今年は久しぶりに、りんご仕事もしています。
私は信州に長く居たので、りんごは農家から規格外のを肥料袋一杯とか分けてもらって、ふんだんに食べられたのだけれど、初めてこの庭のりんごを食べた時に「こんなの、食べた事ない!」とびっくりした。特に後味が凄くて、ほんの一切れ食べただけで、何時間も後まで、喉、食道からお腹の中まで、すっきりと清浄になる感じが残って、喉とかお腹が「気持ちいい~!」と主張するの。こんなの、知らない!
ずっと昔に「奇跡のりんご」というのが話題になったけれど、正にそういう感じかな。
それなのに忙しくて、もう何年も、多分家を建て始める頃から、りんご仕事ができなくて、夫の実家に横流ししていたの。りんごが不作の年は、ほっとしたりして。
これをハンドバッグに忍ばせておいて、出先で突然キューッとお腹が空いた時に一切れ二切れ食べるだけで、凄く満足する。
一昼夜かけてゆっくり乾燥させるので、どれだけ作れるかなー。
砂糖は入れず、皮も剥かずに、芯だけ取ってザクザク刻み、そのまま。蓋をして煮れば、水は殆ど不要で、一番最初に焦げつかないようにほんの少しチョロッと入れるだけ。火が通ったらバーミキサーでピューレにする。
横で酢水を沸かし、瓶を煮沸消毒。蓋をして半分蒸す感じにするので、お水は少しでも大丈夫。実際には熱々のものを瓶詰したらそれでもう殺菌されると思うのだけれど、これをすると瓶がピカッときれいになって、意外に酢水に汚れが出るので、やっぱりする事にしている。