私は食べ物を捨てるという事にもの凄く罪悪感があって、殆どした事がない。変質しない限り、賞味期限も全く気にしない。
(油分のない物はかなり永遠にもつ。油は酸化するので、古いのは絶対にダメ。具合悪くなるよ。←経験済み)
けれど、糖尿病になって食べられなくなっても未だ諦められなかった頃に大切にしまい込んだままの物とか、引っ越しの後ずっと台所がなくて放置されていた物とか、流石に変質してしまっていたので、大分整理した。
頂き物なら折角の心遣いを無駄にして、おいしさを追求している製造者の思いも無駄にして、勿体ない、ごめんなさい、ごめんなさい、という、胸が潰れる思いだったけれど、食べて体を壊す訳にはいかないのだから、仕方がない。
最近は流石に諦めを学び、頂いても自分で食べられない物は、思い切りよく横流しして他の人に食べて貰うようにしている。そこに至る前のダメダメだった私の残骸に、さようなら。
私の宝箱はまだまだあるのだけれど、はじめの一歩を決心した事で、何でも食べられたあの頃にはもう戻れないのだと心に刻まれ、これまた少し心が整理されて落ち着いた。