こぐまはホットサンド。飲み物は二人ともホットチョコレート。

幸せなひとときでした。





2023/04/16

スパムメールの見分け方、撃退法


最近、スパムメールが凄く増えた。

ちゃんと迷惑メールフォルダに入るし、明らかにスパムなので、まあ構わないのだけれど、私は迷惑メールフォルダも、一応差出人と件名を見て大事なメールが紛れ込んでいない事を確認してから消す事にしているので、それをズラズラ見るだけでも、いちいち面倒臭くてうんざり
勿論スパム報告はするのだけれど、アドレスの一部を次々と変えて出してきたりするので、いたちごっこ。
詐欺じゃない広告なら笑っていられただけれど、今は笑い事じゃない怖いのも多いしね。

そして最近増えてきたのは、差出人が表示されないタイプ。これだとブロックすら出来ないし、凄く困る。この場合、メールを開けてみても差出人は空欄。更に「転送」とか「返信」とかクリックしてみても表示されないし、そもそもそんなメール開けたくない。



通常は、カーソルを差出人の上にのせると、こんな感じで差出人のアドレスが表示される。



カーソルをのせても差出人のメールアドレスが表示されない場合はどうしたらいいのよ、と、ちょっと調べてみた。
メールを開けずに右クリックでメッセージのソースを表示させると・・・



こんな感じで、「From」とか「Return-Path」とかに差出人が表示される! 他にもIPアドレス、使った環境、経由先など、知りたければ色々追跡可能なので、なりすましの疑いがある時には役に立ちそう。



BCL(Bulk Complaint Level」は、0-9のレベルで、0ならバルク(グレー)メールではない、1-3は苦情が殆どないバルク、4以上になると苦情が段々多くなっていくんだって。スパムかどうか、メールを開けるかどうか悩ましい場合は、一つの判断材料になるね。



更に、これを全部コピペで
Message Header Analyzerに突っ込んでみると、整理されて一目瞭然になるよ。

こうして地道に一つずつ見てみたら、やっぱり限られた数個のドメインから送られている事が判り、そのドメインを拒否設定したら、ピタリと止まった。バサバサ届いていたのが本当に鬱陶しかったので、すっきりしたー。
(独自ドメインを作って、そこから毎回違うメールアドレスで送ってくるスパムが多いので、メールアドレスではなくてドメインをブロックする。)



因みに最近の傑作は、荷物の税関手数料2.99ユーロ払って下さいというもの。荷物って嬉しくて早く受け取りたいし、税関でネガティブな経験をしている人が多いだろうから、そんな少額ならほいほいと払ってしまいそうな心理を突いている。





メールじゃなくて携帯電話のSMS。この綴りでは、幾らうっかりさんでも気付くわ。まあ、正しい綴りでは空いている訳がないか。そしてフランスの国番号そのまま丸出しって、雑やな。




2023/04/12

春がきた


ドイツでマスク着用義務が最後まで残っていたのが医療機関だったのだけれど、イースター休暇明けから遂に、医院でもマスク着用義務がなくなった。
コロナ禍中の開院から3年間、ほぼ常にマスクを着用してのお付き合いだったので、マスクを取った患者さんの顔が予想外過ぎて、全然わからない!!「はじめまして」という感じで、よく笑い転げている。

マスクは外したけれど、うちでは引き続き、感染症の患者さんは通常の診療時間と分けておく事にした。コロナが怖いからではなく、風邪とか嘔吐下痢とかの院内感染を防ぎたいので。



我が家のソメイヨシノ。大分大きくなってきた。
今年こそは植え替えないと、もう動かせなくなってしまいそう。

私が帰国できない位年を取る頃には大木になっている予定で、庭でお花見するのだ。




イースターの日曜日には夫の実家へ。
ショコラ・シュルプリーズを焼いて持って行ったら、「しっとり!こんなの食べた事ない!」と大好評だった。




コロナがやっと落ち着いてきたし、今年は5年ぶりの帰国を予定しています。
航空券が一時期は何千ユーロにまで上がっていて、いや、それは家族4人では絶対無理!というのの後で、決定打を食らうのが怖くてずっと見られなかったのを、冬に一大決心してエイヤッと覗いてみたら、何と700ユーロ台のを見つけ、即決。

