遅れに遅れている税金の後払いが待っていて、蛇の生殺し気分。口座を一時的にマイナスにして凌げる事は銀行に確認を取ったので、開院直後のような綱渡りではないし、
実はこれ、余りにも遅れ過ぎて、その存在をすっかり忘れて余裕をこいていて、夏に税理士さんに言われて青ざめたという。「でもまあ秋まで節約すれば、少しのマイナスで何とかなるかな」と思っていたのだけれど、従業員も増えたし、今月は冬のボーナスもあって、何とかなるどころか口座がいよいよ心許なくなってきた。喩えるなら胸にぽっかり開いた穴を風がヒューヒュー吹き抜けていくような気持ち。でもスタッフは宝だし、物価上昇で皆の生活も苦しくなっているだろうから、そこは気前よくいきたい。
とは言え、ない袖を振るにも限界があるので、何とかしなくちゃいけない。でも医院は今でも予約は一杯で、これ以上詰め込むとクオリティが下がってしまう。診療時間外というのも、鍼灸など急患が入った時に押し込める大事な役割があるので、そこは詰めたくない。
それに、一旦患者数や診療時間を増やしてしまうと、もう減らせない。今苦しいのは「税金の後払い」という一回限りのもので(それ以降の税金はもう前払いにしている)、それが過ぎたら今のペースの働き方で恐らく食べていける筈だから、細く長く続けるためにも、そこは増やしたくないのだ。
夫は「出歩くのをやめよう」と言うのだけれど、こぐま達はずーっとどこにも連れて行って貰えず、お友達があちこち遊びに行った話しを聞かされるばかりという年月が長かったし、今でもよその家庭と較べれば少ない方だと思うので、あと僅かしか残っていない子ども時代は何とか無理してやりたい。とは言え、実際に口座残高がマイナスになったら、流石に遊ぶ気にもなれなさそう。
当番医というのは割り振りされるのだけれど、きついのでやりたくない医者は沢山居て、それを代わりにやってあげると臨時収入になる。自分の医院を開ける訳ではないのでスタッフの労働は増えないし、その時その時で一回ずつ入れられて、先の縛りがないのがいい。幸い最近、他の事が法的に問題になって、今迄のやり方では回せなくなったので、勤務時間が大幅に減らされて8時間になって、そこまで覚悟しなくてもこなせそう。うちで稼げない分、よそに出稼ぎに行く感じかな。
いつもは週末に事務仕事などしなければいけない事も多いのだけれど、今はToDoリストもほぼ片付いている。「皆で遊びに行く分」「あれを買うお金」と思って当番医に行くのなら、ポジティブに頑張れそうだし、家族もわいわい応援してくれそう。
こういう自由な選択肢がある今の私の状況は、本当に恵まれていると思う。
多くの人は働くペースに選択の余地はなく、決められた月給で足りなければ副業するしかなくて、それにも色々な制約があるよね。私も雇われだった頃に他の当直バイトに行っていた時なんて、足元見られて、専門医だというのに最低賃金ギリギリ(今のうちのスタッフの半分以下!)の時給だったもの。
だから、スタッフが生活が苦しくなってちまちま副業するより、恵まれている私が代表で出稼ぎに行ってスタッフに還元する方が、断然効率がいいと思うの。
さーて、じゃあ、皆の笑顔のために、もうひと頑張り。

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