2023/10/10

中世の城への旅


兄こぐま(7年生)が、学校の課題で中世の城(Burg)の生活についてプレゼンテーションを作らなければならない事になった。
因みに日本語の「城」は、ドイツ語では「Schloss」と「Burg」に分けられていて、前者は宮殿のような煌びやかな居城。後者は戦争を意識したもので、交通の要所を監視できるような場所や攻めにくい高所に多く、守りの要となる。

ネット検索したり、図書館に行って本を借りてきたりしたけれど、どうもピンときていないし、嫌々やっている様子。それにきっと、クラスの皆も同じ事をやっているから、全員同じような内容になるよね。
美術館に行けば、中世の絵で生活の様子が判るけれど、それは嫌がりそう。
幸い連休だし、中世の城に行ってツアーの説明でも聞いてみるか。と思ったのだけれど、近場のお城たちは有名だけれど中世よりも新しいものばかり。先日行ったアルザスのお城は、中世の城マニアによる再建だから悪くないのだけれど、ツアーが見当たらない。そもそも中世の城は、もう廃墟になっているか、再建されているかで、当時のオリジナルが残っているというのは本当に稀。

色々調べてやっと見つけたのが、ライン中流・モーゼル地方の古城たちの中の二つ。調べてみたら、片道350km弱、うちの車で4時間近くかー。うーん・・・。そういう長旅は電車でのんびり行きたいのだけれど、Burgというのは当然アクセスが悪いところに建っているので、車が欲しい。
きついけれど、まあ可能ではある。歴史に興味を向けるいい機会だし、頑張るか。向こうで一泊して、二つの城を一日一つずつ見る事にしたらいい。普段ならお城なんて見たがらないこぐま達も、そのために一泊旅行できるとなれば話しは別で、大喜び。

夫に相談したら、「泊まりは大変」「片道350kmなら、お城一つにしたら日帰りできる」「何ならぼくなしで」と、いつもの如く。
いやー、そりゃ、日帰りでもできるけどさ。一泊で計画したら、時間に追われずにのんびりできるんだし、休ませてよ。
「二つのお城、それぞれ特色があって、私には選べないんだよね」とサイトを見せたら、その気になって、OKが出た!

で、大慌てで準備して翌朝出発という弾丸旅行、少し前の連休中に行って来ました。




ライン川のほとりに宿泊。




前夜決めたので、ホテルはもう選択の余地がなくて、朝ごはんはカフェに食べに行く事にしたら、これが大当たりだった!
手作りのフレッシュチーズのディップがどれもおいしくて、ジャムも手作りで、一同大満足。バターがハート型にくり抜いてあるの、判るかしら。そういう感じで、どれも愛がこもっている感じ。並んでいるケーキも、まだ型に入ったままのもあって、どれも凄くおいしそうだった。


お城は二つとも、それぞれ面白かった。ツアーも長過ぎず、子どもでも解るように話してくれて。
兄こぐまの感想の第一声は「お城の中が暗いって、知らなかった」
へえーっ!そんな事も知らんだのか!と、こちらが驚いたけれど、まあそうね、そういう体感的なものは、やっぱり行ってみると違うよね。
「ママ、有難う!」と何度も言って、翌日には手打ちパスタの晩御飯まで作ってくれたので、頑張った甲斐があったのかな。
さあ、あとは自分で頑張って、プレゼン作ってね。

という訳で、また旅行記続きます。





2023/10/08

ベランダ完成祝い・兄こぐまバーガー


あれからまた何週間か過ぎ、遂にベランダの柵がやって来ました!
どんなのが来るのか知らなかったのだけれど、階段の柵みたいな感じかなと思っていたら、その通りで、ごくごく普通の。階段もベランダも柵は低めで、乗り出すと結構怖いけれど、もう小さな子どももいないし。
来夏は枝垂れる花を育てて美しく飾ろう。



前回のハンバーガーで、油煙が凄くて台所が大変な事になったので、今回はベランダで作ってくれた。

建物から飛び出していないベランダは、作るとその分部屋は小さくなるし、ベランダの後ろの部屋は奥まって暗くなる。しかもベランダより部屋の方が使用頻度は断然高い。でも、ベランダでしか出来ない事もある。それで凄く迷って、最初に提示されたプランの半分の、小さなベランダにした。建築家に「こんな(使えない)小さいの、わざわざつけるの?」と渋られたのだけれど、いやいや、家族で使うにはこれで充分よかったよ。




希望通りにトッピングしてくれる。




私が作ったレモネード。




ポータブルコンロの火力が弱くて兄こぐまは不満だったけれど・・・




心配無用!凄くおいしかった♪




向かって左がマスカット(アレキサンドリア)、
右が6年前にアルザスで買ってきて植木鉢で待っていたGewürztraminer。大きくなあれ。

私も頑張って、銀行や書類仕事などのToDoリストを大分片付けた。





2023/10/06

SecessionとJosephinum


時間ができて、思いがけずセセッシオンも再訪。
もう一度見たかったのは、クリムトがベートーヴェンの第九交響曲を表現した、34x2mの壁画。




怪物テュポーエウスの目や、不摂生の娘の飾りなどなど、色々と貼り付けてあるの、今迄きちんと認識していなかった!
最後のコーラスのところも、塗った金が彫ってあったり。