前回の帰国は凄く短くて、お世話になった高齢の方々を最優先で回ったので、友達には一切会う暇がなかった。今回は、久しぶりに友達にも会えそうで、すんごく楽しみ。

帰国の他にも幾つか企画があり、フォトブックやパワーポイントを作ったり、ネットで旅情報を調べたりしていたら、イースターの四連休は、あっと言う間に過ぎてしまった。




2023/04/10

歯の治療


医院もコロナも落ち着いてきたので、ずっと懸案事項だった歯の治療を、今年は遂にやって貰う事にした。

私はドイツに来てから歯を食いしばり過ぎて、昔の金属の詰め物が楔のような働きをして、ほぼ全ての臼歯に縦のヒビが多数入ってしまっている。しかも1本は真っ二つに噛み割ってしまって、インプラントになってしまった。
4列ある奥歯のうち、2列はきちんと治療して貰って、あと2列残っている。開業前に「今は時間もお金もないので」と相談して、「あと2、3年なら大丈夫」と言われたので、状況が落ち着くのを待っていたのだ。昨年の検診では十代の頃に入れた詰め物が一つ緩んできたと言われたし、次を噛み割ってしまう前に、いよいよ全部やって貰おう。

私は虫歯の痛みは知らないけれど、以前の歯医者さんの治療後の噛み合わせが合わなくなって、5年間まともに物が食べられなかった。あのつらさと激痛は忘れられない。その5年の最後に、噛み割った歯から細菌が入って神経と骨が溶けた時は、上の歯と下の歯が当たる発音すら痛くて、喋るのも大変だった位。
なので、大きな治療は凄ーく嫌なのだけれど、手遅れになる前に、先手先手で。あと、私も先生も年を取ってしまわないうちの方がいいし。

ドイツの公的保険では、白い詰め物は自己負担。クラウンなどの大きな歯科治療の場合は、過去10年とか15年とか毎年歯科検診したかどうかで、保険の負担率が変わってくる仕組み。
(つまり、在独期間が10年以下だと、保険の負担率が低い。なのでこちらに来たらすぐに歯科検診を始める事をお薦めします。私は知らなくて最初損してしまった。また、コロナの最初の1年は歯科検診にも行きかねていて、年末ギリギリに「ヤバい!ボーナスノートが途切れちゃう!」と飛び込んだのだった。)
また、1年間に一家で一定額以上の医療費が掛かった場合は税金控除の対象になるので、なるべく一気にやった方がいい。こぐま達は噛み合わせが逆なのだけれど、今年はその矯正も始まるので、それに合わせて私もやってしまおう。それで、昨年末に相談して試算して貰い、健康保険の方に申請を出してあった。
歯医者さんも慣れているので、「この1年に収めたい」と言えば、合わせて予定を組んでくれる。因みに以前の大きな治療で、年末までに終わらなかった時は、見込み分を先払いさせて貰う事もできたよ。参考までに。)

いよいよそれが始まったのだけれど、診療時間の合い間に行くので、麻酔がまだきちんと取れていない状態で晩の診療に突入してしまったりして、しんどいわー。車で1時間位かかる遠さだし。ガンバレ、私。




私の今のマウスピース、「彫刻刀かよ」と自分でつっこんでしまう削れ方。マウスピースを着けずに眠ったら
、このダメージが全部歯にくる訳だな。怖っ。



■関連過去記事:
「虫歯や歯周病にならない歯の磨き方」
これを覚えて以降、噛み割ったの以外は新しい虫歯ゼロです。




2023/04/06

続・乗馬レッスン


妹こぐまの乗馬レッスン、今度はちゃんとした先生に教えて貰うのを見に行きました。



先生に教えて貰うのは、この日が2回目。踵の位置、脚の締め方、手綱の引き方、上半身の使い方・・・もの凄く細かく、みっちり注意して貰っていた。ちゃんとしたレッスンなんてまだ早いやろ、と思っていたのだけれど、変な癖がつく前にこうしてきちんと教えて貰うのは、やっぱり大事かも。
先生は大声を出して一緒に早足で歩き回り、かなり体力を使いそう。レッスン代、これなら時給として全然高くないわ。

