いつもの4人組で集まりました。
家に帰ってから、妹こぐまに「そんなに長い時間、何を話したの?」と訊かれた。
最近のドイツ語の崩れ、外来語の混じり方、文学や詩の翻訳で失われる言葉の美しさ、異文化の翻訳の難しさ、様々な語源。
昔の文学では無視されて描かれない女性の姿、男性偉人の妻たちの隠された偉業、女性の社会的地位・・・
と聞いて、途端に興味を失った妹こぐま。わはは。
あ、でも、高尚な話しばかりしていた訳じゃない。
A「お腹いっぱいー、もう食べられない!」とソファーに寝転び、
「ローマ人の気持ちがわかるわー」
「ま、ローマ人だったらきっと、女は食卓にもつかせてもらえなくて、男限定だけどさ。」
B「それにしても暑いわね。ローマ人なら、横から美女に扇がせるところ」
C「いや、そこは、美男でしょ!筋肉隆々で・・・薄着の!」
「薄着の?!」と皆で大爆笑。
ま、私以外は全員言葉のプロ(ドイツ語の先生と作家)だもんね。
* * * * *
実は今、久しぶりに和訳の「イリアス」(←Amazonリンク)を読んでいて、その表現に色々と思いを巡らしていたところで、実に興味深い話題だった。
女性の美称として「白い腕(かいな)」「銀(しろがね)の足」「眼光輝く」などはわかるけれど、「牛眼(うしめ)」と言われて嬉しいものなのかー。脚注には「ホメロス以後は明らかに単なる女性の美称」だって。あ、そう・・・。
男性は「脛当美々しき」とか、肩幅とか重要らしい。
神々はもう常識として説明なくガンガン登場するので、検索して背景を調べたり。
登場人物の事をきちんと解っていなくても充分面白くて、一旦読み進んだのだけれど、もう一度戻って読み直して理解を深めているところ。
医学生時代に初めて読んだ時も、戦いのシーンの表現の医学的正確さに痺れたのだけれど、今読んでもやっぱり痺れるわー。
もうね、こういうのを読むと、現代文学なんか私は要らんわ!と思う。


返信削除くま先生、楽しい投稿、ありがとうございます。いつも元気をいただいています。
真面目な話を楽しく明るく共有できる友人は本当に羨ましいです。
ホメロスとは流石です。
私も、クセノポン「アナバシス」も戦闘のシーンはとても臨場感があって、20年以上前に読んだ記憶を思い出し出しました。
読書が私の言語の基盤になっているのかもと思いました。(Welt ist Wortという言葉があったような…)
ありがとうございました。
スワレツさん、こんにちは。
削除嬉しいお言葉有難うございます!
クセノポン・・・読んだ事がありません。近年はついネットでだらだら時間を浪費してしまうのですが、私の大好きな本たちも、一生であと何度読めるのだろうと思ったら、くだらんもんを読んでいる場合じゃないなあと。
人生の時間もエネルギーも限られているのだから、くだらないものに触れている余裕はないというのは、くま先生のおっしゃるとおりだと思いました。
削除休日には、PCやスマホをオフにして、本を読みたいものです。現実は、難しいですが…
ありがとうございました。