ちょっと急いだ撮り方になってしまった。 

もう少し低い位置だと観やすいのだけれど、汚れが付いたりしたら困るし、仕方ないか。

という感じで、ウィーン満喫しました!ベルヴェデーレ宮に行く時間は流石になかったので、また次の機会には、きっと。


* * * * *

さて、この先はちょっと閲覧注意。

人体模型の写真が出てきます。



そう言えば、私の万能川柳初掲載句は、
「こちらでは人体模型目が青い(2000年8月22日)」だったなあ。


さて、心の準備ができた方だけ、続きをどうぞ。





* * * * *





ウィーン大学の医学史博物館ヨゼフィヌムに展示されているのは、1700年代に作られた、イタリアの蝋細工技術による解剖モデルたち。実際の解剖ではなかなかきれいに見えない部分というのもあるので、リアルよりもリアル、理想的なモデルで素晴らしい。こんな細部まで!と驚く程で、超音波やCT、MRIというものがなかった時代に、ここまで再現できているのが本当に凄い。ケースからして寄木細工だったりして美しいし。




本当は細部が「おおーっ!」という位素晴らしいのだけれど、流石にちょっとぼかしました。蝋細工の技術って、凄い!!




でね、ポーズがイタリアの彫刻っぽい気がするのは私だけ?頭髪がついているモデルは、モーツァルトとかバロックみたいな髪型なの。




手のポーズも芸術的で官能的。


この隣の「Narrenturm」というウィーン大学病理学解剖学博物館では、本物の標本も沢山展示されてあるのだけれど、これはベルリン大学の方が凄かった。
但し、カタログ写真集を見たら、展示されていない標本がもの凄く沢山あって、これらを全部展示したら同じくらいのレベルかも。
重たいし、「持っていても何度見るかな・・・」と思って買わなかったけれど、あの写真集は買ってもよかったかも。医学生にはお薦め。
写真集の中の標本の並べ方もしかり、そもそもわざわざ元精神科病棟に展示するというのも、ちょっと尋常じゃない趣味を感じるけれどね。





2023/10/04

続・ブリューゲルへの旅


美術史博物館には、昨冬のブリューゲルへの旅
行ったばかり。今回の宿はシェーンブルン宮殿の近くだったので、折角だから宮殿を見るべきか?とも考えたのだけれど、よくよく考えてみたら、私は宮殿に感動するタイプじゃない。
それより、好きな絵を一生にあと何度見られるのかな?と考えたら、連続になってもいいから、そちらを見に行こうと思った。
それと、前回は子連れだったのと、病み上がりの妹こぐまが空咳をしていたので、そんなに長居できなくて、心残りがあったのだ




ブリューゲルの中で、この絵が一番好き。




前回、家に帰ってから「あれ、あの絵たち、どんな額装だっけ?」と、凄く気になってしまっていたの。インターネット検索とかしても、絵しか出てこないしね。




実はこんな素晴らしい空間に飾ってある。




天窓からは自然光。




クリムトの壁画(下のアーチの三角のところと、その横の柱の間)、やっぱり素敵~。この階段ホールに丸一日居てもいいわ。
(そのつもりで来たのに、またもカフェが閉まっていて、居座れなかったー。)




こんな幸せな
顔でうろうろしていたらしい。この写真を見て、噴き出してしまったよ。




幸せのお裾分け。





2023/10/03

Café Central@Wien


さて、前回の「重いおやつ」の話し。

折角ウィーンなのだから、観光客らしく、穴場じゃなく有名カフェにも行ってみたい。という訳で、今回はオンラインで予約が取れた、カフェ・セントラルに初めて行ってみた。1876年創業。




昨冬、馬車に乗った時にこの行列を初めて見て、「おおー!」と思ったのだ。




元宮殿だとかで、ゴージャスな空間が広がる。




どうしよう!と目移りしちゃう、おいしそうなケーキたち。




左端の木箱はお土産用のザッハートルテ。


後でケーキを食べたい方がメインなので、食事は軽ーくしようと、「古ウィーンのスープ」なるものを注文してみたら・・・



この飾り切り、頑張ったんだろうな・・・と、大笑い。グーラッシュにしておけばよかったかな。




「カイザーシュマーンには20分かかります」と書いてあったので、食後すぐ注文。コーヒーだけ先に来ちゃった。




他の人が選んだプチフール。悶絶する可愛さ。

さて、それからが長かった。30分以上待って、「まだ?」と訊いたら、「時間かかるものだから!」という感じであしらわれる。もう優に20分以上待っているんだけどなー・・・と思ったけれど、飲み込む。更に待って、もう一度「まだ?」と訊いたら、ウェイターが「あれ?」という感じで慌て出した。どうやら、忘れられていたみたい。
1時間くらい待ったし、次の予定もあって、もうキャンセルしようかと思ったのだけれど、そこからは速攻で出てきた。きっと、次に焼けた分をかっさらってきたんだな。



こ、これがカイザーシュマーン?!私の知ってるのと違うー。
これはこれで凄くおいしかったけれど、家で作る参考にしようと思ったのに、全く参考にならない別物だった。ぐりとぐらのカステラみたい(って食べたことないけど)。
赤いベリーのソースは酸味が効いていて、凄く好みだった♪

これね、めっちゃ大盛り。写真だと判らないかも知れないけれど、背景のフォークやカップと較べてね。感覚としては、直径15-17cmのスポンジケーキ(ホール)を崩した感じの一人前。流石に食べ切れず、残った分を包んで貰って、家族へのお土産にした。

家族は狂喜乱舞だったけれど、食べてみたら「おいしいけど、これはカイザーシュマーンじゃない。ケーキだよ。ママのカイザーシュマーンがいい。また作って。」だって。へーへー。




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