妹こぐまは小さいので、ポニーで丁度いいサイズ感。なのだけれど、ポニーの方が動きは速いし頑固で、決してポニーが楽という訳ではないな。

びっくりしたのは、音楽で拍子が取れない妹こぐまが、馬の歩みに合わせて立ったり座ったりするのが、最初はやっぱり滅茶苦茶だったのに、少しやっていたらちゃんと馬のリズムに合わせてできるようになった事。

これなら、またチロルの農家に遊びに行かなくちゃ。




生後2週間の赤ちゃん山羊。生まれた時200gで、生き延びられないかと思った子なんだって。




2023/04/02

開院3周年


開院したのは、2020年4月1日。

コロナ第一波の真っ只中で、国境が閉ざされてイタリアなどからの建築物資が届かなくなり、工務店の人達も「この医院が最後の仕事で、その後は予定なし」という、滑り込みセーフ(と言っても、ドアや一部のランプが未設置の状態でのスタート)だった。
トイレットペーパーはあちこちのお店を回って何とか買えた。FFP2マスクはホームセンターで1枚4.45ユーロとか、耳栓や保護メガネとセットで1枚だけ入っているのとか、金額にビビりながら買い集めた。
規定で各部屋に設置しなければならない消毒液が手に入らなくて、あわや開院できないかという瀬戸際だったのは、話しを聞いた大先輩医師が「買い置き足りるかも」と夜中なのに医院まで確認しに出掛け、すぐに送って下さった。

開業許可というのは期限付きなので、約束した期日よりも大幅に遅れると色々と面倒な手続きが必要だし、最悪の場合は申請し直しとか助成金の取り消しとかにもなり兼ねなくて、本当に肝を冷やした。

患者数ゼロからのスタートだったので、首の皮一枚で繋がるような綱渡りが続き、生きた心地がせず、胃はキリキリ、心は壊れそう。そんな中で、兎に角最初の3年を持ち堪えるのが目標だった。というのは、ローンの支払いが始まり、税金の後払いが済み、税金の前払いが始まっているのが3年後位の計算だったので。
銀行口座が初めてちらっとプラスになったのが、1年後。すぐにまたマイナスに戻ったけどね。
軌道に載った、もう大丈夫、と言われたのが、2年後
そしてこの度、目標だった3年を迎えました。




恒例、締め日のお疲れ様ごはん。私のは春の特別メニューで、豚ヒレ肉のハーブソース。




メッセで買った椅子も届いて活躍しているよ。座ると折り畳みナイフみたいにバネで背もたれと座面が閉じてきて、腰をしっかり支えてくれるので、しょっちゅう立ったり座ったりしても、自動的に正しく座れる仕組み。
これになってから1日たりとも腰痛が出ていない!と言われて、奮発した甲斐があったというもの。




こんな感じ。長時間座りっ放しの人より、頻繁に立ったり座ったりする人に凄くいいと思う。


目標だった3年目の締め日を迎え、無事に仕事が済んだら疲れがどっと出て、立っていられない位へろへろになってしまった。

飛ぶように過ぎた日々だったけれど、振り返ればもう大昔の事みたいで、これでもかこれでもかと色々な事があって、本当に本当に長かった。

歯を真っ二つに嚙み割ったり、足元を見られて最低賃金位の時給で当直バイトしていた位カツカツだったのが、ほんの5年前のことだったなんて!
少しでもマイナスを増やさないよう開業直前ギリギリまで勤務し、夜勤当直明けの休みにアポのはしごをし、今のうちにと研修もあちこちで受け、当時は完全なるワンオペで家族が寝静まった深夜に家事をし・・・最低体重を記録し、不整脈も酷く開院後、これでやっと家庭も落ち着いたかと思っていたら、また大きな一山があり。今思い起こすだけで、フラッシュバックで涙が滲んでしまう位の苦しさだった。

皆さまの愛に助けられ支えられ、ここまで来られました。
心から、ありがとう。




私はこのドラマも映画も観ていないけれど、銀の龍はメスの事でもあるんだって。一緒に歌っていると歌詞が心に刺さり、こみ上げてくるものがある。